MOTHERファンとしては、このような熱い企画に参加せざるを得ない、でも適当に書くんじゃもったいないということで、全力でアンケートに答えてみました。
アンケートに回答した後「掲載されて、見てもらえたら良いな」と祈る中、ふと「多くの人に見てもらいたいんならブログで公開すれば良いんじゃね?」と気づく。
「私は天才か…」
いやいや、さっさと気づけという話ですよね(笑)
本記事では、アンケートの回答(一部変更あり)とアンケートの回答を考える際に使った方法(アウトプット術)を紹介させて頂きます。
- アンケート
- 1.最初にプレイしたシリーズ作品は?
- 2.二番目にプレイしたシリーズ作品は?
- 3.三番目にプレイしたシリーズ作品は?
- 4.いちばん好きなシリーズ作品は?
- 5.いちばん好きなセリフは? 3つ
- 6.いちばん刺さったエピソードは? 3つ
- 7.「してやられた」と思ったゲーム中の仕掛けは?
- 8.ゲームに入力した「すきな こんだて/たべもの」は?
- 9.ゲームに入力した「カッコいいとおもうもの」は?
- 10.いちばん好きな街は?
- 11.いちばん好きな乗り物は?
- 12.いちばん印象深いキャラクターは? 3人
- 13.いちばん印象深いザコ敵は?
- 14.いちばん印象深いアイテムは?
- 15.いちばん好きな曲は?
- 16.「わたしだけが語れるんじゃないか?」と思う、『MOTHER』シリーズのすごいところは?
- 17.「問いにないけど、言っておかねばならぬ!」と思う、あなたの『MOTHER』エピソードがあれば教えてください!
- 18.いまこそ言いたい、『MOTHER』への要望は? 開発者に伝えたいことは?
- アウトプット術
アンケート
※アンケートの内容および回答の内容は実際のものと一部異なります。
1.最初にプレイしたシリーズ作品は?
MOTHER
ただし最初にクリアしたのはMOTHER2です。だってMOTHER難しいんだもの。
MOTHERが発売されたその年、僕は生まれました。
2.二番目にプレイしたシリーズ作品は?
MOTHER2
人生のベストゲーム。
僕のもうひとつの人生経験。驚きと興奮に満ち溢れた大冒険。あのとき最高に誇らしかった。
3.三番目にプレイしたシリーズ作品は?
MOTHER3
高校時代にプレイしました。最強装備とたたかいのきおくはしっかりコンプリート。
これほど頬を濡らしながらプレイするゲームは他にない。
4.いちばん好きなシリーズ作品は?
いちばん好きなシリーズ作品
MOTHER2
理由
MOTHERシリーズの中で一番やりこんだ作品です。糸井さんの語る親子の絆そして世界を股にかけるドキドキワクワクの大冒険。それが前作からさらにパワーアップして登場したMOTHER2は、自分自身の冒険として今も強く心に残っています。どせいさん、トンズラブラザーズ、バルーンモンキー、フランクさんをはじめとした魅力的なキャラクターのとの出会い、そしてギーグの恐怖を乗り越え、エンディングでポーラと世界中を飛び回ったことはかけがえのない思い出です。
5.いちばん好きなセリフは? 3つ
【ひとつ目】
セリフ
「キイイー!こうるさい便所バエだよ!死んで地獄へ行け!!」
キャラクター名
ラードナ
好きな理由
未来から世界を救うためにやってきたブンブーンがこれから冒険の始まりというところであまりにも理不尽に殺されてしまったことにショックを受けました。しかし、悔しいけれどこの強烈なママの怒りのセリフに笑いのツボを鷲掴みにされてしまいました。
【ふたつ目】
セリフ
静かね。踊りましょ?
キャラクター名
アナ
好きな理由
冒険が終盤にさしかかる中、ちょっぴり大人な少女が、まだウブな主人公を踊りに誘い、淡い想いを伝える、なんてロマンチックなシーンを想像するだけで「ひゃー」と声を上げてしまいそうな、胸がギュッとなるセリフです。
【みっつ目】
セリフ
ぽえーん
キャラクター名
どせいさん
好きな理由
どせいさんと言えばこのセリフ。小学生のときMOTHER少年の間で流行ったのが自由帳や黒板にどせいさんの絵を書くことと、この「ぽえーん」というセリフです。
6.いちばん刺さったエピソードは? 3つ
【ひとつ目】
イブがロボットとの戦いで主人公たちを守り、とうとう壊れて地面に倒れている姿が胸に焼き付いています。曽祖父が残した母性ともいうべき無償の愛を身を以て教えてくれたロボットに本当に心があるような気がして、切ない気持ちになりました。
【ふたつ目】
記憶をなくしDCMCのバンドメンバーとして活躍していたダスターがリュカたちと旅に出ることが決まり、劇場をあとにしようとするときにメンバーが鼻向けの演奏をするシーンにグッときました。DCMCの絆から切なさ、格好良さを感じ、熱い想いがこみ上げました。
【みっつ目】
モノポリービルにいるゆだんロボとの戦闘であまりの強さにもう駄目かと思ったときに、突如音楽が変わりトンズラブラザーズが助けにやってきてゆだんロボを倒すシーンが好きです。大人だとか子供だとか年齢の壁を越えた、心でつながった熱い友情に歓喜しました。
7.「してやられた」と思ったゲーム中の仕掛けは?
