みなさんゲームを楽しんでいますか?
本記事では、ゲームライフの喜びを最大化する方法として「ゲーム日記」をご紹介します。
ゲーム日記とは
今回、ゲーム日記について書くわけですが、ゲーム日記って何って話ですよね。
僕が想定するゲーム日記はひとことで言うと、なんでも良いからゲームの思い出を書く日記です。
- 遊んだゲームのこと
- ゲームの情報・ニュースについて見聞きしたこと、話したこと
- ゲームで誰かと一緒に過ごした思い出
などなど。
「なるほど。じゃあ、とにかく日記を書けばいいんだな」と思った方、ちょっとお待ち下さい。
ゲームライフの悩みを解決するためにどのようにゲーム日記を書けば良いか、そしてどんな良いことがあるかをまとめました。
ゲーム日記の効果
「日記なんてつけて意味あるの?」と思われるかも知れません。
日記はゲームライフの最大とも言える悩みを解決してくれます。
その悩みとは、ゲームライフにつきものの突然襲われる虚しさです。
ゲームが好きなのに!
ゲームに費やしてきた時間を振り返り、ふと「あー、今までいったい何をしてたんだろ…」と感じることはないでしょうか?
まるで無駄な時間を過ごしてきたように感じ、ゲームやゲームが趣味である自分が嫌になってしまうこともあります。
果たして、その認識は正しいのでしょうか?
楽しいからゲームをしているならば、間違っています。
それなのになぜ、虚しく感じてしまうのでしょうか。
虚しく感じる原因
虚しく感じてしまう原因は2つあります。
- 長時間プレイする
- 思い出のボリュームダウン
まず、原因の一つにゲームが長時間プレイしがちなことがあります。
ゲームに没頭しすぎたせいであっという間に時間が経つ感覚です。
楽しい時間は早くすぎる。
そして、ゲームを一本終えるまでに時間がかかること。
総プレイ時間100時間以上、数ヶ月かかることなんて珍しくありません。
「土日が一瞬で終わった」と怖くなった経験はないでしょうか。
二つ目の原因は、思い出のボリュームダウン。
ゲームを遊んでから半年、1年経った後、過去を振り返ったときに忘れている。
ゲームのあの感動、あの興奮を思い出そうとしたときに、自分から引き出せる感想が「楽しかった」しかない。
この二大要因が相まって、ゲームの日々を虚しく思わせます。
つまり、ゲームは長い時間を費やし月日があっという間に過ぎるせいで、忘れてしまうと「無駄な時間を過ごした」と後悔するということです。
過去を省みて、もし違う過ごし方をしていたらとたらればの人生と比較するのは人の良いところでもあり悪いところでもあります。
短期間で大きな楽しさを得られるものである旅行やレジャーと比較して見劣りして感じてしまったり、勉強や特技で成果を出している人を見ると、自分も何か役に立つことをしておけばよかったと思ってしまいます。
かつては僕もゲームが本当は時間の無駄なんじゃないのかと疑いました。でもこれってゲームに限った話じゃありませんよね。
お金持ちじゃない限りそんなしょっちゅう旅行やレジャーになんていけませんから、大体の人は本や漫画を読んだり、スポーツをして遊んだり、動画を見たりして過ごします。
それにどんな趣味だろうと好きだったら時間を費やすし、時が経てば細かいことなんて忘れます。
だからこれは、ゲーム特有のデメリットではないけれど、ゲームライフにありがちな困りごとです。
とは言え、そんなこと言っても悩みは解決しないわけです。
じゃあ、どうすれば良いのか?
自分がゲームを楽しんでいたことを未来の自分に見せてやれば良いのです。
ゲームライフを充実させる日記の書き方
冒頭の通り、ゲーム日記はゲームに関係あることなら何でも自分の好きなことを書けば良いと思います。
その前提の上で、本来感じる必要のない虚しさを感じて損をするのではなく、充実した思い出に変える方法を伝授します。
1.感情を文字にする
感動したあの場面!あのセリフ!
