【ゼノサーガ3】part26~ふっとべ!アレン君!~[7章]

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[前回のあらすじ]
ラビュリントスに捕らえられたシオンは、マーグリスらと熱い尋問に興じていた。シオンを助けるために、漢アレンが今立ち上がる!!

ミルチア市街

謎の男とエレベーターガール

シオン救出に向かった一行は、ミルチア市街地で

噴水の設定を勝手にいじったり、男の子にネコから風船を取り返してあげたり、宝くじで90000G当てたり、麻薬開発者を改心させたり

しながらラビュリントスへ向かいます。

そんなミルチア市街地のイベントの中で、最も不可解だったものをご紹介します。

 

ムービーのため、音声注意。再生速度:1.5倍速

“壊しもの”を破壊すると、変な格好をした男が入っており、攻撃すると無言でその場を立ち去ります。そして、エレベーターに乗った女性が上へ昇っていく姿が見えます。

なんなんだ、これは…???

わけが分からず、とりあえず男を探し回ったり、エレベーターに乗れないか探索したりしましたが、なんにも手がかりが得られなかったので、諦めました。

 

皆さん、分かります???

 

実は、答えは後(次回)で分かるのですが、僕は全然分かりませんでした!

連邦の降下部隊

街を歩いているとムービーが流れます。

ケイオス『Jr.あれを』

 

上空には、連邦の船団が大挙しており、輸送機の中に人影が見えます。

上画像の金髪の子供たちが、U.R.T.V.(ディミトリが創ったデザイナーズチルドレン)です。
降下作戦では、ミルチアの制圧に大量のU.R.T.Vが投入されます。

 

Jr.『始まったんだ この星の悪夢が』

当時はJr.もU.R.T.V.としてこの降下作戦に参加しており、Jr.とその兄弟との因縁となる出来事が起こります。

その辺は、これから触れられるかも知れませんし、それとも前作でやったから特に触れられないかも知れません。なので、必要に応じて補足します !

碧緑のジン

ムービー終了とともにところ変わって、森の中からジン・ウヅキ。

長髪に、緑の服に、違和感が…

これは当時のジンみたいですね。うーん…、ロン毛すぎ?!個人的には今の髪型の方がスッキリしていてモテそう。
緑の服は、彼のセンスではなく迷彩色でしょう。

 

ジンがミルチアでスパイ活動をしていたというのは、街人の情報や、ミルチアで回収できる「フェデラル・レポート」(ジンの調査記録)から分かるのですが、お目見えは初です。

フェデラル・レポートはエルザのコンソールで確認することができます。

 

この頃、まだE.S.は存在が隠されていたので、ジンは右手に見えるA.W.M.S.エイムスを使っているようです。

神の力

目まぐるしくシーンが変わり次はラビュリントスに。

連邦の襲撃を前にして、U-TIC機関兵が慌ただしく駆け回り、シオンの花壇が踏み荒らされていました。

一見、ケビンがシオンを泣かせているように見えますが、違います。ケビンは追い打ちをかけているだけです!

 

「花なんかで誰も優しくなれないんだよ。こんなことをしても無駄さ。」

と残酷に言うケビンに、シオンは「そんな事ない!」と必死に否定し、フェブロニアから花の種を貰いに教会へ走っていきます。

 

ケビンは踏みつけられて散り散りになった花を見て、ここでようやく内に秘めていた思いを明らかにします。

惑星ミクタムで、故郷や母を失い大きな絶望を抱えたケビンは、この世界を恨み、力を得るために必死に生きてきたのでしょう。その思いが異例の若さでミズラヒの補佐にまでのし上がらせたのだと考えられます。

そして、いつしかゾハルの力を知ったケビンが、忌まわしい世界を変えようと、ゾハルに執着することになったのだと思います。

 

ケビンにとって「花でみんなを元気にする」なんて言うシオンは無力で無垢だった頃の自分と重なり、己を戒めるようにシオンに辛く当たっているんではないでしょうか。

強行

次のシーンは、マーグリス、セラーズ、スオウのおじさん3人がお話します。

まぁ、しかし、みなさんおっさんの話なんか聞きたくないでしょうから、ザックリといきましょう!

