ディミトリ・ユーリエフが秘密裏に兵器を開発し、KOS-MOSと戦わせようと画策している。そんな中、アレン君はシオン到着に向けてかなり奮発したホテルを予約し、前日から入念にそわそわしていた。アレン君の運命は!?
フィフス・エルサレム
フィフス・エルサレムは連邦の中心星であり、立法・司法・行政の中枢機関がある大都市です。
宇宙港から出ると、キャラとマップの縮尺が変な感じ。昔のゲームはフィールド上の城や町のようなシンボルとキャラのサイズが一緒だったので、レトロ感がありますね。
第一商業区
アレン君の予約したメビウスホテルを探します。
都会にきて浮かれるアクティブ女子のシオンさんは、コンビニで武器を買ったり、カフェのゴミ箱を破壊しながら散策します。
器物破損…、いえ彼女は退社したので、社会的信用の喪失を恐れる心配などないのです!
本作の魅力
モブキャラがなかなか良いですね。
多くのキャラクターの会話に参加可能なので、
- モブが一言喋って終わりではなく、会話が続く
- 続く会話は、プレイキャラが尋ねた(□ボタン)内容だと分かるので、文脈が分かる
また、キャラクターひとりひとりに名前が設定されていること、顔や服装が異なることから
- 村人その1のような、ゲームのパーツ感が少なく、個性が感じられる
など、人々や会話の自然なあり方を実現しようとしたのでしょう!
ファッションを自慢する個性的なおじいさんもいます。
彼のファッションがオシャレかどうかはともかく、ファッションの画一化については本作が発売されたのが2006年で皆ネットをしていた時代なので、別に未来予言ではなく、当時からよく言われていたことでしょうね。
シオン最大出力
MÖBIUS HOTEL(メビウスホテル)が見えますが、手前にある荷物が道を塞いでいます。
近くにいる作業員ふたり組がぶつくさ言っているので聞いてみると、仲間のひとり“スワガー”がドジをやった結果があの始末だそうです。
順番に荷物を破壊していくと、おもむろに武器を取り出し
シオン「「最大出力!!」」
…へ?
何が起こったのか?
荷物どころかキャリアーまで粉微塵である。
何事も無かったように歩みよるシオンに対しスワガーは
何が起きているのだろうか?
「ちょうど荷物をばらまいて困っていたんだ、ありがとう。」
うんうんキレイに片付いたよね。親切なシオンと、感謝するスワガー。いい話だった…
いやいや!!街なかで銃火器をぶっ放してますが!?(最大出力で)
あんたはあんたで仕事道具をぶっ壊されてますが!?
僕はてっきり事故が起こったのかと思いましたが、現実の価値観に囚われちゃいけませんね。
そして、皆様ご安心下さい。こちらが正しいリアクションです。
セグメント・ファイル
何はともあれ、スワガーから感謝されたシオンは、お礼にセグメント・ファイルを貰いました。
彼は蒐集家で、セグメントに関する情報を教えてくれます。
【パート2】S-Division内で見つけたものの、謎だったセグメントは、これから回収できるようになるようですね。
S-Divisionのセグメントは”No.8″となっているので、いずれ再びS-Divisionに潜入するということでしょうか。
ミユキの再登場に期待!
G・S・G(星団連邦) SHOW ROOM
第一商業区には連邦政府が市民向けに、戦略制圧艦メルカバに関する情報を開示している展示施設があります。
メルカバ
展示施設には、なんと15箇所もの展示・解説を見ることができます。
兵器の開発背景や技術設定の重厚さは、作家「ジェイムズ・P・ホーガン」の名作SFさながらに、ハードSFには欠かせません!
こういったゲーム内博物館のような要素を用意している本作はさすが気合が入っています
この魅力を皆様にお伝えしたいところですが、あまりの情報過多に脳内情報ダムが決壊し、記憶の彼方へみんな流れていってしまったので、
重要なポイントを3つに絞ってお伝えさせていただきます。
- ヨアキム・ミズラヒ博士が製作し、モモの開発プラントとして使用していた「天の車」を基にメルカバは開発された。
- メルカバの開発目的はグノーシスの殲滅である。
- 恒星間戦闘は特殊兵装<オメガ>と戦略制圧艦<メルカバ>をもって成立する。
現段階ではオメガについて触れられていませんが、前作ではプロトオメガと呼ばれる強力な人型兵器が登場したことから、今作ではオメガが強敵として現れるのではないでしょうか。
もしかすると、セラーズの開発していた兵器がオメガなのではと睨んでいます。
GeMiX!?
フィフス・エルサレムでは“GeMix!?”なるものが流行っているようで、気になっていたのですが、
まさか公共の展示施設内にあろうとは!
ゲーム・イン・ゲームたまりませんよねー。
「ゼノサーガⅠ・Ⅱ」でもミニゲームがあり、ご褒美に強力なアイテムが手に入ったので、気になるところ。
でも、ついついハマってしまい辞められなくなることが目に見えているので、今回はやめておきましょう…
もう少し進んでから、やり込みます!
メビウスホテル
散策を終えたところで、メビウスホテルへ向かいます。
アレン君
アレン君はホテルのフロントでシオンの到着を仁王立ちして待っていました。
主任という呼び方をやめて欲しいというシオン。
こいつは、急接近のチャンス!アレン君、いけるか!?
「シ、シ、シー!」
アレンの馬鹿野郎!
