【ゼノサーガ3】part29~アベル争奪戦~[8章]

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[前回のあらすじ]
ふたりのシオンの感情の高ぶりにより、アベルの方舟が出現し、事はヴィルヘルムたちの目論見み通りに運ぶ。ケビンにかどわかされる寸前のシオンに、KOS-MOSは安全の為の処置を施し(処置が安全とは言っていない)、逃走&救援を呼ぶファインプレー。ミルチアを無事脱出した。

DISK2に突入しました!
まずは、ゆっくりまったり…とはいかず、初っ端から2ページ構成&ムービー入りです。

エルザ一行は

~8章開始~

「ミルチアの消滅から脱出したはいいけど、シオンたちはどうなったの!?」と心配になりますが、とりあえず、エルザに救出されたみんなは無事のようでした。

そこへ、突如 ―

アベルの方舟が出現します。

気になるのは、方舟の土星の輪みたいになっている部分が、地球のように見えます。

 

「今どういう状況なの?まだシオンの心の世界の中にいるの?」と状況が分からず戸惑う僕と同様に、

もちろんJr.達も状況が分かリません!

そこで、ハマーとモモが状況を調べた所

現在地は、超球面体と接触した座標(ポイント)
時間は、現在
であることが分かります。

つまり、今は元の世界に戻っていて、それまでこの場所で、シオンの精神世界の中に閉じ込められていたことになります。

状況を整理するケイオスたちは、自分たちがいたのはやはり過去ではないことと、テスタメントの目的がアベルの方舟の召喚だったことを理解します。

 

出現まもなく、アベルの方舟が転移(ワープ)し、衝撃波が走る!

近くにあった惑星が波動に飲まれ消滅していく様を目の当たりに。
アレン『そ そんな ― 惑星が ―』

 

このとき、Jr.たちを探すために同じ宙域にいたデュランダルでも現象を観測、

“共時性連鎖現象”という言葉が出ました。

もう、漢字が7個も並んでいる時点でこわい・・・

これは、人とグノーシスが接触したときに人が消滅する現象のことを指し(ていた気がしますが、あんまり登場しない用語なので、違っていたらすいません)、同様の現象で波動によって惑星が消えてるということですね。

 

百式観測器ちゃんたちは、

波動の拡大により、72時間以内に連邦の約半数が消滅する
原因は、1年前に旧ミルチアに出現した巨大グノーシス(アベルの方舟)である
ことを報告します。

※1年前に出現うんぬんは前作のエピソードです。

アベルの方舟ってグノーシスなの!?と思われるかもしれませんが、グノーシスがすべてモンスターなのではなく、建造物っぽい聖堂型のグノーシスもあるので、特に存在の形態を限定しません。

それより、連邦の半数(たぶん、連邦の領有している宙域の半分)が消滅って、規模がデカすぎ!

もう終盤の展開じゃない!?

 

さて、アベルの方舟がどこに消えたのか気になりますが、

ユリはY資料に、“アベルの方舟は永遠の連環ツァラトゥストラを求める”という記述があると言い、一同は行き先が惑星ミクタムであると予測します。

ククク、おじさん

時を同じくして、カリスマおじさん…ではなく、ディミトリとセラーズが現象を捉えています。

ここで、ディミトリが一句。

アベル目覚めし時、その揺りかごたる方舟現る ―
は、永遠の連環ツァラトゥストラを求むるモノなり ―

ユリが言っていた、Y資料の一節でしょうね。

アベルの方舟が出たときからアレッ?と思ってきましたが、どうも気にかかるのが、少年アベルと名前が同じってことですよね。

 

セラーズは『何者だ?あの子供は。』と聞くと、ディミトリは驚きの事実を口にします。

ディミトリがU.M.N.の航海士をしていた頃(数百年前)に、アベルは隔離施設にいて数度会ったことがある旧知の仲。
アベルは神に対抗する唯一の兵器”オメガ”の操作デバイスである。