 

【要約】

スオウ『フェブロニアがいない』→ セラーズ『試作用のレアリエンなんかほっとけ』

セラーズ『連邦の展開が早い』→ マーグリス『プロトオメガとアスラ27式を使う』

セラーズ『おまけにネピリムの歌声も使っちゃう』→ スオウ『この星が滅ぶ』

マーグリスがアスラ27式(戦闘用レアリエン)を実戦投入することに、スオウは『考え直すべきだ!』『危険すぎる』と反対します。

また、スオウはネピリムの歌声を使うことに対して、ヨアキムが放棄した装置であり、使ってはならないと訴えます。

何度も繰り返しの説明になり「またかよ!」と思われるかも知れませんが、何回も説明しないと自分でもよく分からなくなるので書きます!

ネピリムの歌声は、ヨアキムがレメトゲンを翻訳している過程で発見したゾハルの制御プログラムです。特殊な波長を発生させ、グノーシスを引き寄せるなどの危険性があると言われています。

おそらくヨアキムはネピリムの歌声が危険な効果を持つことを知ったため、翻訳作業を中断したのでしょう。

ネピリムの歌声を発動させた結果がどうなるかは、これから分かると思います。

 

マーグリスやセラーズはスオウの警告に聞く耳を持たず、作戦を断行します。

それいけ!アレン君!

Jr.達がラビュリントスに到着すると、施設の外でも武装したU-TIC機関兵がうろついており、物々しい雰囲気を醸しています。

Jr.のセリフが切れましたが、あと数時間で連邦軍が来るから時間がないとのこと。

 

そして、アレン君が決意表明『…主任は…僕が救い出す!!』

よく言った!アレン君!!

 

ということで、シオンを救出するまで、アレン君に前線で頑張ってもらいます!

アレン君の実力

【セリフ:戦闘開始時】

『僕だってやるときはやるんです!』

『ちょっと!マジっすか!?』


【通常攻撃】

アレン君の武器はボウガンです。

攻撃時に『おほぉう(震え声)』と言うのがなんとも味があります。

攻撃力をKOS-MOSと比較すると、約1/3

非力!!


【エーテル】【耐久力】

エーテルはアレン君の持ち味のネガティブさを活かした(?)相手の能力をダウンさせる系の技が使えます。

メディカSオール(回復技)
フィストダウン(物理攻撃力低下)
ソウルダウン(精神攻撃力低下)

そして、アレン君たったの一撃でK.O.!!(ブレイク状態)

弁護すると、この「ビームセイバー」はブレイク削り値の高い攻撃なことと、装備でブレイク耐性を高くしておくのが通常なのですが、アレン君は装備していないことがあります。

それでも、もともとブレイクリミット値の基礎値が全キャラ中最低のため、驚きの打たれ弱さに!

そういや、シャワールームでシオンに一撃でブレイクされてましたね。

しかも、HP(ヒットポイント)が1356しかないので、あっという間に瀕死になります。


【セリフ:戦闘終了時】

『どうです。僕の実力。』

よーく、わかりました。

攻略

攻略については、敵が多少パワーアップしている程度で、特に言うこともない感じです。

シオンは被験者移送区域で拘留されているため、以前シオンとKOS-MOSが話していた通路を通ります。

通路の先の部屋では、アスラ27式の管理室があり、いくつかのカプセルが割れた状態になっていました。

Jr.『この様子じゃ、ろくに制御もできてねぇぞ』

並んだカプセルの間を通るときに、「絶対中身出てくるでしょ!」と思っていましたが、何も起こりませんでした。ホラーゲームのやりすぎかな?(笑)

アレン君のビックショット

道中、アレン君がレベルアップし、アーツ『ビックショット』を習得しました!

セリフ『いけぇ!!』

ボウガンに爆薬を仕込み、発射とともに”アレン君が”吹っ飛びます。

これがなんと、ザコを一撃でブレイクさせることができるのです。

アレン君!ブレイクするだけじゃなく、させるのも得意だとは、さすがズッコケのプロ!

ある人

~先に進むと、囚われているシオンの場面に~

シオンの元にスオウが現れます。

もちろん、シオンはスオウが尋問に来たのだと思い警戒しますが、スオウは連邦の降下作戦が開始され危険だから逃げるようにシオンに言います。

しかし、シオンは父親に対する不信感からスオウを信じられずに、頑なな態度を崩しません。

それを見たスオウはようやく本当の思いを話す決心をつけたようで『誰から聞いたのかはわからんが、その情報は少々正確さに欠けるようだ』と言い、シオンに背を向けて言葉を続けます。

『―いや、確かに私は妻を、家族を犠牲にしているな。』
『だが、信じてほしい。私は家族を守りたかっただけだ。』
『この世界のすべてを敵に回したとしてもね。』

 