オレンジキッドに200ドルもの大金を投資して完成したグレオレマシーンが、使うと歌が流れるだけですぐ壊れるポンコツだったことです。完全に騙されました!訴えてやる!
8.ゲームに入力した「すきな こんだて/たべもの」は?
ハンバーグ(初回プレイ時)
チキンライス(小学生高学年)
初回プレイ時はデフォルトのハンバーグです!その後は祖母の得意料理チキンライス!…あとは忘れました(汗)
9.ゲームに入力した「カッコいいとおもうもの」は?
レインボー(初回プレイ時)
ワクワクさん(中学生時代)
PKひっさつのエフェクトが虹みたいなのでしばらくはレインボーでした。
クラフト界のレジェンド。当時子供はだれもが大好きだった「つくってあそぼ」のワクワクさんです。
10.いちばん好きな街は?
好きな街の名前
オネット
理由
ウィットに富んだセリフ、キャラクター、仕掛けの宝庫です。はじまりの街でありながらポーキー、フランクさん、市長、警察など魅力的な要素のオンパレードで何度最初からプレイしても飽きません。
11.いちばん好きな乗り物は?
好きな乗り物
スカイウォーカー
理由
UFOに乗って旅に出るなんて子供心をくすぐるロマン爆発です。ジェフが仲間に会うためにスカイウォーカーに乗って飛び立つシーンは最高にワクワクしました。
12.いちばん印象深いキャラクターは? 3人
【ひとり目】
キャラクター名
ポーキー
好きな理由
MOTHER2ではギーグの手下としてネスたちをジャマし、MOTHER3では好き勝手に非道の限りを尽くすので当時は憎かったけれど、考えてみるとギーグに魅入られたばかりに悲劇的な人生を歩むことになったことが可愛そうでなりません。本当はネスたちと一緒にヒーローになりたかったのに、少しわがままだけど根っからの悪党ではなかったのに、と考えるとシリーズ最大の被害者なのだと思います。
【ふたり目】
キャラクター名
ギーグ
好きな理由
MOTHER、MOTHER2のラスボスであり、謎の多い敵ですが、マリアの子守唄に耐えきれずに逃走し、MOTHER2では自我を壊すほど主人公たちを恐れるのはどこか人間性のかけらのようなものを感じます。ラストバトルの演出はMOTHERシリーズのメッセージの象徴として心に響きました。
【さんにん目】
キャラクター名
ゲップー
好きな理由
胃から破裂音を鳴り響かせる嘔吐物が宿命のライバルなのはマザーだけでしょう。臭い、汚い、悪いやつだけどなぜかカッコいい。
13.いちばん印象深いザコ敵は?
ザコ敵名
おにいさん
理由
MOTHER、MOTHER2と登場するおにいさんは、戦闘中に流れる陽気な音楽が印象的です。髪型のはじけ具合に小さい頃は人間じゃないと思っていました(笑)戦闘中メガホンで「おまえのかあさんはないてるぞ!」と言ってきて戦いを楽しませてくれます。こういう遊び心がMOTHERの味わい深いところ。
14.いちばん印象深いアイテムは?
アイテム名
どうぐやのかんばん
理由
使うとダンジョンだろうが、幻影の世界だろうが駆けつける客の購買欲に恐怖すら覚えました。どんなところまでやって来られるか試してみたいという欲望にかられて、極悪非道の冷やかし行為を繰り返したのは良い思い出です。
15.いちばん好きな曲は?
曲名
エイトメロディーズ
理由
MOTHERの冒険の目的となる音楽ですが、ラストバトルでは「うたう」ことで戦うという印象的な演出に使われていて強く心に残っています。ヴォーカルアレンジ版の歌詞を思い浮かべながらラストバトル、エンディングを見るとより一層ジーンときます。
16.「わたしだけが語れるんじゃないか?」と思う、『MOTHER』シリーズのすごいところは?
セリフ、キャラクター、シナリオ、仕掛け、音楽、システムの全てがプレイする人たちの気持ちを揺さぶりたいという思いに満ちた総合芸術だというところです!細かなところまで徹底して作り込まれていて、どこをとっても楽しい、おかしい、悲しい、苦しいといった様々な感情を刺激する魅力に溢れています。
17.「問いにないけど、言っておかねばならぬ!」と思う、あなたの『MOTHER』エピソードがあれば教えてください!
18.いまこそ言いたい、『MOTHER』への要望は? 開発者に伝えたいことは?
【要望】
MOTHER1と3も3DSのバーチャルコンソールやNintendo Switchで遊べるようになれば最高に幸せなのですが。こう願うのは僕だけではないはず!
