遊ぶゲームを厳選する4つの方法

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「忙しくて、ゲームを遊ぶ時間がない」

社会人になり、仕事に追われ、育児に追われ、ゲームをする時間がないという方が多いのではないでしょうか。

昔は、時間を気にせずゲームをすることができたのに、今では、ゲームをする時間がほとんどなく、趣味として続けていくかも悩んでいる方もいらっしゃると思います。

今回は、そんな方に、

本当に自分の遊びたいゲームを厳選するためのゲームの選別術を紹介します。みなさんが時間のない中で、最大限ゲームライフを楽むために役立てばと思います。

具体的には「昔の感覚で、無計画にゲームを買って後悔した」、「流行りに流されてゲームをやっているせいで、本当にやりたかったゲームがいつまで経ってもできない。」

そんな悩みが解決できるかと思います。

 

以下に、4つの選別術を難易度順に紹介し、それぞれの方法、メリット・デメリットをまとめました。

ゲームを遊ぶ目的を書き出す

難易度:★ 1

方法

紙、パソコン、スマホなんでもいいので、「自分が何を目的にゲームを遊んでいるか」や「ゲームで何をしているとき楽しいか」を書けるだけ書き出してみてください

すぐに思いつかないという方に、参考として、パッと思い浮かぶ限りで次のような目的や楽しみがあるかと思います。

  1. 高難易度の挑戦
  2. 試行錯誤の挑戦
  3. ゲームの世界への没入(入り込み)
  4. 爽快感を味わう
  5. 恐怖・スリルを味わう
  6. ストレス発散
  7. 謎解き
  8. 完全攻略
  9. ゲーム収集(多くのゲームを遊ぶ)
  10. 何かを作る(創作的な遊び)
  11. コミュニケーションツール
  12. 対戦
  13. 多人数プレイ
  14. バーチャルライフ(第二の人生)
  15. 生業(本業、副業)

さらに、自分の中でどの目的や楽しみが重要か順位やチェックをつけることで、より自分のゲームを遊ぶ目的が明確になります。

作成例

◎とても重要、○重要、・普通

字が汚いのはご容赦ください

使い方

気になるゲームが現れたときに、その作品が自分の目的や楽しみ方に合っているかを考えます。

目的に合っているなら、遊ぶ有力候補になりますし、外れているなら、遊ぶのは見送ります。

メリット

自分のゲームを遊ぶ目的や好きな遊び方がわかるので、ゲームを買うか迷ったときに、その作品が自分に合っているかどうか判断できるようになります。

また、購入時だけでなく、遊んでいるときも、遊び方に意識的になり、より自分に合った遊び方をする手立てになるでしょう。

デメリット

この方法は、やりたいゲームをリストアップする方法ではないので、「気になるゲームが現れたときにそれが自分に合っているかどうか」の判断には使えますが、「そのゲームが今自分にとって最も遊ぶべきゲームか」の判断はできません

やりたいゲームリストを作る

難易度:★ 1

方法

名前の通りの簡単な方法です!

  1. やりたいゲームを書き出す
  2. やりたい順位をつける

やりたいゲームがたくさんある場合は、順位は5位くらいまでつければ良いと思います。

作成例

使い方

気になるゲームが現れたときに、それが何番目に入るのか考えてください。

1番目に入るなら、すぐ遊んでも良いですが、2番目以降なら順番待ちに回します。

メリット

自分がやりたいゲームを一望できるので、「自分を待っている作品がこれだけあるんだ」と気づくことができ、衝動的にゲームを買ってしまうことがなくなります。

デメリット

昔やりたかったけど、忘れてしまったゲームなどが、リストアップのときに漏れてしまうかも知れません。

その対策として、できるだけ書き漏らしのないゲームリストを作りたい場合に、高難易度版として、全ゲームリストを作る方法を紹介します。

具体的には、発売された全ソフトを表計算ソフト(Microsoft Officeエクセル、Googleスプレッドシートなど)にまとめてから、それを見ながらやりたいゲームリストを作る方法です。

