
タイトルからお察しのとおり本記事は、三宅香帆さんのベストセラー『なぜ働いていると本が読めなくなるのか 』からインスピレーションを得ています。
同書は、読書が社会にどのように広まったかの歴史的背景、読者層そして読書の目的の変化をつまびらかにしている知識の泉です。
それに対し本記事は自分の頭の中をひっかき回しながら「ああ気持ちいい」という風に書いた浅い情報の水たまり記事になっております。
なぜ働いているとゲームができなくなるのかについての歴史的背景を踏まえた考察は一切ございません。
働きながらゲームを遊ぶには”余裕”が必要
余裕を持つには、ライフバランスを整え、自分軸でゲームに向き合うことが大切
なぜ働いているとゲームができなくなるのか

「働いているとゲームができない」という方は多いでしょう。
原因を大きく3つに分けます。
- 余裕のなさ
- ゲームの価値の低下
- 人生の本番
1.余裕のなさ
余裕のなさとは、「なぜゲームができないのか」と問われたときにまっさきに思いつく、
「忙しすぎてゲームができない」
が代表する、精神的・肉体的・時間的にゲームをする余裕がない状態です。
さらに、家庭を持ち、子供ができると、難易度はExtreme。
「余った時間をどう使うか」などという次元ではなく、時間を捻出するために「何を犠牲にするか」というレベルの話になります。
2.ゲームの価値の低下
社会人がゲームをしなくなる理由は必ずしも忙しいからだけとは限りません。
学生から社会人になったことでの、ゲームの価値の(相対的*)低下があります。
下がる価値は2つあると思います。
- 社交のツール
- ステータス
i. 社交のツール
ゲームは学生時代には友達との遊びのツール、そして会話のタネでした。
しかし、社会人になると、学生時代の交友関係は完全にとは言わないまでもかなり少なくなります。すると、友人とゲームを一緒に遊ぶことが少なくなり、ゲームの話をする機会もめっきり。
そして、仕事での新たな人間関係は学生時代とは異なり、自分よりずっと年上の人と関わるようになります。世代が違うと趣味や価値観が違うというのは言わずもがな。
ゲームを遊ばない世代の人と関わるとなれば、ゲームのコミュニケーションツールとしては機能しづらくなります。

「他人がどうとか関係ないじゃん」と思うかも知れませんが、誰とも分かち合わずにゲームをするのって結構寂しいんですよね。
ii. ステータス
学生時代はコミュニケーションツールとして高い地位があったゲーム。その人間関係の中では、ゲームが上手い、ゲームに詳しいということが一目置かれるステータスでした。
しかし、社会人になり他者とゲームを共有できなくなることでそのステータスの価値は相対的に低下します。
それに対し、目上の人と共有できる活動である、スポーツ、食、文化的な趣味は世代を超えて共有しやすく、むしろ社会人になってから価値が高まるといえるかも知れません。
3.人生の本番
もう1点、社会人になったことによる意識の変化があるでしょう。
いつから人生の本番なのか。
みなさんも思い描く人生があるのではないでしょうか?
仕事で成功、出世する。結婚し、家庭を持つ。と言ったような。
何か人生はゴールを目指して走るようなイメージがあります。
学生であれば、「成績が悪くたって、失敗したって、まあいいか」と思うもんです。
でも、社会人になって、仕事で落ちこぼれたときや、失恋したときに、「どうでもいいや」と思えるでしょうか?
社会人=人生の本番という感覚は多くの方がお持ちだと思います。
要は人生における遊びの期間の終わりが、ゲームという遊びとの決別につながるということです。
働きながらゲームをするには

