【ゼノサーガ3】part32~宿命~[8章]

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ディミトリ

気が済んだ(サブイベントのボスに心がへし折られた)ところで、アベルの方舟深部に行くと、

ディミトリ・ユーリエフがお出迎え。

『ようやく、辿り着けたか?』という第一声に、

本当は、嫌味で言っているはずが、僕としては、”息子(Jr.)の到着を待ちかねていた感”に思わず笑みがこぼれます。

僕と同世代の方に分かり易いように言えば、
ディミトリ「か、勘違いしないでよね!あんた(Jr.)が来るのを待ってたわけじゃないんだからっ///」って感じ。

さて、Jr.がガイナンに呼びかけるも、ディミトリに深層意識下に追いやられており、Jr.の声は届きません。

ディミトリは、ウ・ドゥを超え、過去に植え付けられた恐怖を克服する、
そして、神を超える力を手にせんと野望を語りますが、

大真面目に語るディミトリに対して、Jr.の『(ウ・ドゥを)超えてどうする!』が、なんとも漫才のソレだったため、僕のツボを思わず刺激。

本当はツッコミじゃなくて、純粋に超えようとする目的をJr.は聞いてるだけなんだけど、
“ウ・ドゥの恐怖を超えるために、恐怖そのものになろうと矛盾を犯しているディミトリ”に対するプレイヤーのツッコミを代弁しているように聞こえてしまう!

 

ここで、Jr.はディミトリからウ・ドゥの気配を察知します。

Jr.『その波動 ―』

ディミトリは転移実験でウ・ドゥに接触したときに、既にウ・ドゥに汚染されていたようです。

だから、part7でディミトリに意識を侵食されたガイナンが、『俺は貴様など認めない』、『ウ・ドゥ』と言っていたんですね。

中間考察で、“ディミトリはウ・ドゥと同等の存在なのではないか”と考察しましたが、ウ・ドゥが神の力だとすると、ディミトリがウ・ドゥというより、その力を操っている(あるいは力に操られている)に過ぎないのでしょう。

 

ディミトリは『恐怖こそが、人を人の領域に縛るかせなのだ』と言います。

ラビュリントスの接続実験にて、人の恐怖心がゾハルへの接続を困難にしていたことを思い出します。

ディミトリ戦

『お前にこの力を止める事が出来るのかな』

ディミトリ戦は、ディミトリとオメガのペアと戦うことになります。
※ターゲットはディミトリ一人だけで、行動はディミトリとオメガがそれぞれ行います。

突然、ディミトリがぎ払え!』
と叫ぶので、となり、ビビリますが、

最初は、何も起こりません。

ブーストゲージが溜まると、オメガが強力な必殺技を使ってきます。

ちゃんとテロップで
『ブーストをためさせては危険だ』
『ヒートで冷静さを失わせれば・・・』

と、「絶対ためさせるなよ!」との表示が出るので、攻略法はヒートを使い、挑発してゲージを消費させながら戦うということになります。

 

しかし、みなさんよく考えてみてください

製作者が丹精込めて作った、強力な必殺技!絶対に見たいに決まってるじゃありませんか!?

孫悟空(ドラゴンボール)だったら絶対「オラ、ワクワクすっぞ」と言うところです。

ということで、忠告を完全に無視して戦い、
必殺技『インフィニートゥム』発動。(infinitumはラテン語で無限大の意)

強制的に力を引き出されたアベルの苦しみ喘ぐ叫びとともに、放たれた光がJr.たちに降り注ぐ。

ぐっ、これが神の無限大パワーか!!

全体に驚異の約1700ダメージ!

 

…え?
弱い…

「じゃあ、何も気にせず普通に戦えば良いや」と、ガンガン攻めて
Jr.のレクイエムでお片付け。

Jr.
『ここまでだな親父』
『所詮この力は人が扱えるようなモンじゃねぇ。』

とディミトリの負けた事実を突きつけようとしますが、ディミトリは不敵に笑い出します。

それが意味するところとは ―

体にまとったウ・ドゥの波動を解き放つディミトリ。

『人は恐れを克服する為に』
『その英知を使い 力を得て来たのだ』

ウ・ドゥの恐怖を味あわせようと、さらなる力を発揮します。

ディミトリはオメガに取り込まれ、オメガの姿が再び変様する ―

Jr.『E.S.転送(!!!)』

そして、2回戦突入。

オメガ戦

オメガ戦はE.S.バトルです。

オメガ・メテンプシュコーシス

【補足】
メテンプシュコーシス;metempsychosisとは、ラテン語で永劫回帰の意。
輪廻転生という意味もありますが、本作の場合は、ニーチェの概念である永劫回帰で間違いないでしょう。

永劫回帰という究極の名前を持つボスの登場。
これが、オメガの本来の姿なのでしょうか!?

もちろん、プレイ中は名前の意味がわからないので、感想は「なんか凄そう!」

ここで、サブイベント対策の関係で溜まりに溜まったアニマ覚醒ゲージを使い、ナートゥス戦で解放された“アニマ覚醒Lv.3”の必殺技を一気にぶちまけます!!