ただし、全ゲームソフトのリストを作るのは、かなり骨の折れる作業です。実際、僕が作ったときは、2週間以上かかりました。

作成方法は、別記事を参照ください。

ゲームの体験チェックリストを作ろう-「体験の哲学」を読んで
大ファンである哲学作家、飲茶さんの哲学本「体験の哲学」が2021年に出版されました。飲茶さんと言えば刃牙(?)ということで、範馬裕次郎がオーラを放つ帯。次々と脳天に稲妻をくらわす格言の数々。惚れました。 体験の哲学では、いろい...

終わりから考える

難易度:★★ 2

方法

「あなたの命はあと○年です」と余命宣告を受けたとしたら、何のゲームをしたいか、どんな風にゲームをしたいか想像してみてください。

これは、寿命ではなく、今現在の年齢で余命宣告された場合です。

この方法のポイントは、○年のところを何年にするかです。

~年数の決め方~

例えば、「あと1年で死ぬとしたら、ゲームはしないだろうな」と思うかも知れません。実際、僕も余命1年でゲームをするかというと、しないと思います。
そういう場合は、3年、5年…とゲームのしたくなるまで、年数を伸ばしてみると良いでしょう。具体的に思い浮かんだソフトがあるなら、それがあなたにとって最も意義深いソフトです。

僕の場合は、余命3年なら最も好きなゲームであるMOTHER2をやります。

ここで、違和感を覚えた方もいらっしゃると思いますが、死ぬ前にやりたいゲームと今やりたいゲームは違うと思います。死ぬ前に食べたいものと、一生に一度は食べてみたいものは違いますよね。

いわば、僕にとってのMOTHER2は死ぬ前のおにぎりゲーです。

なので、死ぬ前にやりたいソフトの出た年数より、もう少し伸ばしてみて、今度は、他のゲームもやりたいと思える年数を探ってみてください

うーん、5年くらいあれば、MOTHER2以外のソフトを少し遊んでも良いかなと思えます。

その余命年数を想定してください。

使い方

気になるゲームが現れたときに、「あと○年で死ぬとしたら、はたして買うだろうか?」と考えてみてください。

また、ゲームを遊んでいるときにも、「あと○年で死ぬとしたら、そんな遊び方をするだろうか?」と考えます。

例えば、「時間のかかる完全攻略なんてするかな?」、「コンピューターとばかり対戦するんじゃなくて、誰か他のプレイヤーと遊ぶんじゃないかな?」と遊び方を見直すときに使えます。

メリット

かなり厳しい基準でゲームを選定できるようになります。プラスアルファで、ゲームの遊び方も、より真剣なものになります。

デメリット

ゲームが、そもそも時間がかかるものなので、タイムリミットを設定することと相性が悪いと言えます。

それでも、だからこそ、漫然と遊んでしまうと、多くのものを失いかねません。

『7つの習慣』のスティーブン・R・コヴィーは人生に重要なものを見定めるため、哲学者ハイデガーは主体的に生きるために、死を意識することの意義を語っています。そして、それは、ゲームライフにも言えるはずです。

やりたい100のことリストを作る

難易度:★★★ 3

方法

やりたいことを100個書き出してください。

これは、一生をかけてやり遂げたいことでも良いですし、今年やりたいことでも構いません。

もしかしたら、映画『最高の人生の見つけ方』を観た方や「死ぬまでにやりたい100のこと(バゲットリスト)」という言葉をご存知の方もいらっしゃるかもしれません。これは、そのアレンジで、”死ぬまでに”という期限を無くしました。
なぜかと言えば、僕が死ぬまでにやりたいことがなかなか思い浮かばなかったからです。
もともと、大きな夢を抱かない人間なので、「世界一周」やら「大金持ちになる」といった実現性の低いことを、リストに加えたいと思えません。
なので、僕のような、「”死ぬまで”となると大層すぎる」と思う方に向けて、もっとゆるーく考えられるものにしました。
実際、僕は「今年やりたい95のこと+大きな夢5」を一度作ったあと、それを毎年アップデートして使っています。