焦りすぎでしょ(笑)
ス、ス、ス、好きじゃないんだから。
諦めたアレン君の一言に、受付のお姉さんもがっかりし、二人で顔を見合わせていました。
微笑ましいといった調子で「まぁ、いいわ。」とつぶやくシオン。
アレン君はシオンに部屋は準備してあるので、荷物の整理が終わったら降りてきて下さいと促します。
どうやら、アレン君は部屋でアプローチをかけるつもりは無かったようですね。
今までのくだりを見てたら、とてもそんなキャラじゃないですしね。
報われない優しさを発揮する紳士アレン君を神は見捨てていなかった。
微塵も警戒心のないシオンは、部屋で話そうと誘います。
そして、アレン君このリアクション。
スタスタとエレベーターに向かうシオンをアレン君は追いかけます。
完全に想いがすれ違うふたりに先行きが思いやられますね。
そして操作可能になった隙に、ホテル内のオブジェクトを一通り破壊し尽くしたシオンはエレベーターに乗って部屋に向かいます。
納得できていないと言うのは、KOS-MOSの開発計画中止についてですね。
一局というのは、アレン君のいる部署で、科学者の中でも特に優れた人たちが集まっています。
二局はミユキがいる部署です(あ、察し)いや、ミユキはああ見えて科学者としては優秀です。
正確に言うと、
- 一局はKOS-MOSの開発や、各種ソフトウェア開発を専門とした部門
- 二局は船艦やA.G.W.S(エイグス)の開発を専門とした部門
開発の下準備が無駄になったことにそれぞれの部署で不満が出ているようですね。
すると、突如通信端末が鳴ります。
噂をすれば、出ました。
「なーんだ。」と言うミユキに
シオンは「半年ぶりに尋ねてきた人に言うセリフ?」とたしなめます。
思ったことをそのまま声にしてしまうタイプのミユキ、やらかす!
シオンさぞや肝を冷やしたに違いない…
シオンが思わず一喝して止めましたが、不法行為しているのがバレるとまずいですよね。しかも、標的はヴェクターですから。もちろんアレン君は知りません。
ミユキははぐらかそうとアレン君をいじり始めます。
しっぽりのまったりとか…
おっさんか!?
しかもこれボイスがやばい。
「しっっぽりのまァ”ったりですかぁ?(妖艶)」なのです。ごちそうさまです。
ご覧ください、悪い顔してますねー。
悪の化身ミユキ降臨
「ふ、ふ、ふ、不埒ちゃうわ!!」
アレン君後輩の女の子に完全にもて遊ばれています。(ミユキの年齢は不明ですが、4歳ぐらい年下?)
アレン君佇まいのせいか老けて見えるけど、実はまだ24歳です。
シオンの「―ばか」が呟くように、柔らかい言い方だったので、単純にふたりのやり取りに日常の幸せを感じ微笑ましいのか、ちょっと当て推量をしてみると意外とアレン君の好意に気づいていて、満更でもないのかも、「分かってるけど、今は恋をする気はないのよ」というところでしょうか。とか色々考えてしまいますね。
見かねたシオンが助け舟を出し、
話はミユキが連絡してきた用件に。
どうやらKOS-MOSの公開演習の件で連絡してきたらしい。
ところが、アレン君はシオンの到着に向けて前日から入念にそわついていたため、知らされておらず、唖然となります。
残念ながらシオンとのデートは諦めることに。
そして、公開演習を見たいと言うシオン。
これは、物語が動き出す予感。
ケイオス
~アレン君が去ったあとひと休みしたシオン。夜を迎えてからまたもや着信が~
ケイオスとJr.たちはデュランダルに乗って、フィフス・エルサレムにやってきたとのこと。
シオンはエルザのみんなの状況を尋ねますが、ケイオスは言葉に詰まります。
そして、ケイオスは「これから、会えないか?」とシオンを誘います。
カフェ・ストラダ
~ケイオスと街中にあるカフェ・ストラダで待ち合わせ~
シオンは誰もいなくなった夜の公園で、こっそり水門を破壊し、アイテムを手に入れたあと約束のカフェ・ストラダへ向かいます。
店内では連邦とオルムスが交戦状態であることを伝えるニュースが流れている中、シオンはケイオスから事の経緯を聞きます。
「イマジナリーポケット」?
シオンは思いもよらない事実に、「みんなは無事なの!?」と慌てて聞きますが、ケイオスは「中の様子は分からない」と言います。
シオンはケイオスが協力を求めて来たということを察し、「私では力になれないと思う」と力無げに告げます。
関係ないけど、ケイオスサンドイッチ食べてるね。
会話に沈黙が訪れ、再びニュースの音が大きくなります。
そして、シオンは接触小委員でグノーシス・テロを追っている兄のことを尋ねていました。
やっぱり兄妹ですから、心配なんですね。
様子がおかしいシオン。
めまいとともに、突如気を失います。
ウ・ドゥ
ウ・ドゥの波動の中でシオンの名前を呼ぶ男の声が。
問い返すシオンだったが、返答はなかった。
なぜシオンを呼ぶのか。どのような存在なのか。ガイナンの侵食に続き、またしてもウ・ドゥが現れました。
メビウスホテル
シオンが目を覚ますとホテルの自室におり、アレン君からの連絡がきます。
ホテルへはケイオスが運んだんでしょう。見た目によらず力持ち
演習が始まるというので、慌てて出発するシオン。
次回、公開演習に役者が勢揃いしそうですね!
次回【パート9】
前回【パート7】