浮遊大陸レンヌ・ル・シャトーの調査に出たJr.らはそれを阻むオルムス軍と激突。マーグリスとの戦闘により超常現象発生中のレンヌ・ル・シャトーへエルザが墜落。しかしJrらは助ける術がなかった。
【おまけ】
スマホで本作プレイ日記を読まれる方のために、スマホで画像を快適(?)に見る方法を書きました
プレイ日記【ゼノサーガ3】を読む方へ~スマホ画像の拡大縮小~
シオンのトークショー
E.S.ディナに搭乗したシオンの映像とともに開始
隠れ家的リゾートから飛び立ちます。
パート3で、世話女房アレンくんとフィフス・エルサレムで会う約束をしてましたね。
その後、突如として始まるシオンのひとり語り
ヒロインの心の内が聞けるなんて、期待したのも束の間
移動シーンに合わせて、約4分間に及ぶ解説がプレイヤーに襲いかかる!!!
シオン「旧ミルチア宙域の戦闘から一年 ―」
おっと前作の話から始まりましたね~
説明書やデータベースを読まない人のために、解説を入れたんでしょう。
シオンの口から発せられる、絶え間ない文語的マシンガントークに
「ほほっほほほほほっほほほほぅ」と条件反射的うなずきの限りを心のなかで繰り返すのであった。
そして最後に現れるゲームのタイトル
もう最終回か・・・
早かったな…
いや、これから始まりってことですよね~
今までの6パートは何だったの!?と絶句していた。
4分間を4文でまとめると
- 前作でゾハルによる事件や執着する人々にショックを受け、ミルチア紛争とゾハルの関係を独自に調べていた。
- ゾハルの制御プログラム「レメトゲン」を開発したグリモアは、死してなおU.M.N(ウーヌス・ムンドゥス・ネットワーク)内を彷徨いネピリムを探し求め事件を起こしていた。
- グリモアを操っていた組織がヴェクターだった、ついでに父親もいた
- ヴェクター辞めた
また、ムービー中、言葉を処理するのに精一杯で気が付きませんでしたが、
E.S.がワープしたり変形したりしていました。
ちなみに、ワープ(空間跳躍)にも、U.M.Nは使われていて、EPRパラドックス*がナントカカントカ… まぁ、今日のところはこの辺にしといてやる…
*量子力学の量子もつれ状態が局所性を(ある意味で)破るので、相対性理論と両立しないのではないかというパラドックスである
<引用:Wikipedia>
人型から戦闘機型に変形するのも、ロボットアニメおなじみの演出でおじさん大喜び。
連邦軌道宇宙港
シオンが降り立ったのは連邦軌道宇宙港。
東京(フィフス・エルサレム)へ行くために、飛行機(E.S.)に乗って羽田空港(連邦軌道宇宙港)に来たみたいな感じ。
会話参加システム
普通RPGで会話と言えば、主人公がモブに話しかけることで、モブが喋りだす作品が多いですが、本作は、喋っているモブに対し、□ボタンを押すことで会話に加わることができます。
ここは本作のセンスのあるポイント!
前者(主流RPG)では、モブがなぜそんな話をしだすのか分からない、唐突な感じがします。例えば、初対面なのにやけに込み入った話をしたり、おじいさんが気難しい人だとかいう他人のプライベート話などです。
いつも思うのですが、主人公がなんて話しかけたらそうなるんだとツッコミたくなります。
バラエティ番組の街頭インタビューのように「こんにちは、なにか面白い話ありますか?」、「最近あなたの身の回りであった出来事は?」とでも聞いているのでしょうか。
しかし、本作では、喋っている人がいて、特定の単語に対して主人公が話しかけるスタイルになっているので、自然な会話が行われている感覚がします。
まぁ、ゼノサーガの世界の人はちょっと独り言が多いなとは感じますが、心の声ということにしておきましょう。
もちろん複数人で話している場合もあります。
この会話では「あんなマシン」に対して、「私のです」と答えているんじゃないでしょうか。
A.M.W.S(エイムス)というのは、汎用型の人型兵器で、一般的な搭乗型ロボットです。
対してシオンの乗るE.S.はパート6でも説明しましたが、超能力がないと動かすことができない特殊なロボットで、おそらく一般の人には知られていないのでしょう。
という疑問は、実は、E.S.ディナはKOS-MOSの追加兵装としてケビン(シオンの元彼)が造った機体で、
- 既に減価滅却が終わっている(企業の機材などの資産価値が0円になっている)
- ヴィルヘルムからクーカイ・ファウンデーションに貸与された
経緯があり、ヴィルヘルムが(あえて?)シオンの勝手を許している、またクーカイはシオンと友好関係にあるため、「どうぞお好きなように」状態なようです。
ガバガバ設定かと思ったら、ちゃんとおさえてあり、モノリスソフトさんさすがです!
ちなみに、E.S.はA.M.W.S一個師団に匹敵する戦闘力を持っています。
宇宙港で親子がメルカバを見ながら、「怖い怪物(グノーシス)が来ても平気」、「人が消えるなんてウワサに嫌になってしまう」とか言っています。テロが起きてメルカバからグノーシスが出てくる伏線だったりして…
アレン君恥ずかし
整備員風の二人組に近づくと、アレン君の話をしています。
どうやら、アレン君の募る思いが炸裂していた様子がうかがえますね。
というか、昨日待っていたってことは、シオンは正確な到着時間を伝えてないのかな?
