【ゼノサーガ3】part31~昇る者~[8章]

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[前回のあらすじ]
ディミトリの策略にまんまと引っかかり、デュランダルが奪われた。

デュランダル

シェリィたちを救うために、デュランダルに。

ということで、恒例の動画をお送りします。 音声注意、サイズ:10MB

ここのところ、エルザのハラハラムービーが目白押しですね。

エルザ、オメガの攻撃当たってるように見えるけど、紙一重でセーフ?(笑)

 

なんとか、デュランダルへ潜入を果たしたJr.たちを待っていたのは、目を覆いたくなるような惨状でした。

デュランダルのクルーたちの死体があちらこちらに。

Jr.の心境を察してジギーが声をかけますが、Jr.は怒りに震えます。

ジギーがJr.の怒りをいさめるという関係性は、前作からのものです。
おそらく、ジギーの警察時代の心得か、それよりもさらにジギーの死因に関わる後悔が考えられますが、年長者としてのフォローですね。

黒のテスタメント侵入時には、進み出るジギーに対しJr.が声をかけ、ジギーが”心配するな”と返すシーンがありました。

しかし、Jr.の予想に反し、ジギーが声をかけたのはあくまで共感の意図でした。

ジギー
『分かっている (略)』
『ここまでやられて、黙っているわけにはいかん。』

 

そして、この水着ジギーである。

攻略

ということで、デュランダル攻略開始

デュランダル内は、エリアトレイン(下画像)に乗って、各エリアを回ることになります。

艦内には、ユーリエフ兵とA.G.W.Sエイグス(ロボット)がうろついています。

そして、クルーたちの死体が…
血痕の飛び散り方や滲み方が、凄惨さを物語っていますね。

 

Jr.たちの状況を整理しておくと、
シェリィたちを救い、ディミトリを阻止する。
ディミトリの目的は、ゾハルエミュレータを手に入れること。

まず、ブリッジエリア(下画像;上)に行ったところ、ブリッジは塞がれています。

また、ゾハルエミュレータのある隔離格納庫(上画像;下)を訪れると、扉はロックされていました。

パークエリアはただの散策エリアだったので、割愛。
残るは第一居住区ということに。

シェリィたちを探せ

居住区は部屋がたくさんあります。

まずは、扉がロックされているので、解除してから、しらみつぶしに部屋をまわることに ―

ちなみに上画像は、警備兵が変態に遭遇した構図ではなく、接触小委員会のエージェントが敵兵を見つけた構図です。

 

ここで、ちょっぴりシオンのサービスショット

水着!…ではなく、アーツわし落』をお披露目。

※クリックして再生

「なに?ただの技じゃない?」と思われるかもしれまんせんが、いいえ!違うのです。

最近、“ゼノサーガEPISODEⅠ”を購入して、遊んでいたのですが、シオンの情報に

祖父直伝の柔術系の特技を持っているらしいが、今回はその姿は拝めそうにない。今後に期待したい。

と記載されています。

つまり!これは、ゼノサーガプレイヤーが待ちに待った、シオンの柔術なのです!

ファンなら拍手喝采しなければなりませんね!

性能に関して言うと、人間(HUMAN)の敵に対して使える技で、威力はさほどありませんが、ブレイク値を削ることができます。敵を行動不能にさせたいときに便利。

 

そんな感じで、敵をちぎっては投げ、ちぎっては投げながら

メリィとユリが監禁されている部屋を発見しました。

銃で腹を撃たれて無事なのが信じられませんが、異能者だからね。(たぶん、関係ないけど。)

ユリ×モモはいつ見ても微笑ましい。

ベッドの上にいるワンコが気になるけど、ゼノサーガⅠ・Ⅱにはいなかったので、分かりません

それにしても、重要な人質に対して、こんな緩い監禁の仕方で良いの?(笑)

どうやら、シェリィは別室に閉じ込められているとのこと。

会話を終えると、二人はエルザに脱出します。って、こんな重症でよく脱出できるなと思ったりするところが、RPGあるあるですね。

 

別室に、シェリィとカナンが監禁されていました。

とは言え、この手足の自由さ!やっぱり、拘束はしないスタイルなのね(笑)