ゲームをプレイしたあと数日なら他人に語って聞かせられるかも知れませんが、そんな感動の一幕でさえ数ヶ月もすると、
「えーっと…キャラクターの名前は思い出せるけど、どこのステージだっけ?セリフもなんとなくしか思い出せない…」になり、
1年も経つともはや作品全部ひっくるめて「あのゲーム、面白かった」と一語の中に消え失せてしまいます。
ゲームをプレイしている最中、キャラクターのセリフにグッときた、必殺技がカッコよくて爽快など、いろいろな感情がとめどなく沸き起こっていると思います。
ただし、その楽しかった、あるいは辛かったというのは、脳の興奮やストレスとして沸き起こっているだけです。
だから、何がどう感動したということを一度言葉にしておく必要があります。
でなきゃいざ思い出そうとしたときに「あれ?めっちゃ面白かったはずなのに、何が良かったのか言葉が出てこない!本当は面白くなかったのかな?」と勘違いしてしまいます。
そうじゃなくて、脳の興奮を言葉にしてないから、無いものを出そうとしても出てこないだけです。
感情をその日の日記に書いておきましょう。
みなさん、旅行に行ったら写真を撮りますよね。
同じように、感情が揺さぶられた情景を切り取りとるわけです。
楽しかった、面白かった、感動したという言葉だけでは、「脳が興奮した」と言っているのと変わりません。
なぜ心に響いたのか、どういうところがどう印象的だったのかまで書いておくと、読み返したときにより鮮やかにその体験が蘇ってきます。
5W1Hじゃありませんが、感情に「なぜ、どこで、だれが、いつ、どのように」をトッピングすることで、人に伝わる=自分に伝わる言葉に生まれ変わります。
僕自身、感想を書いてみて初めて感動した理由に気づくことがよくあります。
でも、日記は楽しむことが一番大切ですから、ガチレビューを書くわけじゃなし神経を張り詰めて書くよりも、自分の書きやすいように気楽に書くほうが良いと思います。
〇〇で楽しかった、〇〇が面白かった、〇〇だから感動したで十分だと思います。
ひとことでも感情を残してみてください。
2.小さな思い出を残す
思い出と言っても、鮮烈に記憶に残っている印象深いものから次の日には忘れてしまうようなものまで大小様々ですよね。
思い出深さを大小で表したとき、次のような感じになるでしょうか。
中:友達とゲームをして盛り上がった、ゲームを買った
小:お気に入りの配信者のゲーム動画を観た、ゲームを遊んだ(特別大きな喜びはないけど楽しかった)
もちろん、物語の感動も、攻略の達成感も大から小まであるでしょう。
僕の経験では、1年も経つと特別な思い出以外はほとんど忘れてしまいます。
記憶はザルのようなもので、意識していないとあっという間に流れていってしまい、「昨日の夕食何食べたっけ」という具合です。
そのことが、何度も言うように「何やってたんだっけ?」となるわけです。
だから、ゲームのちょっと楽しかった思い出を残しておくことで、あとから見返したときに「自分ゲーム楽しんでるな!」と思い出すことができます。
自分のゲーム日記を振り返ってみると、大きな思い出としてゲームの大会やイベントに参加したことがあり、その出来事は日記に書かなくても覚えてはいます。
けれど、それが何月何日のことだったか、誰と対戦して結果がどうだったか、他のプレイヤーと交流した感想などの細かいことは記憶がぼんやりしているので、日記がなかったら忘れてる部分が多いと感じます。
それより小さな思い出になると、もはや記憶から引っ張り出すのは難しいレベルです。
オンラインで仲間と対戦した思い出、RPGをプレイして感動した思い出、ゲームをクリアした喜び。これらは読み返すだけでそのときの幸福感が蘇ってきます。
さらには、そこまでの過程がありますよね。
格闘ゲームで指を痛めながら練習してきた日々、RPGの物語の中での小さな感動、アクションゲームでのゲームオーバーからのリトライの往復。ひとつひとつは何気ないもので、読んでもそれと言った感動は起きないかも知れません。
でも、自分がゲームにとりくんできた時間や努力が可視化されることで、「自分はこんなにゲームに熱中してたんだな」、「そうそう!こんなことあったあった!」とゲームライフを満喫していたことが客観的に認識できます。
ここまでは忘れることについての視点ですが、もう一点気づかないということについて考えてみましょう。
せわしなく過ぎていく日々では、「最近楽しいことないな」、「今日も何もなかった」と感じることがよくありませんか?
それは、本当に何もなかったのではなく、気づいていないだけのこともあります。
日記を書き、「今日はゲームでどんな楽しいことがあっただろう?」と思い起こすことで、意識を素通りしていた小さな幸せを発見することができます。
自分のゲームライフを占めているのは大きな思い出ではなく小さな思い出がほとんどのはずです。だからこそ、小さな思い出を残すことがゲーム日記のポイントです。
その他の書くネタ
その他は、みなさんの書きたいことを書けば良いと思いますが、参考までにいくつか挙げておきます。(上画像右ページも参考になるかも?)
- ゲームの感想
- ゲームの進捗の記録
- 誰かと遊んだこと
- 誰かと話したこと
- ゲームの情報
- イベント、大会
- 攻略メモ
- ゲームについて考えたこと
- ゲームの悩み
日記を続ける3つのポイント
さて、ここまでみなさんに日記を書くことをおすすめしているわけですが、日記なんて小学校の宿題以来だなんて方も多いのではないでしょうか。
そのせいで、すでに諦めモードに突入している方もいらっしゃると思います。
僕も以前は日記など書いていませんでした。それでもゲーム日記を4年間続けられた秘訣を紹介します。
3つの秘訣
- 毎日書かなくて良い
- 短文で良い
- なんならゲームに関係ないことでも書けば良い
日記を毎日書くのは大変ですし、あまりこだわりすぎるとプレッシャーになります。
僕の使っている日記は「ほぼ日手帳」という商品ですが、ほぼ日=ほぼ毎日という力加減が良いんです。
僕はゲームをしてない日は書かないことが多いですし、面倒くさかったら1ページの中にひとことだけバンッと書いてます。
真面目さももったいない精神もいりません!
