研究棟の一室で15年前のケビンに出会い、KOS-MOSの基礎理論データを手に入れた。シオンは、幼いシオンそしてフェブロニアとバージルの運命に居たたまれなさを感じ古教会を後にする。
融和
~古教会で話すフェブロニアとバージル~
バージルはフェブロニアに、『どうして助けた?』と聞きます。
バージルは、レアリエンの掃討を目的にしている連邦兵を助けることが不可解でならないようです。しかし、フェブロニアは「バージルを助けたい。」ただその一心だったということを言います。
命がなによりも大切であり、敵だとか、危険だとかは関係ない。
慈しみの精神は、僕が最も大切だと感じる美徳です。なぜなら、世界を守る、社会を守る、家族を守ることは全て、他人の幸せを想う慈しみの心につながると感じるからです。
それを聞いたバージルは言葉に詰まり、それでもフェブロニアに心を許したようで、前回同様そっぽを向いたあと、
ついにデレます。
ああ”ー、僕も看病されたい⇦病気
花壇
~ケビンが子供シオンにいじわるをするお話~
お母さんのために作った花壇で、花の世話をするシオン。
その背後から、悪のオーラを放ちながら”ダークケビン”が近づきます。
『よく枯れなかったものだ』
お父さんにも花壇を見てもらいたいと言うシオンに対し、
『ウヅキ監察官が花なんかに興味を持つとは思えないけどね』
『いいかい 僕たちが生きる為には他の生き物を支配し 破壊し 食べなければならない』
『これは生物としての本能だ』
『君の行為には 何の意味もないんだよ』
子供相手に無神経コンボをかますケビンに「うわっ…」とドン引き
しかし、ここからシオンの反撃が始まる —
「そんなところで油売ってんなら、水やり手伝えこの暇人が!」とジョウロを叩きつけ、ケビンに華麗なるカウンターヒット!
普通の子供なら泣きそうなところですが、さすがシオン!気の強さは幼少期から筋金入りです!
ケビンはしぶしぶ水やりを手伝いますが、ろくに花の水やりの仕方も知らず、雑!
見かねたシオンにジョウロを取り上げられ、一回りも年下の女の子から水やりの仕方を習います。
関係ないけど、ホースで花の水撒きをするときは、ヘッドの設定をジョウロやシャワーにするんじゃなくて、キリやカクサンにして、花の根本にやんわりあげるのがコツです!
ケビンはそのシオンの顔をまじまじと見ます。
水やりをしながら、穏やかな表情を見せるその顔は、まるで未来のケビンの雰囲気のよう。
このやりとりがケビンの中で、何かを変えたんでしょうか。
また、シオンに特別なものを感じたようにも思えますね。
…ふたりが将来恋人同士になることを考えると、この年齢差は大人になって付き合う分には気になりませんが、このビジュアルだと犯罪の香りがしますね。
KOS-MOS復活プロジェクト
ケビンの研究室でKOS-MOSの基礎理論データを手に入れ、エルザに戻ったシオンは、KOS-MOSを直せないかハカセに相談します。
ハカセは元の形に戻すことは可能だが、KOS-MOSには未知の部分が多いため、たとえ完璧に修理できたとしても再起動できる保証はないと言います。
合体どころか変形さえできん ― ってどういうこと!?
それに関しては、この後、スコットクンの言う「エルデカイザー」についてじっくりと書き殴っていきたいと思います。
直せるか分からないにしても、マッドサイエンティストたちはKOS-MOSをいじくり回せることに、興奮が抑えきれない様子。
それを見たアレン君は当然不安になり、
『― 主任、本当に大丈夫ですか?』
『ハカセ達に任せたら、輪をかけて悲惨な状況になるかも ―』
と言いますが、
ハカセは『ことメカに関しては、手を抜くことなどせんわい!安心してまかせておけい。』と豪語。
この人達にまかせて大丈夫か…?
部屋にゾロゾロいられたら邪魔になるとハカセが言うので、スコットクンは
『ラウンジにある流行りのゲームで遊んでみたらどうです?』とシオン達に提案します。
それってGeMix!?のこと!?
ゲームのシナリオの本筋でゲームで遊ぶように提案されるとか、サブイベントや遊技場設定のある作品ならあるけど、なんだか斬新!
それじゃ、気分転換にゲームでもしよう!とJr.達が賛成し、
アレン君も行こうとすると、
魔の手に捕まってしまいます。
哀れアレン君。そして、君のことは忘れない。
助手2号(笑)
エルデカイザー
ここで、僕は言っておかなければなりません。
本作をただの科学と歴史と哲学が組合わさった超大SF作品だと思っていたが、そんなものはまだまだ小手調べ、ミジンコ程度に過ぎなかったことを・・・!!
「さぁゲームをしに行こう」と言う前に、野暮用をしにペディア島へ行きます。
というのも、実は浮遊大陸でのエルザの救出時に、ハカセの宿命のライバルであるブラックハカセ(なんじゃそりゃ!?)から挑戦状が来ていたのです。
南海の孤島とは、シオンが隠れ家にしていたペディア島のことです。
本作は、U.M.N(ネットワーク)を利用して今まで行ったことのある場所にダイブ(潜入)することができる、つまりワープができます!
そして、エルザ内で「エルデカイザー」を入手したので、準備は万端です!!