E.S.ルベン

蓮嶽はすだけ五破斬ごはざん(?)

棒術のように槍を振り回し、トドメに槍を投げつける

E.S.ゼブルン

「メテオバースト」

ゼブルンのビットが四方から敵を囲み、大爆発を起こす

E.S.ディナ

「X・CANNON」

凝縮したエネルギーを前方に放出

この必殺技+覚醒状態での猛攻により、オメガの体力を半分以上削ると、

「必殺技2回で、敵の必殺技を阻止せよ!」

とのメッセージが。

しかし!もちろん、「製作者が丹精・・・」ということでメッセージを無視

そして、オメガの必殺技「エクスプグナーティオ」が発動します。(expugnatio:ラテン語で征服の意)

ほぉぉぉぉぉ!!!本気でやばいやつでしたぁぁぁ!

E.S.ディナ撃沈。

 

一瞬でやる気スイッチをオンにされた僕は、製作者の指示した戦術に従う、従順なプレイヤーに生まれ変わり、

必殺技を畳み掛け、オメガを撃破。

ディミトリ『無駄だ』

一時は、活動を停止したかのように見えたオメガですが、再び動き出します。

さすが、永劫回帰の異名をもつだけあります。

ゾハルから無限の力を得ているディミトリは、何度でも復活でき、倒すことはできないと言います。

白の外套者

『勘違いするなよ』
『その力は貴様の為のモノじゃない』

そうディミトリに言いながら姿を現した、白の外套者

『永劫の時 ―』
『無限の輪廻 ―』

仮面を外し、のぞいた白の外套者の素顔 ―

それは、Jr.たちが手を下し、死んだはずの兄弟アルベドでした。

というのは、プレイヤー的には、ヴィルヘルムたちの会話からも十分に分かっているところですが。

 

「おっ、いよいよアルベド対父親の激闘が始まるのか!?」とコントローラーを握る手が熱くなる中、

アルベド『(略)こいつらをなんとかしないとなあ』

と、アルベドが右手をヒョイと上げると…

こうなりました。

さて、何が起きたか説明しますと、
オメガの中から、アベルとゾハルが取り出され、別の空間に飛ばされる。
すると、ディミトリが、ポトンと落下し、ころころころんの( ˘ω˘)スヤァ

 

えへぇ?!

アルベドが別格すぎるやら、ディミトリたちが呆気なさすぎるやらで、僕は落っこちたあごを拾う暇もなく、話はどんどん進んでいく!!

 

アルベド『おい、そんな所で何やってんだよ優等生?』

アルベドがディミトリの意識下にいるガイナンに呼びかけます。

幽体離脱し(あくまで演出なので、たぶん幽体離脱ではない)、「自分を殺せ」というガイナンですが、Jr.は手を下すことができません。

そんなJr.の様子に、アルベドは苛立ち『いつまでもアマちゃんな野郎だ』、『そんなんじゃ、誰も救えない』、『俺がやってやろうか?』とJr.をまくし立てます。

ガイナンが『すまないな。年長者のお前に、すべて押し付けちまって ―』と言葉を残し、再びディミトリの体に戻ります。
ガイナンの思いに胸を打たれ、Jr.の決意が固まったかというところで、

突然、アルベドが『リンクを張れ!』とJr.に指示します。

 

リンクとは、ウ・ドゥを消滅させるために、U.R.T.V.同士で精神を繋ぐことです。
15年前、Jr.が逃げて失敗したものがこれです。このリンクは、ウ・ドゥを消滅させると同時に、自らも消滅してしまうというリスクがあります。

 

もちろん、リスクを承知しているアルベドは、

アルベド
『リンクを開始したら、肉体を失う前にお前(ガイナン)はルベド(Jr.)の中へ入り込め。』
『その後は俺が何とかしてやる。』
と言います。

つまり、Jr.とガイナンは危なくなる前に離脱させ、アルベドひとりでウ・ドゥの道連れを引き受けるつもりだと言うのです。

このことから、散々アルベドが、ガイナンごとディミトリを殺すようJr.に迫っていたように見えたのは、Jr.がそうできないことを百も承知で言っていた。
そして、はなからリンクによるウ・ドゥ消滅を行い、兄弟(Jr.とガイナン)を守るつもりだったのでしょう。

 

アルベド『言っただろう、お前らが大キライなんだってな。』

 

※クリックして再生

リンクを張り、ウ・ドゥを押さえ込んでいる、そのとき、

ガイナン
『いい加減 素直になれよ アルベド』

『何の為に”ここに戻って来た”』
『悪いが、お前の言いなりになるのは性に合わん』
『ルベド(Jr.)のもとに帰れ』

アルベドの中へ入り込んだガイナン(ニグレド)は、アルベドの意識をJr.の中へ飛ばし、ふたりをリンクから離脱させます。

 