さて、本記事を読んでくださっている方は、働きながらゲームができないと悩んでいると思います。
働きながらゲームをするにはどうすれば良いか、僕なりの提案をさせていただきます。
0~4の方法を挙げますが、0はこれがなくてはゲームが遊べないという大前提です。
0.心の余裕を作る
ゲームができなくなる理由として精神的、肉体的、時間的余裕のなさを挙げましたが、ゲームを遊ぶために一番訴えたいのは、精神的に余裕がある状態を作ることです。
時間の作り方を知りたい方には、 樺沢紫苑『神・時間術』をおすすめします。
精神的につらくてゲームができない。楽しくない。
そんな方は、ゲームをしてる場合じゃありません。
僕にも経験がありますが、精神的にかなり追い詰められていた時期がありました。でも、当事者って自分の状態に気づかないんですよね。つらいのは自分のせい、世の中そんなもんだと思ってしまいます。
つらい環境から抜け出せたら良いですが、自力で環境を変えられる人は多くないでしょう。
なので、友人、家族など相談できる人に、愚痴を聞いてもらう、悩みを相談することが良いと思います。
ただし、周囲の人が悩みを聞くのが上手いとは限りません。お金はかかりますが、カウンセリングを利用するのも手です。悩みを聞くプロですし、最近ではオンラインで気軽に利用できます。

僕自身、何度かカウンセリングを受け、苦境を乗り越えてきました。
心の余裕を作るには、誰かに頼るのが一番良いと思います。話を聞いてもらうだけで心が回復しますし、アドバイスをもらえたら環境を変えるきっかけになるかも知れません。
ちょっと余裕のある方には、同じ悩みを抱える人の本や、悩みに答えてくれる本を読むのも環境や世界の見方を変える一歩となるでしょう。
1.ライフバランスを整える
精神的に余裕がなくなる理由として、ライフバランスが崩れていることが考えられます。
例えば、プライベート(交友関係、家族など)が上手くいっていない、仕事が上手くいっていないなど。
そうならないよう、プライベート、仕事、ゲームに優先順位をつけましょう。
そして、物事が重なったときは、優先順位の高いものを優先します。
補足しておきたいこととして、仮にプライベート>仕事>ゲームの順に優先順位をつけたとしても、順位そのものが大事なのではありません。キャリアに関わるような重要な仕事を抱えているときは、プライベートに優先するときがあるでしょうし、ゲームでも他のことに優先して時間をかけるべきときがあるでしょう。
ポイントは優先順位を意識しつつ全体のバランスを見ながら生活を送ること、そして一時的にバランスが崩れてもバランスを取り戻すことです。
これは、余裕のない状態にならないようにするために重要です。
優先順位のつけ方が下手だと、家族をないがしろにする、仕事でチャンスを棒に振るなんてことになりかねません。
プライベート、仕事、ゲームのバランスが崩れると、結局つけが回ってきます。そして、精神的に不調をきたし、ゲームを楽しむ心の余裕がなくなります。
自分にとって大切なものは何か。
それは今ゲームをするより大切ではないのか。
人間関係や仕事の岐路で選択から逃げてゲームに走ってしまっていませんか?
バランスを保ちながら生活を送ることが、プライベートや仕事の充実につながり、ゲームも楽しく遊ぶことができます。
2.ゲームの遊び方を厳選する
ネット、SNSは誘惑に溢れています。面白そうなゲームのPV、プレイ動画。もっとやりたいゲームがあったはずなのに、流行に流されてばかりになっていませんか?
社会人はただでさえ時間がないのに、余計なゲームを遊んでいる時間なんてありません。
当ブログでは、遊びたいゲームを厳選して、自分の本当にやりたいゲームを遊ぶことを推奨しています。

【自分軸でゲームを遊ぶ3つのポイント】
自分にとってのゲームを遊ぶ意味
どんなときにゲームを楽しいと思うのか
どんなゲームが好きか
を自覚することで、他人に惑わされず、自分軸でゲームを遊ぶことができます。
3.時間を確保する
時間が余ったらゲームをしようなんて考えていませんか?
あまい、あますぎる。
ただでさえ砂糖をたっぷりまぶしたうえにハチミツをたっぷりかけたハニーシュガートーストぐらい甘すぎる!
時間は自然に湧いてくるものではなく、作るものです。
時間を作る方法として2つの例を紹介します。
i. 門限型
何時からゲームをすると予定を決め、何があっても守る。
例えば、20時からゲームをすると決めたら、逆算して18時までに退社すると決める。そして、予定に間に合うように何があっても仕事を切り上げます。
ii. タイムブロッキング型
何曜日の何時から何時はゲームをすると決めて、絶対に予定を入れない。
例えば、土曜日の9時から11時はゲームの時間と決めて、予定を確保しておく。

