ブログの登竜門 amazonアソシエイトに挑戦
結論から言うと、ゲームブログがamazonアソシエイトの審査に通るには
これだけです。
しかし!
ゲームのブログは性質上どうしてもゲームの画像や動画を使用しないことにはやっていられないのも事実だと思います。
今回、僕がamazonアソシエイトの審査に2回落ちた経験から、ゲームブログがどうすれば審査に通るのかを考えます。(本当は3回落ちましたが、とりたてて書くことがないので省略しました。)
対策(おすすめ順)
まず最初に、amazonアソシエイトの「プログラム参加申請をお断りするサイト例」に目を通しておくことをおすすめします。
ゲームの画像、動画を使用しない
ゲームブログは当然ゲームの画像や動画を使用すると思いますが、おそらくメーカーの判断に関わらずNGである可能性が高いと思います。
![](https://shumi-ame.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
え?PS4の録画機能(シェア機能)を使って撮った画像・動画はいいんじゃないの?メーカーが許可していればいいんじゃないの?と思った方。僕もそう思っていました。
しかし、amazonからすればどのゲームが著作権の問題があるかないかをいちいち調査して判断することはないような気がします。時間と労力の問題と、グレーなものを通して訴訟沙汰になったときのリスクが大きいことを考えれば当然です。
と考えると、メーカーの許可に関わらず、ゲームの画像は一切使用できないと考えた方が無難でしょう。
一応、付け加えておくとPS4の録画機能が使えるからと言って、画像や動画を使って良いというわけではありません。ソフトメーカーから許可を得る必要があります。
例外として、CAPCONなどは画像や動画の使用に関して、条件付きで”許可を得る必要がない”としています。
条件付きで配信可能なゲームは下記のサイトが参考になります。
https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/157.html#id_4762128a
当ブログでの対応
当ブログで著作権に問題がありそうな箇所としては
ブログのタイトル画像
ゲームのプレイ日記記事
ゲーム、書籍のパッケージをタイトル画像に使用した記事
がありました。
【1回目】
特に対策を行わず、上記の箇所をそのままで審査を申請。
結果、不合格
ちなみに、同時に申請を出したGoogle AdSenseは合格。
【2回目】
ブログのタイトル画像にスーパーファ○コンをリスペクトしたデザインを使用していたため、ゲーム機のデザインを削除
結果、不合格
【3回目】
こうなったら最終手段!
ゲームの画像、書籍の表紙画像、動画を全て削除。
結果、…合格!
原因が他にもあるかもしれないので、その他細かい修正点は以下に書きます。
- 問い合わせをプロフィール欄に移動
- BuddyPress(ブログ内でSNSを作成できるプログラム)を廃止
早めに審査を受ける
ゲームブログが早めに審査を受けた方が良い理由は、記事数が少ないときの方が修正が簡単だからです。
僕の場合は、審査のために、
33記事中、10記事を非公開、13記事のゲーム、書籍の画像を削除する羽目になりました。
時間がかかるのは言うまでもありませんが、今まで苦労して作ってきた記事を削除する、壊していく作業は精神的に辛いものがありました。
なので、記事数が少ないうちにamazonの審査対策をして審査を受けることをおすすめします!
ただし、記事数が少ない、サイトを作成したばかりなどサイトが未完成と判断される恐れがあります。
Webサイトが未完成または作成したばかりであるため審査が行えない場合
– 記事数や投稿数などのコンテンツが極めて少ない
– 長い間更新がない
– コンテンツのほとんどが転載や広告で構成されており、サイトにオリジナリティーがない
<引用元:amazon.https://affiliate.amazon.co.jp/help/topic/t21>
明確な記事数や運営期間の審査基準は不明ですが、3記事、2ヶ月の運営で通ったというサイト様も存在するため、それほど気にする必要はないと思われます。
Webサイトの紹介文を明確に書く
amazonアソシエイトの審査対策を紹介しているサイトで、よくWebサイトの紹介文を256文字程度の制限文字数内でぎっしり書くというものがあります。
しかし、前述の「共働きウーマンの美味sysログ」様は、なんと63文字で審査に通ったとのこと。
当ブログでも多数派の意見を参考にし、252文字で書きましたが、おそらく売りたい商品が明確なことと、サイトの内容との整合性がとれているかを見ていると予想します。
一応僕の書いた紹介文を載せておきます。でもこっ恥ずかしいのでちょっとだけ隠しておきます。
ゲームについての楽しさやゲームを趣味にする悩みを哲学するブログ
ゲームに対する社会的評価、仕事、家庭の忙しさからゲームを趣味にできない人のために、ゲームの楽しさやどうすれば趣味にできるのかというノウハウおよび問題点を解決する方法を発信します。
・ゲームの楽しさ、問題点を考える上で役に立つ書籍
例)ゲームの攻略本、遊びの哲学書、ゲーマーが陥りやすい問題やその解決策を扱った社会学、医学、実用書
・おすすめのゲーム
例)ゲームのハード、ゲームソフト、周辺機器
といったamazonの商品を紹介させて頂きたいと思います。
amazon商品の購入歴のあるアカウントを使用する?