あなたが今話している相手がその主任です。
他人に奮発した部屋をとったことを思わず言っちゃう精神状態って、かなり追い詰められてますね…
こんなの想い人に聞かれたら、恥ずかし過ぎて死にます(笑)
やめてあげて!
これだけ聞けば普通なら好意に気づくところですが、ストーリーに影響しないのはゲームあるあるですね。
まぁホテルに誘われても全く警戒心を抱かないシオンですから、アレン君をこれっぽっちも恋愛対象として見ていないのか、鈍感なのか、双方に問題がありそう。
アレン君も可愛そう
ディミトリ・ユーリエフ
シオンが移動すると、場面が移ります。
ウ・ドゥ
~ガイナンの意識~
ガイナン「俺は、お前を、お前を―」、「―ウ・ドゥ」
~研究所~
パート4で説明した、ディミトリに乗っ取られたU.R.T.V(人造人間)はガイナンで、意識を侵食されているシーンです。
息子と呼んでいるのは、ガイナン(U.R.T.V)はディミトリの遺伝子から作った人間だからです。
ただ、ガイナンはウ・ドゥと言っているので、ディミトリがウ・ドゥなのか、ウ・ドゥを介してガイナンに憑依しているのかは謎です。
ウ・ドゥとは
- U.M.Nのナビゲーションデバイス(制御AI)
- ゾハルの統御デバイス
- 異次元に存在する意識体
など、複数の定義があります。
つまり、よ く わ か ら ん !
ただ、物語の核心であることは確かでしょう。
オルムスの裏側
実験棟にいるドクターとディミトリとの会話
初っ端から、悪態をつくドクターセラーズ。
「貴様といい、マーグリスといい」という発言で、おやっと思いますよね。
セラーズの服の紋様どこかで見覚えありませんか?
実はマーグリスの服の紋様と同じなのです。
つまり、セラーズはオルムスの人間であり、ディミトリはオルムスと通じていることが分かります。
なんらかの兵器の起動実験をしているが、上手く行っていないらしい。
旧ミルチアから回収したソレは、オルムスの聖職者用に設計されており、普通の人間が操縦した場合の性能はイマイチのようです。
セラーズは技術的な援助を受けられたであろうヴェクター(奴ら)を計画から外した理由を尋ねます。
“レメトゲンの一件“。半年前のグノーシス・テロのことでしょう。
この会話では、“あの男”という言葉が繰り返されます。
セラーズ「KOS-MOSの代わりに、計画に編入された“例のモノ”は?」
ディミトリ「あの男の差し金であったとしても―」
と言っており、ヴェクターの計画を指揮している人物であるヴィルヘルムのことではないでしょうか。
ここでは、あの男(ヴィルヘルム?)が
- グノーシス・テロの一件に関与していた
- KOS-MOSの開発中止と、”例のモノ”の編入を指示した
こと、そしてヴェクターとディミトリは敵対関係にあることが分かります。
ディミトリは謎の多い人物で、生前は元星団連邦議員であり、復活後にザルヴァートル派の議員や軍部を統率しています。
しかも、星団連邦政府が推進し接触小委員が中心となって進めているプロジェクトゾハル*の指揮を執っており、表面上は連邦政府の人間でありながら、裏ではオルムスと暗躍している厄介な人物と言えます。
さらに、ザルヴァートル派の議員を操り連邦政府側の議員を抑えることが可能で、オルムスの主導的立場にあることから、マーグリスの言っていたハインライン卿ではないでしょうか。
なおかつ、マーグリスのセリフから判断すると、ハインライン卿とは御簾越しに話す天皇と将軍のような関係で、マーグリスは真意を知りません。
つまりディミトリは連邦とオルムスの両方を影で操っていると、僕は予想しています。
戦略制圧艦メルカバは、表向きは対グノーシス兵器として作られていますが、ディミトリが何か企んでそうですね。
どうやらセラーズが開発している兵器の公開演習が予定されているらしい。
セラーズ「こいつと戦うには、それ相応のモノが必要になるぞ?」
というセラーズに対し、
ディミトリの言う格好の相手とは。
ヴェクター開発局
場面はヴェクター開発局に
慌てて駆け込んでくるトガシ。新主任とはアレン君のことですね。
アレン君が主任ではなく新主任と呼ばれているあたり、前任であるシオンの信望の高さがうかがえます。
アレン君の恋心は同僚には完全に見透かされていて、ヤキモキされています。
そりゃ、ものすごく分かりやすいリアクションをしますから。
ディミトリが言っていた公開演習の相手はKOS-MOSだったということ。
後ろに写る大きな機械にKOS-MOSは入っています。
確かに、対グノーシス計画の花形として開発されたKOS-MOSが負ければ、ヴェクターの信頼はガタ落ちでしょう。
これは、波乱の予感ですね。
KOS-MOS登場が待ち遠しい!
そして、現在アレン君は別の意味で一大事。
というか、通信機器ぐらい持っているだろうから、連絡すれば良いのでは!?と激しく思うところ。
次回アレン君の運命やいかに!?
次回【パート8】
前回【パート6】