家族がいる方は、先に家族に了承を得ておきましょう。
こういう話をすると、睡眠時間を削ればどれだけでもゲームができると言う方もいらっしゃるかも知れません。
睡眠時間を削るのは、ダメ、ぜったい。
睡眠不足は人生を破滅させます。(下の記事参照)

ここで、ゲームをする時間を作ることを奨励してはいますが、一方で、ゲームができない期間があっても良いと思います。
例えば、仕事の重要な案件が終わるまで集中したい、子供が生まれたからしばらく家事育児に専念したいなど。
将来のために、一旦ゲームを休む。それも、人生という長いスパンで豊かなゲームライフを送るために大切なことです。
4.半身で遊ぶ
「半身」という言葉は同書の中で用いられた言葉で、簡単に言うと、「全身全霊」で取り組まないことです。
ゲーマーで言うと、半身がライトゲーマー、全身全霊がヘビーゲーマー(ガチ勢)です。
ここまでで、社会人になりゲームの価値が下がる一つの理由として、ゲーマーとしてのステータスが低下することを挙げました。
ゲームが上手くありたい、詳しくありたいという意識です。
でも、社会人になり時間がない。しかも、SNSや動画サイトではゲームに全身全霊をかけている人達の発信が目に入ります。神プレイ、やりこみプレイなど。
そういった人達と自分を比較することで、ますますゲーマーとしてのステータスの低下を感じ自信を失います。
自分自身の話をすると、学生時代までは完全攻略派のプレイヤーだったので、やり込むために睡眠時間を削ってゲームをして仕事に支障をきたしゲームが楽しめなくなりました。
だからこそ、半身で遊ぶことをおすすめします。
【半身で遊ぶための3つのポイント】
ゆるく遊ぶ:高難易度攻略、完全攻略を目指さない。積みゲーを気にしない。
ゆっくり遊ぶ:攻略を焦らず、生活に支障をきたさない範囲でちょっとずつ遊ぶ。
優先順位を守って遊ぶ:ゲームだけに時間を使わず、他の大事なこと(プレイベート・仕事など)にも時間を使う
プライベートに全身全霊、仕事にも全身全霊、ゲームにも全身全霊。そんな姿に憧れるかもしれませんが、それは無謀と言うか欲張りなんじゃないでしょうか。
結局、どれかにばかり偏ったり、どれもこれも中途半端にしてしまう。それは、本当の意味で自分の人生の選択ができていないんだと思います。
さいごに
冒頭で紹介した書籍では、働いていると読書ができなくなる(自分と無関係な文脈(他者にまつわる状況・背景)を受け入れられない)問題を取り上げています。
「長時間労働」そして「何事にも全身全霊で取り組むことが推奨される社会」が原因として語られており、僕たちがゲームができない原因もそこにあると思います。
恥ずかしながら、本記事ではそうした社会にどうやって立ち向かうかではなく、どう折り合いをつけてゲームをするかという目線の話を書かせていただきました。
まずは、心の余裕を持つこと。そして、ライフバランスを整え、自分軸で遊ぶことが社会人ゲーマーとして長くゲームを楽しむコツだと思います。
攻略おっそい、クソ下手、中高年ゲーマーでも楽しくゲームができる社会になればいいなーと願って、これからもその代表(気持ちだけ)として情報発信していきたいと思います!
それではみなさん、よいゲームライフを
【参考文献】
三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
参考と言っても、内容を全然記事に活かせていないことをお詫びします。
【関連記事】



