ゲーマーの子育て術(2歳編)

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ゲーム好き(オタク)の子育て術

『2歳編』

0~1歳の子育てを乗り越えた先に待ち受けるステージは、さらに困難だった。

1歳との違い

2歳になると、子どもの成長が目まぐるしく、ただただ驚かされるばかりです。

コミュニケーション

言葉の出る機会が大幅に増え、2語文「パパ/ママ、いた」などを話せるようになります。また、イヤイヤ期が到来し、嫌なこと・ものには「いや!」と自己主張するようになります。

世のお父さんは「パパ、いや!」と言われ始めます。イヤイヤ期の前は、仕事から帰ると「パパ!」と言って駆け寄ってくる純真な姿に

「俺はこの瞬間のために30年間生きてきたのか…」と思わず悟ってしまいました。

しかし!、イヤイヤ期が来ると「パパ、いや!あっちいって!」と上手に自己表現できるようになり、今まで懐いていたギャップが相まって「あんなに可愛がっていたのになぜなんだ 」と心のなかでむせび泣く日々が待っています。

ただし、これは構って欲しい、他のことで機嫌が悪いなど、本気で言っているわけではないので、あまり気を落とさずにむしろ「そんなにパパに構って欲しいのか」と撫で回して、頬ずりの刑に処してやりましょう。

行動範囲の広がり

歩くだけでなく、走る・登る、さらに知恵がつくと椅子や足台を運んできて高いところにあるものをとることや、扉や引き出しの開け締めができるようになります。

床置きの”とおせんぼ”は、ずらして通ってくるのでゲート型のものが安心です。よちよち歩きの頃は、高いところにある物は安全だったのですが、もはや安全地帯はないと思った方が良いでしょう。

電化製品に注意

家の照明や、電化製品のボタン・スイッチに興味津々です。光ったり、音が鳴ったり、動いたりするものは格好の餌食になります(大抵はそうですよね )。

今の時代は、家庭に電化製品は溢れています。
ゲーマーであれば、ゲーム機を子どもの手の届くところに置いておくなど自滅行為です。

壊されたくなかったら、子どもの前でゲームをしない、やり終えたら片付けておくべし。

チャイルドロック機能を備えている電化製品はロックしておきましょう。

破壊された電化製品一覧

ここで、実際に我が家で破壊された電化製品をご紹介します。

  • Fire TV Stick(amazon)…コンセントを引っ張り回したせいで断線し、そのまま使っていると本体までやられました。ついでに、いつの間にか「アベンジャーズ」2500円を子どもに購入されていて、キャンセル不可だった事件が発生。その後購入操作にパスワードロックをかけました。
  • 除湿機…壊れてはいませんが、羽をもがれました。近頃は床置きの除湿機や空気清浄機を置いている家庭が多いと思いますが、狙われやすさ抜群であり、チャイルドロック必須です。
  • HDMIケーブル…ゲームを片付けるときに、ケーブルをテレビに残して本体を片付けていましたが、子どもが引っ張るので断線しました。
  • イヤホン×3(うちワイヤレスイヤホン1個)…子どもがいると音を出さないようにイヤホンを使います。しかし、仕様頻度の多さについついリビングに置きっぱなしにしてしまいがちで、案の定、断線、カバー損壊、果てはワイヤレスイヤホンのコードとスピーカー部分を眼前で引きちぎる姿はまさにわんぱく怪獣でした。
  • ノートパソコンの電源ケーブル&コンセントこれは、最も後悔している事件です。アース付きの電源ケーブルをリビングに置きっぱなしにしておいた日、仕事中に奥さんからまっ黒焦げになったコンセントの写真が送られてきて、ゾッとしました。なにより幸いなことに子どもにケガはなかったのですが、どうやら子どもがコンセントに刺さっていた電源プラグを抜いて、アースをコンセントに突っ込んで遊んでいたらしいのです。最悪、子ども感電してもおかしくない事故でした。その後、ノートパソコン本体は無事で、電源のみの故障だったため、電源ケーブルを買い替え、コンセントは電力会社に修理してもらいました。

この事件で、感電対策の必要性が身に沁みました。

  • コンセントには安全キャップを付けておく。(可愛いデザインのものだと余計に触るので逆効果です。目立たないものがおすすめ)
  • プラグが刺さっていても抜かれる可能性を想定しておく。
  • コンセントに入るような細い金属を置いておかない。
  • 充電器のコードなどはコンセントに挿しっぱなしにせず片付けておく。USB接続部やコネクタ部分がむき出しの状態もよろしくないでしょう。