【開発者の方々へ伝えたいこと】
MOTHERシリーズのセリフ、キャラクター、シナリオ、音楽、システムの全てが当時小中学生だった私を夢中にさせ、今の自分を形作っています。そして社会人になってからはゲームが素晴らしいものだと気づかせてくれました。MOTHERをプレイした時間はまさに私の人生の一部です。素晴らしい作品をありがとうございました。
アウトプット術
これだけファンアンケートをしっかりと書いたのは始めての挑戦でした!
そもそもこんなに質問と文章形式の回答欄が多いのは多くの人に愛されているMOTHERだからこそだとは思います。
アンケート回答方法の説明では、書ける部分だけでOKということでしたが、回答欄を全て埋めてみました。
「MOTHER好きだったら楽勝でしょ?」と思われるかも知れませんが、もともとアイディアを出したり、文章で表現することが得意ではないので悩みに悩んでアンケートの回答が一日がかりに…
そういった方も少なくないと思いますので、今回アイディア出しや文章化に使った方法を紹介したいと思います。
方法1.下書きを紙に書く
今どき文章を書くときは、修正が簡単という理由でパソコン、スマホを使うことが多いと思いますが、あえて紙に書くというのは一定の効果があると思います。
今回実践してみて次のような効果を感じました。
手書きの方が、文章が浮かびやすい
おそらく、学生時代の習慣から「キーボードを叩く」より「ペンで書く」方がものを書くというスイッチが入りやすいと感じます。手書きのほうがアイディアを思いつきやすいというのは、樺沢紫苑「アウトプット大全」に書かれています。
修正により文章がまとめやすい
パソコンだと修正の際、「ダメだな」と思ったら文章を消去して書き直すと思いますが、筆記する場合は消さずに取り消し線を引いて上に文章を書いたり、付け足したい文を上に加筆したりすることで、「最初」と「後」に書いた文章を比較したり、「付け足した文章」に意識的になり、総合的にまとめやすくなります。
「いやいや、Wordでも使って文章を消さずに取り消し線を引いたり、赤字で追記すればいいじゃん」と思うかも知れませんが、個人的にかなり見にくいし面倒くさいです。
シャーペンで書いたため薄くて読めないと思いますが、雰囲気を知っていただくため、ノートの一枚を貼っておきます。
方法2.アイディアに困ったらマンダラチャートに書き出す。
「マンダラチャートって何ぞ!?」という方へ。こういうのです。
- メモ帳に線を引いて9マスのブロックを作り
- 真ん中にテーマを書く
- 周りの8マスにアイディアを書き出す
今回のアンケートで悩んだのが、セリフ、エピソード、キャラクターなど3つ挙げて回答する質問があったことです。実際は、一番好きなものがひとつに絞りきれなかった場合に最大3つまで書けるようになっているのですが、ついつい欲張っちゃいました。
欲張っておきながら情けないことに、3つ挙げるとなると悩むものです。こういうときにマンダラチャートが役に立ちます。
ひとつのテーマ(例えば好きなセリフ)に対して、8個アイディアを出してみる。
その中からベスト3を選んで書く。
という手順になります。
この方法の何が素晴らしいかと言えば、書き出さずに頭の中だけで考えていると、次々浮かんでは消えるアイディアに「これを書こうかな、いややっぱりやめよう」などと堂々巡りすることを防ぐ。
また、白紙の紙に書けるだけアイディアを書けと言われてもむしろ、気が重くて書けないという自体に陥りますが、僕のようにのんびり思考の方でも8個なら頑張れば書くことができます。
<参考書籍:山口拓朗『「9マス」で 悩まず書ける文章術』>
方法3.場所を変える
何時間もぶっ通しで考え続けるというのはとても気力が持ちませんし、文章の質も落ちてきます。集中力が切れたら場所を変えることで気分転換になり気力も復活します!
今回は、「家→カフェ→図書館→家」と場所を変えつつ考えました。
方法4.最後にパソコンでまとめる
最後に紙の下書きをもとにパソコンで文章をまとめて、あとはアンケートに記入するだけです。
物書きのプロではありませんが、これらの方法がみなさんの参考になれば幸いです。
【2019年10月追記】アンケートの結果
これだけ、気合を入れておきながら、お恥ずかしいことにアンケートではひとつのコメントも採用されませんでした。
もちろん残念な気持ちが強かったものの、思い入れの深いコメントの数々に、
「MOTHERシリーズが多くの方に愛されているのだな」ということをこれでもかと感じさせられ、いちMOTHERファンとして誇らしい気持ちになりました。
反省点を分析すると、
- ネタバレを含んでいたものが多かった
- 文章が長すぎた
の2点が失敗だったかなと思います。ネタバレについては、ファミ通にて配慮したと書かれていましたし、文章の長さについては、やはり多くのコメントを乗せるため、短い端的なコメントが多く掲載されていました。
多数のファンの意見を募集する形式だという想定が出来ていなかったのは反省ですね。
最後に、MOTHERシリーズ30周年おめでとうございます!!