そして、セラーズは、Y資料の中に“オメガの制御にアベルが不可欠な存在である”と書かれていることを指摘します。

ヨアキムが復元した数千年前の資料に書かれているということは、アベルが数千年前から存在していることを意味するため、セラーズは頭では理解できても事実を飲み込みかねるという風に呟きます。

セラーズ『常識で理解できる範疇を超えとるよ。』

ここで、ディミトリの目的が、ちらりと見えてきました。

神と戦う

そのために、神に対抗する兵器“オメガ”の動力源である“ゾハル”を手に入れ、神の世界へ昇るための遺物“ツァラトゥストラ”を手に入れる。

ツァラトゥストラって何なんでしょうか?僕はウ・ドゥの一種かと思っていましたが、そうではなくアベルの方舟のような神の遺物のようです。

ということは、グノーシス?

そして、本作には神の世界というものがやはり存在するようです。

なぜ、神と戦おうとしているのかは、このあと分かります!

こいつらも

『どういう事なの?マーグリス。』

総帥とはハインライン卿でしょうから、マーグリスは独断で行動しているようです。

あれだけ、忠実だったマーグリスがついに造反!?

 

マーグリスは、ペレグリーに自身の意図を読ませようと映像を見せます。

ペレグリーは、それが何なのか解らない様子でしたが、マーグリスがアベルの方舟であることを告げると、

ペレグリー『太古の昔、救世主が磔刑たっけいに処せられたときに現れたという、アベルの方舟。』

救世主と磔刑とくれば、新約聖書のイエスの処刑が連想されますが、本作において救世主って誰よ!?

別の世界にいるとか言う神のことなんでしょうか?

新約聖書を読み返してみましたが、イエスの処刑の際に、何か現れたという伝承はないので、本作オリジナルの表現だと思います。

 

マーグリスは、アベルの方舟とザルヴァートル(ディミトリの艦隊)がともに惑星ミクタムに向かっていることが偶然ではなく、“ある存在”がピーンときたと言っています。

ええと…またまた別称が出ましたね。

ツァラトゥストラ - 聖女のはら*
ロスト・エルサレムへの回帰には欠かせないとされるもの

*胎…子宮

で、思い出すのがレンヌ・ル・シャトーでバージルが棺の前で言っていた、『あんなものが子宮になるなるってのはぞっとしない。』

“あんなもの”というのが、ツァラトゥストラだったということみたいです。

ツァラトゥストラって一体何なんだ??

 

そして、ミクタムの伝承の話に。

ミクタム、旧名アブラクサスは、代々聖女を信奉していた者達が漂着した星である。

ミクタムはただの移民船団のルーツであるだけでなく、かつてゾハルとの繋がりが深かった人々が神の遺物を守っていた、とかそういったことなんでしょう。

 

マーグリス『このまま奴らにあの地を踏ませるわけにはいかん』

ペレグリー『たとえ総帥の命に、背くことになったとしても?』

マーグリス『―』

マーグリスは以前、ディミトリにオメガが奪われたことに我慢ならない様子でしたが、ましてや移民船団の悲願であるロスト・エルサレムへの帰還の鍵を奪われるなど、移民船団としての誇りが許さないんでしょう。

屠所の羊

ところで、気絶していたシオンが心配だと思いますが、

今回もウ・ドゥ攻めに遭っています

ウ・ドゥはシオンの不安な感情を読み取っているようで、

『世界から拒絶されるのが怖いのか?』
『他人から拒絶されるのが怖いのか?』
『やがてくる死が怖いのか?』

シオンは、孤独がもっとも怖いと感じているようです。

 

― 意識を取り戻したシオンは、エルザのベッドの上で座っています。

そこへ、様子を見にやってきた兄の姿に気づくと、「なぜ、ケビンのところへ行かせてくれなかったのか」とジンに激しく怒りをぶつけます。

シオン『あのままケビン先輩の下に行けば、楽になれたかもしれないのに。』

ジンは、妹の訴えに言葉を失い ―

行き場所のない気持ちをどうすることもできないシオンは、ジンに『出ていって!』と言います。

…うーん。パート28では、ただケビン恋しさに彼の下へ行こうとしていたのかと思っていましたが、本当は、自分がグノーシスを召喚し、ミルチアを消滅させた原因であると知ってしまった衝撃、そして、母のようにウ・ドゥによって死ぬ運命にあることを告げられたショックに耐えられなくなったんですね。だから、実際はケビンの言っていることがおかしいことに気が付きながらも、楽になりたい一心で彼の下へ駆けたんでしょう。