ガイナンは、アルベドの本当の望みが分かっていました。
不死の体であったが故、他者への共感ができなかった彼は、兄弟との心の亀裂が生じ、ウ・ドゥとの接触により取り返しのつかないところまで行きます。
Jr.と一緒にいたかっただけなのに。

それが叶わなければと、ゾハルの力を使ってまで、果たした自己消滅。

そして、テスタメントになってまで、やろうとしていたことこそ、Jr.との心の合一でした。

ガイナンもまた、”Jr.を消滅させるために創られた”という自身の宿命に葛藤していました。

最期に、ようやく本当の望みを叶えます。
― いつかのように、兄弟の思いが共に在ること ―
きっと、それがガイナンの夢だったのでしょう。

そして、Jr.とアルベドもずっと同じ夢を抱いていたに違いありません。

Jr.と融合したアルベドは、本懐を遂げたことで安寧のときを迎え、Jr.に眠りにつくことを告げます。

アルベド
『ゾハルと ― アベルは ―』
『ミク ― タムに ―』

 

ガイナンの思いは、メリィとシェリィのもとへ届いていました。

満を持して

アルベドの消滅はもちろん、彼らに伝わっていました。

このヴィルヘルムの口ぶりからすると、アルベドの望みを知っていたようですね。

テスタメントがアニマの器覚醒の鍵だとすれば、バージルやアルベドの離脱は、想定外ではなくヴィルヘルムの計算通りなのかも知れません。

とすれば、アルベドがルベドとの合一を遂げることまで、分かっていたのでしょうか。

 

そして、今まで、世界の裏で影を潜めていたヴィルヘルムが満を持して表舞台に上がるようです!!

ヴィルヘルム『さぁ、いくよヨシュア』

 

ヴィルヘルムの出動とともに、ヴェクター内では、エネルギーの供給がなくなり、パニック状態に。

ミユキがトガシ君にミユキミユキして困らせていますが、それはさて置き、

ヴィクター・インダストリー曙光と呼ばれるコロニー内にあります。ヴィルヘルムの移動とともに、リアクター(動力源)が失われたことから、ヴィルヘルム自身の力か神の遺物の力でコロニーを動かしていたのでしょう。

 

ミユキがパニックになっている姿(いつもの風景)にプレイヤーがホッと安心したところで、8章は終了です。


【8章クリア】

本章でディミトリ・ユーリエフがゾハル争奪戦から消え、テスタメントのひとりアルベド・ピアソラもドロップアウトしました。

そして、ついにヴィルヘルムが動き出すということで、そろそろ本作が最終局面を迎えそうな雰囲気です!

 

本章で感じたことは、本作には、宿命を乗り越えるというメッセージがあるのではないかということです。

U.R.T.V.として生まれ、
Jr.は、対ウ・ドゥ兵器として、
ガイナンは、ディミトリの憑代として、
アルベドは、不死者として、
それぞれの背負った宿命を打ち破ります。

彼らの場合は、兄弟の絆が勝りました。

また、前章で離脱したバージルも、過去への復讐者としての宿命を乗り越えたのでしょう。

 

しかし、そうなれなかった者
シトリンは、ディミトリの兵士として固執し、己の矛盾した気持ちに気づくことができませんでした。

そして、ディミトリは、どうでしょうか。

彼自身、デザイナーズチャイルド(遺伝子操作により創られた人間)として生み出され、非道な転移実験の被検体にされ、その上、ウ・ドゥへの恐怖にずっと蝕まれてきました。

ですから、本当は彼が一番の被害者と言えるでしょう。

中間考察で、彼を”人工的に創られた神”と予想しましたが、あながち外れてもいなかったのではないかと思います。

彼の出自や彼自身の生涯を含めた、人間の力への欲望、人智の超えた力を手にしようという欲望が行き着く先が彼のような存在でしょう。そして、それは力を恐れるが故、力を求めるという歪みを生み出します。我執に囚われ、人間性を失った彼は救いようがなかったのだと思います。

 

さて、本作にはまだまだ宿命を負った人物がたくさんいます。

シオン、KOS-MOS、ジギー、ケイオス、カナン、
ケビン、マーグリス、ペレグリー

こうして、挙げてみるとまだまだいっぱいいますね

次章は、最終章になりそうな予感。
果たして、シオンたちは運命を乗り越えることができるのでしょうか!?

170cm、46kgって。細すぎ!!


次回【パート33】

【ゼノサーガ3】part33~初お目見え~[9章]
[前回のあらすじ] ディミトリを倒したJr.たち。本シリーズが始まってから、ずーっと自室に引き篭もっていたヴィルヘルムがついに部屋を飛び出し、事態はいよいよ佳境を迎える。 小見出しがミクタムしかない?最近僕のネーミングセンスが永劫回帰 ...

前回【パート31】

【ゼノサーガ3】part31~昇る者~[8章]
[前回のあらすじ] ディミトリの策略にまんまと引っかかり、デュランダルが奪われた。 デュランダル シェリィたちを救うために、デュランダルに。 ということで、恒例の動画をお送りします。 音声注意、サイズ:10MB ここのとこ...
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