そして、艦内にはハカセコンソールなる怪しげな端末があり、
【エルデカイザー情報】
天才科学者ハカセが創り出した巨大ロボ<エルデカイザーシリーズ>の記念すべき処女作
ハカセ曰くその設計コンセプトは❝愛・勇気・友情・正義その他諸々…❞という空前絶後に欲張りなものだが、一見非常識なそれは枝葉末節まで骨太に貫かれており掛け値無しに強力無比な絶対性能を誇るから実際大したものなのである
最大の特徴はファイター・ドラゴン・カッター・タンクといった4つの部位に相当するメカが組み合わさる事により、エルデカイザーの姿が完成するという❝合体❞機構である(機械としての真のコンセプトはこちらであろう)
絶対王者の風格を帯びたオレンジ色のその機体は日輪の輝きを思わせ最大の必殺技<真・無双雷神剣>は月をも砕く威力を誇る
なんだこのスーパーロボットのカッコよさを大集合させました的な設定は!?
ハカセのことをただのヘンチクリンな爺さんだと思っていましたが、とんでもない。
世の悪を憂い、平和を守るために日夜戦い続ける、
ということが頭の中で繰り広げられている、正義の科学者だったのだ!
製作者がロボット好きなのは、今までのE.S.やリューポルドの演出で滲み出ていましたが、スタイリッシュ系や元祖系だけでなく、本作の世界感を逸脱…否!凌駕するヒーロー系のロボを出してくるとは!
開発スタッフのロボット愛は広大無辺なのか!?
ペディア島
U.M.N.でペディア島を訪れ、シオンの隠れ家に行くと宝箱があり、
「防具:水着シオン」!?
を手に入れました。
水着という言葉の破壊力に圧倒される僕。どうやらアレフガルド(ドラクエ3)にもつかないどころか中盤にして、伝説の防具を手に入れてしまったようです。
効果はみなさん、お察しの通り。
秘密基地
ビーチの先にある孤島には、謎の扉があるのですがパート3で入ることができませんでした。
しかし、今回行ってみると、扉が開いており中へ入ると、
ココナッツザルという愛くるしいおさるが出てきます。
ココナッツザルによると、ブラックハカセはすでに他界しているらしいとの衝撃の事実が!
どうやら、ブラックハカセは最強エルデカイザーの開発に明け暮れ、過労で体を壊し、お亡くなりになってしまったようです。
さすがブラックハカセ、セルフブラック労働かな?
上画像の選択肢で、『宿命のライバルなんです』と答えたシオンは、
ココナッツザルに『それはやたらと元気な白髪で小汚い嫌味で目障りなクソジジイ!…だと聞いています』とハカセでないことを見抜かれますが、
ブラックハカセは遺言で”青いペンダントをした髪の長い女性”(シオン)が来たら案内するように言っていたらしく、研究室に通されます。
そして、ココナッツザルに言われる通り、部屋にあるコンソールのスイッチを入れると、
【以下、ブラックハカセの遺言続き】
忘れもせん!お主がわが化身、ブラックエルデカイザーを倒したあの日から!!
あれからワシはお主に復讐する事だけを考えて生きてきたのじゃ!
そう、お主に勝つ為、シオンくんの弱点を見つける為、ワシャこの島にやってきたお主をずっと監視していたのじゃ。
知っておるぞい、孤島に篭り一人悪と戦っている事も。
知っておるぞい、過去の男を忘れられず苦しんでおる事も。
お主の住まいだって徹底的に調べたんだぞい。
冷蔵庫から食料(レトルトカレー)が無くなっていたことがあったろう?
…ワシじゃ。
クローゼットが散らかっていた事があったろう?
しかし下着は無くなってはいなかったはずじゃ。
途中で我にかえったからの。
そうしてワシは君の全てを調べ上げ、そのデータを元に宇宙最強ロボ❝エルデカイザー∑❞を完成させたのじゃ!
最強じゃ!!誰にも負けることはないッ!!無論、シオンくん…お主にもじゃ!
…しかし、しかしじゃ。
残念ながらワシの狂気じみたその凄まじき執念は同時にワシの体をも燃やし尽くしてしまった。
ワシは今、病魔に蝕まれておる。
自分でも分かる。
もう長くはないじゃろう。
……
この映像はワシの遺書じゃ。
お主がこの場所へやってくると信じて残した……。
シオンくん!
ワシの挑戦を受けるのじゃ!!
ワシの最高傑作
エルデカイザー∑と戦えぃ!!!!!
怖い…
前半ほぼストーカー
シオンもいろんな意味で鳥肌ものの挑戦状ですね。
残念ながら、ブラックエルデカイザーに身に覚えはありません。たぶんオリジナル版のⅠやⅡに出たんでしょう。
しかし、この弱輩ゼノサーガプレイヤーにとっても、こんな面白そうな挑戦受けるしかありません!
エルデカイザー∑
そして、僕は思い知らされる。
こ れ は
至 極
『内なる黒の魂を力に エルデカイザー∑見参!!』
聞き間違ってたらごめんなさい。
なんとなく、ゲッターロボなどのスパロボ御三家よりも勇者シリーズ(勇者王ガオガイガーとか)のロボットや戦隊モノの合体ロボットに近い気がしますね。
登場からバトルに至るまで展開される力の入った演出!
解説のシーンでナレーションが流れ出した瞬間、幼い頃テレビの戦隊モノに育まれた少年魂が震えだし「これぞぉぉぉぉ!!!」と唸り声をあげました。
そして、1ミリも勝てる気がしませんでした!
もともと、強いだろうと予想はしていたもののアナライズした瞬間に
「HP100000」
圧倒的絶望感。
こちらのエルデカイザーは多少効いてはいましたが、雀の涙程度のダメージでした(汗)
ちなみに、エルデカイザー∑は何度でも挑戦することができます。
果たしてシオンたちはカイザーシールドを破り、悪の科学者(?)ブラックハカセの野望を打ち砕くことはできるのか!?
乞うご期待!!
…たぶん、それは終盤でしょうね~。
次回【パート22】
前回【パート20】