とにかく、期間は自分の書きやすいもので良いので、やりたいことを100個書いてください。

大事なのは、ゲームだけでなく、夢、仕事でやりたいこと、家族・友人とやりたいこと、行きたいところ、食べたいものなどゲーム以外のやりたいことを忘れず書き出してください。

それでもし、ゲームが一つも入らなかったら、ゲームよりも先にすべきことがあなたにはあるということです。

やりたいゲームがいくつか入ったらなら、そのゲームはあなたの人生において充分やる価値のあるゲームです。

注意点として、あまりゲームばかり意識していると、ゲーム関連のやりたいことばかりが書かれたリストになってしまうので、一度頭をまっさらにして、純粋にやりたいことを思い浮かんだものからどんどん書きましょう。

作成例

使い方

“やりたい100のことリスト”と、”やりたいゲームリスト”の違いは、ゲーム以外のやりたいことを含んでいるかどうかです。

なので、やりたい100のことリストを使い方は、

もし、気になるゲームが現れたら、リストの中のやりたいゲームと比較するだけでなく、100のことすべてと比較してください。

比較して、そのゲームをやりたい思いが上回れば、リストに加え、下回れば、落選です。

“やりたいゲームリスト”を作った方は、落選したゲームをやりたいゲームリストに加えて順番待ちさせると良いでしょう。

メリット

自分のやりたいことを意識でき、そのうちゲームがどのくらいを占めるのかが一目で分かるようになります。

また、自分にとって、仕事、家庭、趣味、その他のどれに重きを置いているか分かるかも知れません。

デメリット

期間を一生にするのか、1年やそこらにするのかで、やりたいことが変わってくるので、「長期間過ぎて、ゲームが入らない」や「短期間過ぎて、他のやりたいことが浅くなってくる」といった加減が難しいです。

でも、とりあえず、100個書けることが大事なので、始めは期間を柔軟に設定して、あとから、リストの中身が意義深いものになるように、アップデートしていけば良いと思います。

僕の実践例

参考として、僕が『ストリートファイターV(以下、ストV)』の購入時、そして、始めて3ヶ月ぐらいの時点で続けるか、かなり悩んだ経験と、そのとき、どのように判断したか紹介します。

購入時

きっかけは、友人から購入を勧められたことでした。

ストリートファイターと言えば、格ゲーのガチ勢のやるゲームという印象があったので、対戦ゲームはもっぱらエンジョイ派の自分としては正直気が引けました。

方法1の「ゲームを遊ぶ目的」で考えた場合、

買えば友人と対戦できるのは、確実ですから、友人との交流、つまり自分にとってのコミュニケーションツールという僕の中でトップクラスの目的が達成できます。

とは言え、もともと、格闘ゲームがそんなに好きなわけではないので、ゲーム自体の面白さが僕の目的に合っているかと言えば、そうとは言えません。

ただ、昔からやってみたいという思いはあったので、自分の未知の領域を開拓するのに良いきっかけだとは思いました。

方法2の「やりたいゲームリスト」で考えた場合、

3位か4位に入るくらいで、後回し予備軍です。

方法3の「終わりから考える」で考えた場合、

あと、余命5年でやるかと言えば、友人と遊ぶために短い期間遊ぶならやるけど、やり込むとなると少なくとも1年くらいの期間を費やすことになるのでやらない気がします。

方法4の「やりたい100のことリスト」で考えた場合、

やりたいことリストに載っているゲームだけと比較しても、ストVが上回っていたので、入選は確定。さらに、この友人との交流がやりたいことリストの上位に入っていたので、かなり有力な候補となりました。