シェリィによると、アルビテルコードはすでにディミトリの手に渡っており、彼はゾハルエミュレータのもとへ向かっているだろうということです。

【補足】
アルビテルコード:ゾハルエミュレータの起動コード。ゾハルエミュレータの暴走やテロの危険回避のために、ヘルマーがそのコードをゴドウィン姉妹(メリィ、シェリィ)の意識内に埋め込んだ。それに見抜いたディミトリは皮肉を込めて『ヘルマーもなかなかいい趣味をしている』と評した。

巧妙に隠したはずでしたが、白状させられてバレてしまったようです。
まぁ、かたくなに隠してメリィやシェリィが死ぬという展開は、僕としては望まないのですが。

事態は一刻を争うようです。

隔離格納庫

ゾハルエミュレータのある隔離格納庫へ行くと、シトリンが待ち構えていました。

Jr.がシトリンと会うのは、ミルチア紛争前以来です。なので、Jr.は、まずシトリンが生きていることに驚いています。(セリフがないので確証はないけど。)

Jr.『お前がここを守っているという事は親父はこの中にいるんだな!』

シトリン『だとしたらどうなの?お父様の邪魔はさせないわよ。』

Jr.『バカやろう この状況がわからねぇのかよ!』

宇宙が消滅の危機にあることをJr.は訴えますが、シトリンには通じず。

彼女はただ自身(U.R.T.V.)の任務である、ウ・ドゥの消滅にこだわります。

ディミトリが行おうとしているウ・ドゥの消滅。その任務を遂げる事のみが存在意義であると主張します。

そして、彼女の本当の思いは別のところにありました。

“任務を放棄した欠陥品”とはJr.のことです。

以前、説明したように、Jr.はミルチアにおいてウ・ドゥ消滅を実行する際に、自身の消滅を恐れて任務を放棄しました。その結果、その場にいた、U.R.T.V.は全滅しています(アルベドを除く)。

Jr.に向けられた怒り ―

また、彼女はもう一つの任務を明らかにします。

シトリン『ニグレド(ガイナン)と同じ、レッドドラゴン(Jr.)を抹殺する為の力。』

ガイナンとシトリンは、Jr.を処分する為に創られました。

シトリン『あなたに、この私が倒せるのかしら?』

ボス戦

~シトリン戦~

開幕「ミスティーク」(エーテルを封じる技)を使ってきます。
が、シオンが状態異常防止の装備をつけていたため、問題なし!

本来なら、「あっ、回復できない!やばい!」という状況になり、手こずるんだと思いますが、運良くシトリンの秘策を無効化しちゃいました。

その他は、カウンターや思念波「キトリニタスの波動」を使ってきますが、大したダメージもなく、

『ねえ シトリン?君の力はそんなものなの?』状態

【余談】
キトリニタスとは、錬金術における黄化の過程です。ちなみに、ニグレド⇨アルベド⇨キトリニタス⇨ルベドの順で、黒化⇨白化⇨黄化⇨赤化という錬金術の過程ことを指し、ルベド(Jr.)たちの名前はそこから来ています。「あれ?シトリンは?」となりますが、シトリンの場合は、キトリニタス;citrinitas:黄化ではなく、同じ語源のcitrin;シトリン:黄色からとっているようです。たぶん、名前が長いのと可愛くないから?