僕の場合、もともとamazonのプライム会員かつ約10年間利用しているアカウントを使用しているので、「購入歴のない場合はどうなるの?」という疑問にはお答えできません。
ただし、この件についても多くのサイトで購入歴を作ることを勧めています。
購入歴が必要だとする有力な説としては
■ 身元情報が不十分である場合
– 氏名が本名でない (姓・名のどちらかのみ、ニックネーム、サイトと関係が明確でないグループ名)
– 電話番号が完全でない
– アカウント情報の電話番号の初めに「+81」がついている
– 住所が完全でない、または架空の住所である
※住所確認のため、Amazon.co.jpの配送先情報を確認させて頂く場合がございます。
<引用元:amazon.https://affiliate.amazon.co.jp/help/topic/t21>
一番下の配送先情報を確認する場合があるという部分が重要です。
amazonの配送先の住所に商品が届いた、つまり購入歴があることにより連絡先、住所が偽装ではなく、申請者が存在していることが確認できるということです。
反対に、購入歴がなくても審査に通ったというサイトがあるので、優先順位としては低いと思います。
![](https://sigezo.xsrv.jp/wp-content/uploads/2020/07/7966bae78213db11914ad7af893f8431.png)
実際にどこを見られるか
対策を練る前に、敵amazon審査担当者様が実際に何をご覧になるか知っておくと良いでしょう。
僕が申請した3回の「amazon com inc.」の行動をGoogle Analyticsで調査しました。
Google Analyticsより
1回目(7月1日)
まずは、トップページ
そして、MOTHER2批評とダークソウル3のプレイ日記が見られています。
![](https://shumi-ame.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
平均セッション時間(見ている時間)が4秒とか0秒なのはどういうことなの!?
そのときの記事の並びがこちら(※画像は申請時と異なります)
新しい記事から目を通していますね。
あれ?MHWの記事を飛ばしてる?
まさか、著作物使用NGのメーカーを把握している?
2回目(7月3日)
アマゾンがアクセスした形跡なし。
不合格通知。
見てない?あるいは何か別の方法で審査した?
おそらく前回の審査から2日しか経っていなかったから、期間が早すぎてだめだったのか。
3回目(7月4日)
トップページのみを確認。合格。
3回目は、著作権に引っかかる画像を全て削除し、記事のタイトル画像は著作権フリー画像に差し替えました。
やはり、僕のブログが審査に通らなかったのは、画像の問題だったようです。
また、amazonの行動から推測すると、全ての記事を見られるわけではなさそうです。
アソシエイトに申請したURL(僕の場合はトップページ)から見える記事の画像は特に注意が必要でしょう。
裏技として、トップページ以外のURLを使用する方法もあるようです。
オーディエンステクノロジーネットワーク
表のサービスプロバイダからamazonを探しクリックする
セカンダリ ディメンジョンをページにする
ブログの画像を変更(合格後)
今回のことで、多くの記事をお蔵入りにしたり、画像を削除や変更することになり失ったものは少なくありませんでした。
しかし、著作権について考える良い機会になったとも言えます。
これを機会に画像の使用方法を変えることにしました。
著作権に配慮した画像の使用方法
画像を引用して貼る
自分が撮影、保存した画像を用いず、公式サイトの画像を引用して使用することは著作権上問題ありません。
方法としては、引用元の画像を右クリックし「画像アドレスをコピー」し、ブログに貼り付けると画像が表示されます。そして画像の下に引用元のアドレスを明記することで、この画像はどこからとってきたものなのか、誰のものなのかを明らかにする必要があります。
![](https://shumi-ame.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
当ブログでも、ゲームの公式サイトから画像を引用させていただきました。
メーカーの判断を確認する
これまでは、PS4であれば、録画機能を使用し保存した画像、動画は自由に使って良いものだと思っていましたが、画像の使用を許可するかはメーカーによって異なることがわかりました。
当ブログに関係しているものであれば
CAPCONは条件付きで許可を得ることなく掲載・配信が可能
・ゲームソフトやゲーム機本体の機能を使用して、撮影・アップロードしたもの
<CAPCON.著作権に関するQ&A一部抜粋>
フロム・ソフトウェアは
個人で楽しむ以外の目的で、ゲーム中に使用されている画像・動画を収録して公開することは、著作権等の関係上お断りさせていただいております。また、営利目的での静止画・動画などの利用(レストランやお店での上映や、入場者から入場料を受け取るイベント、インターネットでの配信など)は、固くお断りいたしております。
※PlayStation®4のブロードキャスト機能など、ゲーム機本体が持つ機能は、非営利目的に限り利用可能です。
※公開者や第三者に損害が発生した場合、弊社は一切の責任を負いかねます。予めご了承ください。
<フロム・ソフトウェア.著作権について一部抜粋>
ブログで公開しており、“個人で楽しむ”からは外れるためアウトのようですね。さらにPS4の機能は非営利目的に限り利用可能とあります。アフィリエイトが営利目的に当たるかはメーカーの判断によりますが、黒でしょう。
amazonの商品ページの画像を使用する
amazonアソシエイトプログラムに参加したことで、amazon商品画像を使用できるようになりました。正確に言えば、画像をダウンロードして使うのはNGですが、
amazonの商品リンクを画像の代わりに使用する
amazonの商品画像を引用する
これらの方法が使えるようになりました。もちろん、amazonアソシエイトの参加者として販売に貢献することになるので、まったく問題ありません。
今後のブログ運営について
ゲームの画像の利用が制限されることで、プレイ日記のようなスタイルの記事は書きにくくなりますが、ゲームメーカーの知的財産を使用させていただいているという意識を持ちブログを運営していきたいと思います。
ただ、当ブログの目的であるゲーマーの悩みについて考えたり、ゲームのレビューを書く分にはあまり影響がないので、これまで通り続けられそうです。
ゲームのブログにも様々なあり方があって良いと思いますが、何においてもクリエイターへの敬意を忘れないようにしていきたいです。