方法1~4の考えをもとに、とりあえず、買うことを決めました。

実際は、この選別術を考えたのは記事を書く段になってからなので、本当に上のように照らして考えたわけではありません。けれど、選別術の基礎となる考え方はあったので、何のためにゲームをやるのかをいつも考えていましたし、やりたいゲームリスト、やりたい100のことリストは実際に使っていました。

続けるか

遊び始めて3ヶ月後。

友人との対戦は果たせましたし、全然上手くはなれませんでしたが、有名なゲームの雰囲気を味わうことができました。

しかし、ゲームばかりに時間を割いているわけには行かないのが社会人のつらさです。家庭でやるべきこと、仕事でやらなければならないことが待っているので、この辺でやめようかと思いました。

続けるかどうか。

ストVを遊ぶことが、人生で重要か。価値のある経験ができるのか。

最初、格闘ゲームの楽しさと言えば、対人戦で強くなって上位プレイヤーになることかなと思いました。事実、ストVを始めたとき、やりたい100のことリストに「ストVでゴールドランクになる」と書きました。

でも、ネット対戦の上位プレイヤー*になること自体は、数十年後に「あー、あのときやって良かった」と思えるような人生で価値のあることとは思えなかったので、やっぱり、ストVをやめる方に気持ちは傾いていました。

*ゴールドランクが上位かはつっこまない方向でお願いします

一方で、最初まったくできなかった必殺技やコンボが練習して出せるようになることや、立ち回りが上達し勝てるようになるといった成長の楽しさを感じていました。そして、それはアクションゲームのものとは、また違った喜びで、的確な入力技術が求められる中でのシビアさからくるものと、やはりコンピュータではなく人との対戦だから見えるものがありました。

また、2D格闘ゲームは自分にとって新たな領域なので、続けてこそ見えてくる価値もあるのではないかなと考えました。

2つの対立する思いの中で迷いに迷った挙げ句、最終的には、ストVを続けることに決めました。

そうと決めたからには、中途半端に遊ぶわけには行きません。自分の目的に対しストイックに遊ぶことにしました。

まず、成長の楽しみについては、成長を最大化するため、ブログで、負けた試合を分析するという内容のプレイ日記を始めました。

もうひとつ、人とのつながりにおいては、友人と対戦するだけでなく、SNSで知り合った方の主催する大会に参加し、自分と同じキャラを使う上位プレイヤーに「弟子入りさせてください」とお願いし、指導を仰いでいます。

続ける段においては、選別術を使ったというより、選別術の根底にある考えとして、そこに充分に価値のある目的が見いだせるかどうかにこだわりました。

判断が正しかったかどうかは、分かるのはまだ先の話になりそうです。

さいごに

この話を読んで、「きっちり選別術に従っているわけじゃないから、選別術って意味ないんじゃないの?」と思われたかも知れません。

僕も、この選別術は完璧ではないと思っています。

僕の例のように、「最初乗り気じゃなかったけど、やっぱり買う」、「やめようと思ったけど、やっぱり続ける」。と、選別術を使っても、どうすべきか迷う場合の方が、実際は多いのではないでしょうか。

それでも、遊ぶゲームを少しでも有意義なものに、また、ゲームの遊び方を少しでも有意義にするのに役に立つと思っています。

僕自身、選別術の考え方を持ち、ゲームを遊ぶ目的や重要性を意識できたことで、遊びのスタイルが変わってきたことを感じています。

今まで、買ったゲームは絶対クリアする派だったのが、意味を見いだせなくなった時点でやめるようになりました。その方が次に待っているゲームに早く移れます。

また、自分が遊ぶゲームの世間の評価や流行に左右されず、自分にとって意義があるかどうかで遊ぶか決め、自分に合った楽しみ方にこだわって遊ぶようになりました。

忙しい暮らしの中でも、今のところ、とても充実したゲームライフを送ることができていると感じています。

みなさんもゲームを遊ぶかどうか迷ったときに、一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。

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