シオンが目を覚ますと、そこは不思議の国・・・ではなく、15年前の(旧)ミルチアだった。偶然にも、レアリエンに襲われる若かりしバージルを助けたシオンたちは、手当てをするために、フェブと言う女性のいる古教会を目指す。
古教会を訪れると
森を進んで抜け出た麓に、古ぼけた教会がありました。
モモやジギーが言っている通り、この教会は以前KOS-MOSにエンセフェロンダイブしたときに、目にしています。
しかし、この教会が何であり、フェブと呼ばれる女性が誰なのかはシオンしか知りません。
なので、僕や前作プレイヤーも知りません!
シオンは教会の扉を開け、『怪我人がいるんです、中で休ませてもらえませんか?』と呼びかけると、
そこには、少女の姿が。
シオン『アレは― 私?』
ゼノサーガⅢのシオンはヴェクターや過去の因縁に牙をむき始め、垢抜け(すぎ)た華麗なイメチェンを遂げたため、容姿からは分かりづらいですが、
少女にはメガネや青い瞳、長髪といったシオンらしい特徴が見られます。
少女が人を呼びに行くと、奥の部屋から少年とフェブが出てきます。
少年は出てくるなり『騒々しいな。』とぶつくさ言いながら、
『なんですか?あなた方は。』イラッ★
『何かあったのかと聞いているんですが?』イライラッ★
とシオンたちに向かって、第一印象マイナス100万点の、つっけんどん三段攻撃で畳み掛けてきます。
バージルの状態を見たフェブロニア(フェブ)は、『!!大変!早く、こちらへ!』と案内しようとしますが、
少年は、フェブロニアに文句の三連コンボを繰り出します!
『困るんだよね。君はU-TIC機関のレアリエンなんだよ?』
『ふぅ― ミズラヒ博士にもう少し、レアリエンの管理を厳格にしてもらった方がいいのかな。』
『君はただでさえ貴重なトランスジェニックタイプだ。育成が完了するまで損耗する訳には、いかないってのに―』
このことから、フェブロニアはレアリエンだと分かります。そして、少年はU-TIC機関の関係者のようです。
少年はミズラヒ博士の助手と言ったところでしょうか。何となく重要キャラクターのような気がします。
『兵を呼ぶつもりなら― お好きに。』と覚悟を見せる天使フェブロニアに、少年はとうとう折れ、
『しょうがないな。』
『こんな些末なことで、君のメンタルバランスに問題が起きるのは避けたいしね』
とぶつぶつ文句を言いながらも、医療用のキットを使うことを許します。
『ありがとうございます。』と、お礼を言うシオンでしたが、
最後に特大の嫌味を浴びせる少年(上画像)
そして両者、この顔である。
上がりかけた好感度は、虚数領域に消え去ったようです。
瀕死のバージル
バージルの容態は―
ゼノサーガの世界では、ナノ治療というハイテク治療が行われているみたいですね。人間の細胞はマイクロサイズ(ナノより10の3乗大きい)なので、細胞よりも小さな領域まで治療することができると考えると凄い!
けど、結局大きな怪我に対しては、無力ということでしょう。
フィクションの治療なので、想像です
要は、バージルは手の施しようがない状態のようです。
もうだめかと、ジンが諦めたとき、
フェブロニアが思いもよらない提案をします。
ジンは、
レアリエンから人間への臓器移植など前例がない
臓器を取り出したら、フェブロニア自身が危ない
と言いますが、
フェブロニアは、
人間の体組織に限りなく近く、親和性がある
ラビュリントスに行けば再生できる
と言い、命の危険を顧みずバージルの命を救いたいと訴えます。
フェブロニアにとっては人種や社会的背景は関係なく、自分を犠牲にしても人の命を救うことが大事なのでしょう。
彼女は、レアリエンでありながら、人間のように、そして人間以上に他人のことを思いやる存在として、目を引かれます。
手術終了
手術が終わり、シオンが部屋を訪れると―
治療は上手く言ったらしい…
って、執刀医がヤブ医者!?
何を言っているのかと思ったら、どうやら、ジンが執刀医で手術をしたみたいです。
そう言えば、ジンは医者の経歴があるって言う設定だった
少女シオンもフェブを心配し、駆け込んできます。
少女『フェブ、大丈夫?』
フェブ『えぇ、大丈夫よシオン。なんともないわよ。』
それを見たシオンは、幼少期の自分に話しかけます。
少女は、何かの”船”が現れたのを見たらしく、シオンたちがそれに乗ってきたと思っているらしい。
確かに、シオン一行を見たら、風変わりな格好に、サイボーグに、レアリエンと、どう見ても普通の人たちには見えませんよね(笑)
すると、”これでお開き”とばかりに少年が現れます。
少年は、早く厄介払いしたいらしく、シオンたちに出ていって欲しいと言います。
彼がこれだけ非協力的なのは、フェブロニアを危険から守りたいという一心から来た結果なのかも。と、彼を擁護してみる。
シオン『シオンちゃん― お船の事、教えてくれてありがとう。』
少女『うん、バイバイ。またね。』
エルザと思しき緑の船は、鍾乳洞のあるダブリー鉱山と言う場所に降りていったという有力な情報を掴み、次の目的地は決定しました。
シオンとフェブロニアの関係が分かるのは、まだ先のようです。
次回【パート17】
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