【ゼノサーガ3】part13~浮遊大陸~[3章]

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浮遊大陸

船外へ出ると、E.S.を操作して移動できるようになります。

と言っても、キャラクターを動かすのと同じで操作が特に違うということはありません。バトルもキャラバトルかE.S.バトルかの違いです。

ロボットに乗って、宇宙を探索したいという夢が叶う演出ですね。ただ、E.S.バトルにひとつ難を言うと、基本的にキャラが喋らないため、バトルが寂しい。

 

そして今回、E.S.の装備を整えたおかげで、EN(最大エネルギー量)が増加し、連続攻撃が可能に!

下画像だと、最大ENが430>「スティングレイ:230」+「G88アサルト:190」=420ということで、2回攻撃することが可能です。

オルムス戦で謎だった、連続攻撃の意味がようやく理解できました。

空洞

道を塞いでいるクリスタルを壊しつつ、先に進むと、大きな空洞に出ます。

すると、Jr.は壁に文字が書かれていることに気づきます。

古代アラム語らしき文字が読めないJr.は、『ダメだ 分かんねぇ』と、お手上げ。(と言っても、出だしの文字を読めてたりする。すごい。)

すると、おもむろにモモが文字を読み上げます。

よ 大いなる地震あり これ主の使ひつかい 天よりくだり来たりて かの石をまろばし退け その上にしたるなり』

驚いたJr.はモモに文字が読めるのか聞きますが、モモは読めるわけではなく、自身のデータベースにある“Y資料”の断片に同じ言葉が記録されているのだと言います。

モモ『パパの― ミズラヒの―』

Y資料とは、モモを造ったヨアキム・ミズラヒ博士の研究資料(彼の頭文字をとってY資料)であり、なぜ、浮遊大陸の壁に書かれている言葉を知っているかは謎ですが、ゾハルの秘密について博士は重要なことを知っていただろうことが推測できます。

現在、Y資料のデータはテスタメントに奪われてしまっています。

アラム語とは、紀元前1000年から600年頃まで現在のシリア・アラブ地方で話されていた言葉で、キリストが使った言葉だとされています。さらに言えば、かつてキリストはヘブライ語を話していたとされていましたが、現在では、アラム語を話していたというのが定説になっています。もっと言えば、ヘブライ語は「カナンの言葉」または「ユダヤ語」と呼ばれています。カナンのネーミングのルーツはおそらくここでしょう。
<参考:Wikipedia>

 

ここでシオンが背後の気配に気づく。

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青の外套者が先程のロートとの場面で出陣の気配を匂わせてから間もなく、想像していたよりずっと早く超特急で登場しました!

青の外套者を目にしたシオンは、『テスタメント』、『 貴方 ネピリムの歌声(前作ラストダンジョン)に居た―』と言います。

対して青の外套者は、

『ほう 覚えていたのか』、
『いいねぇ 俺も忘れた事はなかったぜ』

『お前に 見殺しにされた事をなぁ』

その顔に、シオンは大きく目を見開き、

ルイス・バージル中尉
元星団連邦軍中尉。ゼノサーガⅠで、ゾハルを回収した戦艦にシオンと居合わせる。死因は、シオンに襲いかかるグノーシスとそれを撃破しようとするKOS-MOSの間の直線上にいたため、KOS-MOSにグノーシスもろとも撃ち殺される。ちょっと、可愛そう…
この事件はKOS-MOSに感情がなく、合理的判断に基づいて行動することを印象づける象徴的なシーンである。
大切なことなので補足しておくと、彼は戦時中になんらかの事件がもとでDME(レアリエン中毒者)になりレアリエンを忌み嫌っている、彼の言動はシオンへの恨みよりも、もともとの彼の性質によるものと考えた方が良い。

『待って あれは―』と弁解しようとするシオンをバージルは『ヘドが出る』と一蹴。

確かに弁解の余地はない気がする。

すると突如、壁の文字が光り、シオンたちのE.S.に紫色の光が現れます。

『何だよこれ』というJr.に、
『こいつはお笑いだ』とシオンたちが何も知らないことをあざ笑うバージル。

バージルいわく、どうやら、この場所はアニマの器にとって特別意味のある場所なようです。

アニマの器はE.S.のエネルギーの供給源ですが、それが何で、どのような原理で機能しているかは不明です。

そして、そのままバージルとの戦闘に。

E.S.ナフタリ戦

戦闘が始まると、

“アニマの器が共鳴している!!”とのメッセージが!

どうやら戦闘中に、アニマゲージがランダムに増減するらしい。

アニマゲージとはキャラバトルのブーストゲージのようなもので、溜まると「アニマ覚醒」により、強力な「必殺技」を使うことができます。

ナフタリ
語源:『旧約聖書』創世記、ヤコブの第6子。

E.S.ディナ(シオン、KOS-MOS機)、アシェル(Jr.、ケイオス機)、ゼブルン(ジギー、モモ機)で挑み、危なげなく戦っていると、

E.S.ナフタリがアニマ覚醒

10000超えダメージとか

う そ ん 

敵の攻撃が強力になりいよいよやばくなってきましたが、E.S.ディナと交代したE.S.ルベン(ジン機)の必殺技『斬鉄刃』でフィニッシュストライク!

マーグリス戦で不発だったルベンの必殺技をようやくお見せできました。

『へっ…これで勝ったつもりかァ?』、『手前らの攻撃なんぞ 効きやしねぇんだよォォ!』

という手垢がたっぷりついた悪役の負けゼリフを吐き戦闘終了。

 

再び、バージルとの会話に、

バージル『生きているか 死んでいるか そんなもんはさして重要な事じゃない』

テスタメントは全員過去に死んだ人物です。しかし、なぜ復活しているのかは分かりません。

僕の想像ですが、テスタメントは常軌を逸脱したごうをもっている人物であり、ヴィルヘルムあるいはウ・ドゥが適者を復活させているのではないでしょうか。そして、その望みを叶えてくれるのが、新世界なのかも知れません。

 

そこへ、上空から何者かが現れます。

『まったく 下らん事をベラベラと喋りすぎだぜ 相棒』

突然出現した白の外套者に向かってJr.は

『アルベドだろ 俺を忘れたのかよ』

と叫びます。

アルベドとは、Jr.やガイナンと同じくU.R.T.Vであり、前作で死亡しています。

アルベド・ピアソラ
ミルチア紛争時にウ・ドゥの波動に汚染され狂気に取り憑かれた。不死身の体を呪い、モモからY資料を奪い、ウ・ドゥとリンクすることで自身の消滅を願った。最期はJr.の手で葬られる。

白の外套者は何も答えず、E.S.ナフタリのアニマの器を回収し、バージルとともに去ります。

上画像のように、アニマの器は人間の脊髄のような形をしています。

これを見ると、E.S.の正体が禍々しく感じられますね。

再び紫の光が現れ、E.S.の制御が効かなくなります。

降機を余儀なくされたシオンたち、

次回、空洞のその先へ。


【次回】パート14

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