平日・休日のスケジュール

グラフの作成にはYou Look Too Cool様の作成された「24時間サークルメーカー」を使用しました。https://stabucky.com/wp/archives/8537

 

「子ども」の時間は、子どものための時間以外に、家事や食事などを含めた時間です。

平日・休日ともに22時まで子どもの時間になっていますが、子どもの寝る時間が大体22時くらいになります。

ゲームはできて1日2時間程度、もちろんその日の子供の起きる時間や寝る時間、自分の疲労具合によってできない日も少なくありません。

子どもはもっと早く寝るイメージがありましたが、おそらく”大人が遅くまで起きている”、”家の中が明るい”などの理由でなかなか寝てくれないということを実感しました。

なので、子どもは眠そうじゃないけど、ベッドに連れて行って寝かしつけることが必要になります。

また、夜泣きは個人差があるとのことですが、我が子の場合は2歳半ばまで続いたので、夜中に起こされる状況からおさらばするのはしばらく時間がかかるかも知れません。

自由な時間が全然ないじゃん!

そうなのです。
以前は、2歳になればぐずることも減って、ひとりで遊んでくれるんじゃないかと淡い期待を抱いていたものですが、今の僕に言わせればハニートーストのように甘い考えです。

2歳になって自我が出てきた分、「あれが欲しい、これがしたい、お外いきたい、パパ遊ぼう」と忙しく、思うようにならないと1歳の頃よりパワーアップした声量と力を使ってママとパパを屈服させます。

0~1歳の頃は、子どもの安全を確認していれば、合間に携帯ゲームや読書をすることも可能でしたが、2歳になると「遊ぼ!」とじゃれついてくるので、ゲームをするのはいよいよ厳しくなります。

では、どうやってゲームライフを送れば良いのか。
僕なりの方法をご紹介したいと思います。

ゲーム好きのおすすめ生活スタイル

1-1.ゲームは朝と夜にやり、昼は諦める

朝は子どもが起きるまで、夜は子どもが寝てからの時間に集中してやりたいことをやり、昼はすっかり諦めておく。

前に述べた通り、子どもが起きている時間は手が空かないので、趣味の時間は無いものだと割り切った方がストレスなく過ごせます。

例えば、日中にゲームをやっているとして、子どもが寄ってきたため中断し、「あぁ!早く続きがやりたい!」とイライラしながら子どもと遊び、子どもが遊びに集中している隙を見て「気づかれませんように!」とハラハラしながらゲームを再開する。「やっと解放された」と再開したのも束の間、また子どもが遊んでと寄ってきて「邪魔だな!」と腹を立てる。こんなことを繰り返していると、子どもはもちろん自分の精神衛生的にもよろしくありません。

「子どもが起きているうちは子どものために時間を使おう!」と決めておけば、心にゆとりができ、子どもとの遊びも楽しむことができます。

「じゃあ、一切自分の時間が持てないの?」と言われれば、そうでもありません。

僕のオススメは、趣味のうち集中力が要らないことだけをやる、ということです。

例えば僕の場合は、気晴らしに実用書を読む、趣味の雑誌を読む、好きな音楽を聴く(ワイヤレスイヤホンがあれば)など。これなら中断しても、大して気になりません。

それに対し、小説を読む、仕事をするなどは、集中が切れると気持ちが萎えてしまいます。

漫画は難しいところで、気軽に読むなら良いけど、集中して読みたい場合は楽しめないでしょう。

なお雑誌、書籍、漫画等は紙だと破られる恐れがあるので、スマホやタブレットで読むことをおすすめします。

昼間はなるべく心を穏やかに過ごし、夜や朝の自由な時間に向けて情熱をみなぎらせておいて下さい。

1-2.昼寝はボーナスタイム

子どもは遊び疲れると昼や夕方に寝ることもしばしばあります。

そのときにやりたいことをやりましょう。ただし、いつも昼寝するわけではないことと、夕方に寝てしまうとその分夜寝なくなるのでむしろ大変かも知れません。

もし寝たらラッキー程度に思っておきましょう。

1-3.平日の朝は忙しい

早起きの方は、朝に趣味の時間を充てたいと思われるかも知れません。しかし、平日の朝活をあまりおすすめしない理由として、次のものがあります。

  • 子どもの夜泣きで起こされた場合、早起きは難しく、やりたかったことができないとストレスになる。
  • 子どもを保育園などに預けている場合、朝は支度が忙しい。
  • 経験的に早起きして長時間ゲームをすると仕事がしんどい(僕は体力がないので、僕だけかも知れません)