シオン『―どうして、こんなことをすれば連邦だけじゃない、U-TIC機関からも裏切り者にされるわ?』

シオンの質問にスオウは「はなから自分の命など勘定に入れていない」という風に平然と答え、シオンに娘(少女シオン)を助けて欲しいと言います。

シオンは「父親なら自分の娘を他人に任せず自分が助けに行くべきだ」と言わんばかりに、『貴方が自分で ―』と言いますが、

シオンはスオウが『私が彼女(妻)を守ってやらねばならん。』と言ったときにハッと息を飲みます。その言葉で父親への疑念がやっと氷塊したようで、少女シオンを助けることを約束します。


コメント】

フェブロニアの言っていた、シオンを助けてくれる“ある人”とは、スオウのことでしたね。僕は、てっきりバージルだと思っていました

さて、前回パートのケビンとの会話や、今回のマーグリスらとの会話から、スオウの印象が変わり始めたことと思います。

それでも、妻の病床での発言や、なんだかんだ言ってもマーグリスらに従っている姿勢を見ていると「どうも信用しきれない」と思うところでした。

しかし、この会話から、彼の思いの強さ、そして、自分の身を顧みない勇気が見えました。

シオンも父親の事を誤解していたことにようやく気づいたようで、プレイヤーとしても感無量です。

反目

本当は先程の会話シーンのあと一旦会話が中断し、攻略パートに移るのですが、省略します!

スオウ『さぁ、急ごう。ここも、すぐに戦場になる。』

スオウがシオンを逃がそうとしていると…

バレてましたね。

 

モニター室から胸元がらあき美女ペレグリーが見ていました。

15年後には、進化して背中もがらあきになります。

ペレグリー『また、私達を裏切るつもりなのかしら?』

スオウ『また?私は何も ―』

どうやら、スオウはU-TIC機関に寝返ったふりをしつつ、連邦に情報を流していたようです。

それを、マーグリスらは知っていたけれど、スオウに利用価値があるため泳がせていたということですね。

 

絶体絶命の危機

…なんですが、プレイヤーはこの部屋に入った瞬間に、上の会話シーンに転換するので、「あぁー、今から突入するんだなー」となんとなく承知しており「まだか、まだか」状態。

ジンを先頭に監視室に入ると、ペレグリーは現れた姿にハッと息を飲みうろたえます。

スオウが情報を渡していた相手は、実の息子だったようです。
おそらくペレグリーはマーグリスからジンの職務について聞かされており、察しがついたというところでしょう。

 

~喧嘩:第一ラウンド~

ペレグリー『親子ともども、コソ泥のような真似が上手いじゃない。』

この時代のジンとペレグリーは年齢は同じ20歳です。おそらく、お互いを慕う仲にあったんだと想像されます。

 

~喧嘩:第二ラウンド~

ペレグリー『― 貴方も少し老けたんじゃない?』

ジン『貴方は、若いままだ。うらやましい限りですよ。』

 

と、ペレグリーはツンと憎しみ混じりに、ジンは穏やかな口調で悠然と、皮肉の応酬が繰り返されます!喧嘩別れしたカップルのような感じ?

少し老けたどころか、15年経ってるからだいぶいい味出てるような 

 

~喧嘩:第三ラウンド~

ペレグリー
『変わらないわね。いつだってそうだった。』
『貴方は、他人を認める事ができない人なのよ。』

ジン
『貴方こそ、私の気持ちなど考えず、大佐のもとへ下ったのではありませんか。』

穏やかだったジンも、ここで怒りを見せ始めます。
どうやら、ここが二人の仲違いしたポイントのようですね。

『貴方は、私の都合など考えない。』
『貴方は、自分の都合で人を操ろうとするだけ。』
『貴方には、決して理解できない。すべては私の血の宿命よ。』

“還るべき場所”という、移民船団的な発言がありました。

想像ですが、ペレグリーは移民船団のアイデンティティーを強く抱くような環境で育ってきたため、オルムスの活動に参加することが正義であり、移民船団の悲願を成し遂げることが人生の意味だと思っていた。その中で、ジンへの恋心で揺れていたが、ジンはペレグリーに反対し、理解を示してくれなかった。というところじゃないでしょうか。

ふっとびアレン

さぁ、ペレグリー戦です。

ここで、僕の脳裏に「おや?、待てよ…」と囁く声が。
ボス戦ってことは、ボスがレアアイテム持ってるんじゃ?
でも、盗む技(スティール)が使えるキャラはシオンしかいないから、今は使えないし、まさかね。