ゲームについて書くことがないときは、もちろんゲーム以外のことについて書く普通の日記として使っても良いでしょう。
普通の日記兼ゲーム日記として使ってしまいましょう。
ちなみに僕は普通の日記2割、ゲーム日記8割くらいの比率で使っています。
その比率は自分のライフスタイルに合わせてご自由に!
とにかく、書きたいときに書いて、書きたくないときには書かないぐらいのスタンスでいいんです。
ゲーム日記の良さ
ここまで日記で虚しさを解消する方法をお話しました。
ゲームが趣味であることの弱点克服を目指す当ブログとしては方向性は合っていますが、マイナスをゼロにするだけのようなネガティブな印象を受けた方も多いのでは?
いいえ皆さん!日記はゼロにするどころかプラスの面がたくさんあります!
過去にも未来にも楽しむ姿勢が身につく
ダラダラと過ごしていると、見逃している喜びが多くあります。
気づいたら1週間経ってたなんてことも多いのではないでしょうか。
日記を書くことで過去の体験の中から喜びを発見する習慣ができ、喜びを見逃さなくなります。
それだけでなく、日記を書く習慣がつくと過ごし方に意識的になり、「有意義に過ごそう!」、「楽しく過ごそう!」と未来に対しても楽しもうという姿勢が身につきます。
つまり、過去も未来ももっと楽しめるようになるということです!
思い出をザッと振り返ることができる
ゲーム日記の楽しみと言えば、過去の日記を読み返すときです。
日記を見返すときに、「1月1日から一日ずつ振り返ってみよう!」なんて思うことはないと思います。
ふとしたときに手にとり、適当なページをパラパラめくって楽しむ。
めくっているうちに、すっかり忘れていた楽しい瞬間が見つかる。
ここが紙の媒体の良さですが、思い出をザッと振り返ることができ、一番くじを引くようにあるいは写真をスライドショーでランダム再生するようにワクワクしながら過去の記憶に出会えます。
思い出のアルバム
日記は思い出を文章にして残したアルバムです。
1年ならまだしも2年以上前となると、多くの記憶が亜空間に飲み込まれているのではないでしょうか。
日記に書き溜めた思い出は、自分にとって宝物です。
僕は4年日記を書いているので、4年間の思い出が保存されていますが、3、4年前の日記を読むともう懐かしいったらありません!
「そうそう、このゲームにハマってた!」、「今のゲームスタイルはこの時期に築かれたんだなー」としみじみします。
自分がいつどういうゲームを遊んできたのかゲーム遍歴を見るのも楽しいものです。
気楽に書ける
日記に近いものとして、SNSでのつぶやきやブログがありますが、大きな違いとして前者は自分以外だれも見ないのに対し、後者は他人に見せることを目的としています。
だから、SNSなどは自分をよく見せたいとか、良い反応を得たい、ネガティブな反応をされたくないとついつい考えてしまいます。
ですが、日記はそんなことはまったく気にする必要がないので、気楽に書くことができます。
本記事に載せたゲーム日記は人に見られても大丈夫なものを選んだとは言え、正直恥ずかしいです(笑)
日記は他人に読まれると恥ずかしいですよね。
裏を返せば、ありのままの自分をさらけ出せることが日記の良さではないでしょうか。
満足感が得られる
紙媒体の時代の人間特有のものかも知れませんが、日記を書く人ってカッコ良く無いですか?!
知的というか、マメというか。
「日記を書いてる自分イケメン(??)!!すごい!!」
1冊書き終えたときは、「日記を続けた自分エラい!!」
とついつい思ってしまいますが、それも日記の楽しみのひとつ。
日記を書く自分を褒めて、甘やかして、そそのかして、気持ちよく過ごしましょう!
僕の場合、奥さんに「日記を書いていてすごいね!」と言われたときはすっかり有頂天になって、現在に至ります
さいごに
僕がゲーム日記をつけはじめたきっかけは、お気に入りのゲーム番組「ゲームセンターCX」のグッズにほぼ日手帳というコラボ商品(下画像)があり購入したことです。
ファンの購買欲からはじまったことであり、何か目論見があったわけではなく、面白そうだから日記を書いてみようぐらいの意識でした。
本記事で書いたような効果は予想外のもので、自分自身本当に正しいか自信を持てるまでにずいぶん時間がかかってしまいました。それに、ハウツー本のノウハウよろしく効果があるかは個人差もあるかも知れません。
でも、少なくとも日記を書かないより書いた方が楽しいということは間違いなく言えます。
現在でゲーム日記は4年書いていますが、ここまで続いているのは、思い出を残すことがゲームライフの充実感につながったという何よりの証拠だと思います。
みなさんも充実したゲームライフを送るためにゲーム日記を書いてみてはいかがでしょうか。
<参考>
参考として僕の使っている日記を紹介します。
「ほぼ日手帳」のオリジナルというサイズのものです。サイズや表紙、カバーのバリエーションが豊富!僕は大好きなゲームである「MOTHER」のカバーを使っています。