愛と勇気
KOS-MOSの調整室から吹き飛ばされるハカセとスコットクン。
もう、「ひゃは~」、「やひうぉ~」と言いながら吹っ飛ばされて、このハカセの倒れ方に至るまで芸術的としか言いようがありません(笑)
姿を見せる、黒の外套者。
Jr.たちが駆けつけ、黒の外套者を狙うも、謎のフィールド?に遮られ弾が届きません。
そこへジギーが駆けつけ、Jr.の肩を掴み、割って入ります。
ジギー
『ヴォイジャー』
『何故ここに居る』
飛びかかるも、簡単に弾き飛ばされるジギー。
割って入って、因縁深いセリフを言ったにも関わらず、あっさりやられるとは。ちょっぴりダサいけど適切な表現かなと思います。なぜならテスタメントは生身でE.S.と渡り合えるほどの戦闘力を持っています。
最後に入ってきたシオンは黒の外套者(面倒くさいので以下、黒さんと呼びます)が居ることに驚きますが、彼がKOS-MOSのタブを抱えているのに気づくと、
我を忘れて黒さんに飛びかかります。
見た目に依らず、運動神経抜群のシオン(公式設定)。2mを超える跳躍から斜め下に飛び込むという”戦隊モノのヒーローがやるやつ”を繰り出しますが、
あえなく捕まり、絶体絶命の危機!!
迫りくる魔の手(比喩じゃない系)に怯える少女の心の叫びが、眠れる勇士を呼び覚ます。
~MOVIE~
僕『え?KOS-MOS起動できないはずじゃ、どういうこと…あ、、、愛と 勇気じゃな!!!』
一生懸命シオンのM.W.S(腕につけているウェポン)を抱えて階段を降りてくるモモ可愛い。
そして、なぜか最後半身を取るシオンにKOS-MOSが追随し、決めポーズ。
なにっ、KOS-MOSにはポージング機能が搭載されていたのか!?
それにしても、これヒーローの集合ポーズかな?みんなどさくさに紛れて楽しみすぎぃぃぃぃ。
6章はギャグパートかな?
とまぁ、なんだかんだ言いつつも、シリーズ三作目にして「いよいよテスタメントと戦うのか!」と緊張と興奮の入り混じった気持ちで画面を見つめていたわけなんですが、
・・・
水着ぃぃぃぃいぃ!?
しまった!防具水着にしたままだった!!
この瞬間、完全に緊張の糸がちょん切れて、すっとんで行きました。
雰囲気台無し
それでは黒さんの戦闘力はいかほどでしょうか!
『ヒハハハハ』と不気味に笑いながら、悪魔を召喚し、いかにもな名前の技を使ってきます。
本作では珍しい非科学系の人でした。生前はシャーマンだったんでしょうか?
ジギーを狙うと分かっていたので、ガードして200超えダメージ。
ガードしないと1300超えの確定ブレイクが入る強力な技を使ってきます。
また、全体技も強力で、毒付きの全体攻撃をしてきます。
毒(ポイズン)は、行動後にダメージの効果。
黒さんは、『ンフフフ』と笑うだけで、喋らないのでとにかく不気味。
KOS-MOSはと言うと、容姿が変わりましたが性能は変わらず?前よりも数倍パワーが上がっているわけではなさそうでした。
ある程度ダメージを与えると、
なんと、物理攻撃が効かなくなるので、物理特化型のKOS-MOSやジギーは引っ込めて、モモやケイオスにチェンジ。
そんなのアリ!?
ここで、窮地に追い込まれる!
精神技(エーテル)より物理技(アーツ)を重視して育てていたので、威力の低いエーテルしか使えず、しかも、みんな基本的に打たれ弱い。
黒さんの怒涛の攻撃に、回復だけで手一杯、ダメージもちょっとしか与えられないというジリ貧状態に。
もう、回復アイテムもったいないとか言ってられないので惜しまず使い、最後は必殺技でフィニッシュストライクとかぶっこいている余裕もなく、
ケイオスの通常技で地味に終了。
そして、”RPG定番”の戦闘が終わったあと、何事もなかったかのように会話が始まるという展開になります。
この戦いは、壮大な戦闘ごっこ遊びだったのだ。
ジギー『いつまでこんな事を続けるつもりだ』
ジギーは、ヴォイジャーを睨みつけ、銃を撃ちます。
ジギーの発言から、黒さんは生前から狂気的な嗜好の持ち主だったのでしょうか?
もちろん、銃が効かないのはジギーも承知しており、
ジギー『それで勝ったつもりか』
KOS-MOSが背後から、胸を一突きにします。
それよりKOS-MOS、『チェックメイト』とか、気取ったこと言うんですね(笑)
そんなことわざわざ言うことに何の合理性も感じないけど、正義のヒーローというものは悪者にトドメを刺す時には決め台詞を言わなければならないという使命があるのです!!
黒さんを倒したかと思いきや、
効いてませんでしたーーーーー
黒さんがKOS-MOSを引っ剥がすと、
『彼女が目覚めたのならば 次の手を考えねばならん』という赤の外套者の声が聞こえます。
黒さんは去り際にようやく、口を開きます。
『この私を傷つけた報い いずれふさわしい場所で決着を』
まったく無傷に見えるけど、一応傷ついてたんだ。。。
黒さんが言う、ジャン・ザウアーとはジギーのことです。
ここで、今までジギーの事にあんまり触れていなかったので紹介します!
彼らが去ったあと、シオンはKOS-MOSのもとに駆け寄り、飛びつきます。
『貴方、心配ばっかりかけて ―』と言うシオンに対し、KOS-MOSは『申し訳ありません』と謝ります。
うさんくささプンプンのハカセと助手でしたが、ちゃんと直って…しかも頼んでもいないのに装甲をハカセ好みのスタイリッシュなロボットヒロイン風にしてもらえて良かった良かった。
え?僕は、もちろん。好き。。
KOS-MOSの復活に涙するシオンでしたが、ここでまたいつもの気絶の発作が。
彼岸
海岸の風景に変わり、そこにはヨアキム博士が立っています。
ヨアキム
『寄せて、引いて― 互いの距離を確かめ合うかのように―』
『そんな営みを永劫に繰り返している。』
それを聞いて、シオンはその意味を理解しかねるというように言葉を喉に詰まらせます。
ヨアキムの言葉を受け、シオンはヨアキムに父との関係を聞きますが、彼はそれには答えません。
- 伝えたくても伝わらないことがある。
- 言葉の意味は聞き手しだいで変わる。
- 善意が良い結果に結びつくとは限らない。
というようなことを言います。
もしかしたら、シオンと父との関係のことを言っているのでしょうか。とすれば、スオウはやはり、シオンや母のことを思って実験を行っているのかも知れません。
続けて、ヨアキムが意味深な発言をします。
ヨアキム『あの男の言葉は― ただの枷だ。』
あの男とは誰のことでしょうか。
シオンが誰の事を言っているのか分からない様子なので、父ではない、とすれば…ケビン?
ヨアキムが、みんなが幸せに暮らせるような世界で暮らして欲しいと言い。最後に、今の状況にどうすればいいのか迷っているシオンの背中を押します。
そして、ムービーの最後に謎の女性が映り、シオンはKOS-MOSとつぶやきます。
この女性がKOS-MOSのモデルということでしょうか。ネピリムなのかな~?
実は、本作のタイトル画面にこのヨアキムとの対面とこの女性の姿が映っていました。なるほど重要シーンのようですね。
次回へ続きます。
次回【パート23】
前回【パート21】