というわけで、アナライズをしてみると、
残念!持ってましたあぁぁぁ。「八重雲法衣やえぐもほうえ

 

とりあえず、リセットしてこの戦いを無かったことに。

実は、スタイルラインで無理やりスティールを覚えさせることができるので、ケイオスに覚えさせました。(SP:スキルポイントがもったいないけど仕方ない 

 

アレン君、わずか1ターンでHPがピンチになりますが、後退という選択肢はありません!
なんたって、「主任は僕が救い出す」んですからっ。

ここからアレン君の怒涛の攻めが始まる。

アレン君得意のビックショットを叩き込むと、なんと1発でペレグリーのBL:ブレイクリミット値(名前の下に表示されている赤いバー)を5分の1以上削っています!

これは、普通にすごいです。

 

両脇のU-TIC機関兵は道中エンカウントする雑魚より強化されていますが、ビックショットにかかれば、一撃でブレイク状態に。

アレン君には、ビックショットでどんどんふっとんでもらいます!そして、ジンのポイズン(毒効果)付加と組み合わせて、ジワジワ削ります。

そして、ペレグリーもブレイク状態にしたところで、一気に攻めて、周りの雑魚を一掃し、ペレグリーにジンの必殺を叩き込む。

HPを大幅に削ったところで、ボス戦のお決まりパターン。

ペレグリーがオーバーテイカー(ブースト上昇率アップ効果)からの必殺技「メギドロザリウム」でお返ししてきました。

『深淵の業火その目に焼き付けておくがいい』

何故から知らないけど、必殺技はすべてジン狙い(たぶんBL蓄積の多いキャラを狙っている?)。相当恨みがこもってますね。

ちなみに、オーバーテイク;overtakeとは、追い越す、凌駕するなどの意味です。
なので、オーバーテイカーは、「追い詰められたけど、今から逆転するぞ!」、もしくは、「さっきまでの自分とは一味違う!」という意味じゃないでしょうか。

 

ペレグリーはその他、威力弱めの全体攻撃をしてくる程度なので、特に苦戦するわけでもなく、ジンに小技「旋風刃」でとどめを刺してもらいました。

この戦い、勝因はジンが強いからでもなく、ペレグリーが弱いからでもなく、100%アレン君の活躍のおかげです!

アレン君がいなかったら勝てなかったと言っても過言ではない可能性もあるでしょう。

実際、ブレイクの効果が凄かったことは確かです。

見事、シオンを危機から救いました!

救出

取調室では、マジックミラー越しなので、スオウには何が起きているのか分からない様。

少女シオンを助ける約束を交わしたあと、スオウが部屋を去り、入れ替わりに仲間達が入ってきます。

うまいことスオウとジンが顔を合わせずに入ってきました。というか、合わせたら色々まずいですしね。

シオンは父親に取り戻した信頼感を噛み締めるようにジンにスオウのことを話始めます。

ここで、僕はジンに「えぇえ!?知っていたんならシオンに教えてあげれば良かったのに!」と激しくツッコミながら、めでたく父親への誤解は解決しました。

だって、父親が家族のために行動していたとシオンが知っていたら、そもそもヴェクター退社しなかったし、過去のミルチアでも勝手な行動しなかったような気が。…まぁ、結果オーライ?

 

シオンが復帰したということで、これにてアレン君は戦力から外れます。

残念ですが、
アレン君に活躍の場を用意してくれた、制作陣のアレン愛に拍手。

アレン君『安心して暴れてください!』って問題発言じゃ?(笑)

まぁ、今更シオンがおしとやかもクソもないですよねっ、じゃじゃ馬シオンに暴れてもらいましょう。

次回は、少女シオンを助けに行きます。


次回【パート27】

【ゼノサーガ3】part27~復讐者~[7章]
[前回のあらすじ] ラビュリントスに囚われのシオンを助けるのは、スオウか!?ジンか!?いいや、アレンだ!(違います)というお話。シオンはスオウに少女シオンを助けることを約束する。 ミルチア市街 ミルチアでは既に連邦とU-TIC機関の戦闘が始...

前回【パート25】

【ゼノサーガ3】part25~拘束~[7章]
[前回のあらすじ] ラビュリントスを脱出を目の前にして、シオンは母を接続実験から救うために単身引き返す。施設に戻ったシオンの前に赤い外套者が現れ、思わせぶりにやけに馴れ馴れしい態度でシオンににじり寄る。仕上げに元カレのサプライズ顔出しを受け...