 

部屋を出ようとするジンに対して、傍でふたりを見ていたKOS-MOSが止めます。

KOS-MOSはいつものロボット調子で、客観的な解釈を言いますが ―

ジンは、兄として何もしてやることができない無力さを恥じ、誰かの助けが必要であることを伝え、KOS-MOSにシオンを託します。

シオンはKOS-MOSに対し、抱いていた疑問を投げかけます。

KOS-MOSの言葉に安心しそうになりますが、

KOS-MOS『しかし、システムの設計者であるケビン・ウィニコットの言葉である以上、無視できる情報とも言い切れません。』

僕としては、KOS-MOSのパワーの源がゾハルだと言うことが凄く気になるんですが、この言い方だとKOS-MOS自体も把握できないシステムの上位の領域の話みたいですね。

 

そして、ゼノサーガプレイヤー驚きの話が展開される!

これ、

シリーズを通して、KOS-MOSはシオンを最優先で守ろうとしていますが、「だって、そういう風にプログラムされてるんでしょ」と思っていました。

だが、ここに来て、シオンはなぜか知らないという事実が明かされる!

しかも、
シオン『ケビン先輩がプログラムしたの?』⇨ KOS-MOS『分かりません』

え、ケビンでもないの!?

『制御プラグラムから独立したコアモジュールからの直接割り込みと判断できます。』(???)

「コアモジュールって何?」という感じですが、要はシステムの核となる部品のことみたいです。

心!?

ということは、今までシオンを必死に守ってきた理由は、

あ?
あ…
あ!

「「愛と勇気じゃな!?」」

ここに来て、ハカセ&スコットクンの「愛と勇気」説が有力候補に急浮上

じゃあ、黒のテスタメント襲撃時に目覚めたのって本当に愛と勇気の力だったの?

それはさておき、シオンは兄にも言えなかった胸中をKOS-MOSに吐露します。

みんなが自分を心配してくれているのは分かる ―
『でも、本心では私を厄介者だと思っていないの?』
『この宇宙を崩壊に導いた元凶、その私が死ねば、グノーシスが消えるかも知れないわ。』
『みんなに見捨てられたら ― 私 ―』

シオンの孤独への恐怖。スオウの発言が思い起こされます。

『人は他者を拒絶する。自己の存在を否定された人は孤独に支配される。』
『孤独 ― それは消滅より怖いことではないだろうか。』

この発言はもしかすると、スオウの妻アオイも今のシオンと同様に、特異な能力を持つ者としての孤独をスオウに訴えていたのかも知れませんね。

そして、鈴の音が ―

突如、現れるネピリム

いつもなら、大人しく話を聞くシオンですが、今日は違います!

よく言ったシオン!!

まさかの、ゼノサーガプレイヤーがいつも思っていることを代弁してしまいます。

本当にシオンもプレイヤーも、ネピリムの神出鬼没な演出と思わせぶりな発言に
ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと、惑わされてきましたからね。

って、やっぱりシオンもそう思ってたのか(笑)

 

シオンの文句は止まりません。

『あなたはいつだってそうよ。』
『目の前に現れて言いたい事だけ言って、結局何もしてくれない只の傍観者じゃない!』

 

しかし、ネピリムのスルースキルは高かった ―

シオンのクレームは虚数領域には届かないらしく、ネピリムは淡々と自分の言いたいことだけ言うスタンスを変えません。

そして、ネピリムはケビンに会いたいのなら、アベルを解放してあげて欲しい。

そうすれば、彼は現れる。と言います。

言いたいこと言いましたねーーー。絶対、ネピリム自身がアベルを助けたいからそんな事言ってるような気が。

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