シトリンのHPを1/4くらいまで削ると、セリフが展開され本気モードに。

Jr.
『いい加減にしろシトリン!』
『俺はもう 誰も失いたくないんだ!!』

シトリン『認めない… 私は… 認めないわよ…』

・・・

え!?HP666以下が戦闘不能じゃなくて、HPが666になっているんですけどっ

一瞬焦りましたが、連続攻撃してくるわけではないので、回復し体勢を立て直し、

トドメは、Jr.の「レクイエム」で決着。

存在理由

シトリン
『私達は何故生まれたの?』
『私達の存在理由は一体なんなの?』
『教えてよ ― ルベド』

シトリンの息も絶え絶えの呼びかけに対し、Jr.は答えます。

ある人との約束を守る為

ある人とは、ヨアキムとユリの娘サクラのことです。

Jr.はサクラに彼女の妹であるモモのことを託されました。
つまり、Jr.の存在理由はモモを守ることです。

のはずですが、いかんせん昔の記憶なので間違っていたらごめんなさい。

シトリン『哀れな男 ―』

そうつぶやき、シトリンは事切れます。


シトリンは、従順にディミトリの命令に従っているだけのように見えました。

しかし、本当は、兵器としてではなく一人の存在としての使命を持ち、そのために仲間を裏切ったJr.に強い憧れと憎しみを抱いていたのでしょう。

だから、彼女のJr.を認められない思いが自身の任務に執着させ、Jr.の前に立ちふさがる道を選ばせたのだと思います。

ディミトリ

ゾハルエミュレータの保管庫内では、ディミトリがロックの解除に取り掛かっていました。

『シトリンが処分されたか』
『なるほど 悲しんでいるのだな』

『だがそんなものは幻想に過ぎん』

ディミトリは憑依しているガイナンの、シトリンの死を悲しむ感情を読み取り、「貴様らは兵器であり、私のパーツに過ぎん」と吐き捨てます。

そこへ、駆けつけたJr.たち。

Jr.とディミトリが相対する。

ガイナンの体を返し、立ち去るように迫るJr.に対し、ディミトリは15年前に計画を狂わせた原因であるJr.をなじります。

ディミトリの目的。それは、ウ・ドゥを消去することだとここまで説明されてきました。

僕も、すっかり信じていました。

ディミトリ
『ウ・ドゥを消滅させることなどできん』
『あれは”そういうもの”ではないのだ』

しかし、真実はそうではありませんでした。

やがて人は自身が神となる術を見い出した

ゾハルエミュレータ、メルカバ、神の遺物、
それらは太古の人間が神とともにあった時代、神を崇め、恐れ、あげくに神の力を欲した人間たちが見い出した神になる手段が記録されたデータでした。

ウ・ドゥは言わばこの次元の神だ

ウ・ドゥはやはり神のような存在だったようです。そして、この次元とは、神の領域に対する人間たちの領域のことでしょう。ゾハルの元ネタと睨んでいるユダヤ教神秘思想(カバラ)の教義に基づけば、ウ・ドゥは神の領域から流出した神の力なのかもしれません。

ディミトリは、ウ・ドゥを消滅させるのではなく、自らが神となることで、その恐怖を消し去ろうとしているのでしょう。

ディミトリは、扉の奥に姿を消します。

アベルの方舟に向かって移動を始めたデュランダル。ここにいては危険と、Jr.たちは脱出することにします。

ところが、コントロールを失っているため(たぶんデュランダルが機能していないから?)、パージ*ができないらしい。

*パージのここでの意味は、おそらく、船を切り離すという意味だと思います。

するとハマーが、船外にケイオスと、KOS-MOSがいるのに気づきます。

謎を秘めたふたりがこそこそして、まさか!?
この危機的状況で、いよいよ、混沌と秩序の力を発動しちゃうって展開ですか!?熱い!!

と、思ってたら、普通に船を固定してる部分を銃で撃って壊しただけでしたーーーーー!!!!

思わず、椅子がひっくり返るくらいの肩透かしぃぃぃぃぃ!!

いえいえ…

おかげで、無事エルザはデュランダルを離脱します。

 

デュランダルはと言うと、アベルの方舟に飲み込まれるように内部へと消えます。

そして、オメガを背にオリジナルゾハルと対峙するディミトリ。

オリジナルゾハルオメガと融合し、

アベルの方舟が禍々しく姿を変えます。

そして、ゾハルと融合したオメガも ―

アベルは顔をキョロキョロ。無表情で喋らないので、緊迫感がなかったり…

 

エルザでは、この現象により発生したエネルギーを観測し、

モモ『内部からとてつもない重力偏差を確認』

KOS-MOS『ゾハルを取り込んだオメガの、余剰エネルギーによるものだと思われます』

シオンやJr.はそのとてつもないエネルギーに、本当に神の力が出現したのだと驚愕します。

 

ディミトリが絶好調になっている裏で、やっぱりこの人たちが出ますよね。

傍観者たち

裏世界のVIPに腹心が耳打ちをしています。

はい、ヴィルヘルムは余裕綽々しゃくしゃくでした。

 

では、僕から皆さんに話のポイントをお伝えします!