かと言って夜にゲームをすると、脳が興奮して睡眠の質が下がります。

また、夜に子供とともにベッドに入り
『俺、子供の寝かしつけが終わったらゲームをするんだ…( ˘ω˘)』という寝坊フラグは定番なので、どちらが良いかは一概に言えません。

自分が長期間維持できる生活スタイルを見つけることが肝心だと思います。

2.スケジュールを立てる

0~1歳編で書いた、夫婦でスケジュールを立てておく作戦がテクニックとしては、最も重要です。

  1. ゲームをしたい日はあらかじめパートナーに宣言しておく。
  2. 一日の予定を把握しておく。

我が家の場合、休日の朝は夫婦で家事・用事の予定を確認しています。

  • 午前中に掃除と洗濯をして、午後は14時頃買い物に行くね。
  • 今日は晴れているから午前中は子供とお出かけしよう。
  • 今夜21時からゲームしたいんだけど子どもを任せて良いかな?
人がイライラするのは、予定が狂ったときだと思います。例えばパートナーに「買い物に行くから子どもをお願い」と言われて、自分は「今からゲームをする予定だったのに!」と怒っても仕方ありません。それはパートナーが悪いのではなく、自分が勝手に予定を立てていただけです。

今日何時頃何をすべきか把握しておくことで、想定外のことにイライラせずに済み、午前中は掃除と洗濯さえすれば、あとはゆっくりできるななどペース配分を考えながら行動することができます。

また、パートナーに許可を貰っておくことで、「ゲームしていて大丈夫だろうか」などと心配することなく、心置きなくゲームを堪能することができます。

スケジュール管理の方法はいろいろあると思います。

我が家は、普段の家事などの小さな予定は口で報告して、不定期の予定はカレンダーや「Microsoft To Do」という情報共有アプリに書いています。

夫婦ともに細かく管理するのが好きなら、情報共有アプリやGoogleカレンダーを使用すれば良いですし、反対にガチガチに管理されると嫌だという方は口で報告するなど、夫婦に合った形で行うと良いのではないでしょうか。

3.家事はリフレッシュタイム

子育ておける厄介事の中心にあるのが家事ですよね。子どもの様子を見ながら、炊事、洗濯、掃除などなどをするというのは、普通にやるのに比べて数倍大変です。

奥さん、いつも美味しいご飯を作ってくれてありがとう!

ここで発想を転換して、家事をしている間は子どもに構えなくても仕方ないと割り切って好きなことしながら家事をすることを提案します。

僕の場合は、洗濯や皿洗いのときは、オーディオブックを聞いたり、タブレットやノートパソコンで動画を観たりして楽しんでいます。
掃除中は、掃除機の音がうるさいので、オーディオブックは諦め、好きな音楽を聴くことにしています。

自由な時間はゲームがしたいから、それ以外の楽しみを家事の最中にやってしまおうという作戦です。洗濯や皿洗いは意外と時間がかかるため、動画を観るのにちょうど良い時間になります。

サブカルチャーの情報収集は欠かせませんよね!?

そのため、我が家の洗濯は僕が担当させてもらっています。

となると、ワイヤレスイヤホンが必要になりますが、安いものなら2000円代で買うことができるので検討してみても良いかも知れません。

もし購入される場合は、バッテリーが長時間持つタイプをオススメします。そして、破壊されないように気をつけましょう。

下記の商品はあくまで参考です。

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さいごに

ここまで子育ての苦労話を書き連ねてきたため、僕は子どもが嫌いなのかと心配されたのではないでしょうか。

確かに子どものイヤイヤ期や無垢な好奇心旺盛さは、なかなかの試練ですが、子どもが上手に話せるようになった、テレビを見ながら踊ったり、歌ったりできるようになったなど成長を見る度に幸せを覚えます。

最近はもっぱら子どもを膝の上に乗せて、抱えているときが至福のひとときです。


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