ディミトリは上位領域に行こうとしている。

ディミトリはツァラトゥストラを使って、上位領域なるものに昇ろうとしているらしいです。上位領域とは、ディミトリが言っていた、神の領域のことでしょう。

ツァラトゥストラには、策を講じてある。

ヴィルヘルム『Y資料には、”僕の施した策”は記されていないからね』

どうやら、ヴィルヘルムはこのような事態を予測し、ツァラトゥストラに何らかの策を打っていたようです。

なので、ディミトリがツァラトゥストラを使おうとしても、上手く行かないんでしょう。

それにしても、ツァラトゥストラに仕掛けができる、かつY資料(神の力にまつわる記録)に記されていないとなると、ヴィルヘルムはオリジナルゾハルがあった頃から存在していた古代人なのでしょうか?

彼女の目覚め

ヴィルヘルムは、現状に対して、「彼女の目覚めには時間がかかるから、この余興を楽しもう」と言っています。

彼女とは、聖女のことだと思いますが、てっきりシオンのことだと思っていました。

だって、アベルの方舟召喚しましたし。

シオンじゃないとなると、シオンが夢で見た女性のことではないかと思います。ネピリムかシオンの母かと想像していましたが、もしかして、まったく別の登場人物??

アルベド出動

ヴィルヘルムたちとしても、ただ傍観しているだけのつもりではないようで、

アルベド(白の外套者)を回収に行かせると言っています。何を回収するのかは、分かりませんが、ゾハルとそれを取り込んだオメガというところではないでしょうか。

生みの親であるディミトリ対アルベド。これはワクワクしますね。

 

ヴィルヘルムは、ディミトリを見て楽しんでいます。

『恐怖を克服する為に、その恐怖を取り込もうというんだ。』
『その結果、自らがその恐怖になろうともだ。』

確かに、ウ・ドゥが神の力の一部だとして、ディミトリは自分自身が神になることで、その恐怖を克服しようとしています。それは、むしろ恐怖に近づくことになり、矛盾しているようにも見えますね。

 

一方で、心中穏やかじゃない人たちも ―

オルムス

こちらはマーグリスが、ハインライン卿に事態の報告をしています。

マーグリスは、ディミトリにゾハルを渡すわけにはいかないと、ハインライン卿に攻撃命令を求めますが、

ハインライン卿は、マーグリスの意見にまったく耳を貸さず、さらには、方舟への攻撃をやめろと言います。

 

ボスに怒られ、とぼとぼと帰ってきたマーグリス。

ハインライン卿を真意を測りかねるというペレグリーに対し、マーグリスは積もりに積もった疑惑がようやく口に出ます。

まぁ、今まで可愛そうなぐらい頭ごなしに否定されてきましたからね。

マーグリスは自分たちがオルムスの目的とは別の意思によって動かされているのではないかといぶかります。

しかし、ペレグリーはそのハインライン卿への疑いを冒涜と捉え、マーグリスを責めます。

 

うーん。ハインライン卿の正体が気になりますね。
オルムスが引っ込んでいて助かるという意味では、ヴィルヘルム一派かディミトリのうちの誰かがハインライン卿の正体でもおかしくないと思います。

ただ、他の可能性を考えた方が僕としては楽しいので、正体はツァラトゥストラやウ・ドゥであり、ディミトリによる神の力の解放を望んでいるというのもあり得るかなと思います。

 

~今回はここまで~

シオンたちに打つ手はあるのでしょうか。


次回【パート32】

【ゼノサーガ3】part32~宿命~[8章]
[前回のあらすじ]ディミトリがゾハルエミュレータを手に入れ、アベルの方舟に取り込まれていたオリジナルゾハルと接触を果たした。神になろうとするディミトリを止めるべく、Jr.たちが動く。更新の遅れをお詫び申し上げます。本パートが2020年最後の...

前回【パート30】

【ゼノサーガ3】part30~メルカバ~[8章]
[前回のあらすじ]アベルの方舟のおかげで、宇宙は崩壊寸前。シオンの精神も崩壊寸前。戦略制圧艦メルカバ神の遺物であり、ヨアキムがモモを造り出したプラント"天の車"。それを基に造られた戦略制圧艦メルカバ。フィフス・エルサレムで初登場したときは、...