[物語のあらすじ]
物語が終焉に向けて、歩を進めているとき、私達にはもうひとつの宿命があったことを憶えているだろうか。
暗黒の力を持つ、宇宙最強のロボット
エルデカイザー・Σ
我々は、幾度も挑戦し、あまた(まぁ10回くらいかな)の敗戦を繰り返してきた。
貴様らなど宇宙の塵同然だと言わんばかりに、海の藻屑と化していたのである(ビーチだからね)。
確かな力(反則力)
エルデカイザーに挑むのも、ほとほと嫌気がさしてきた今日日。
はいはい、無理無理。もう、あとにまわそっと。
という、非常にレジリエンスに富んだ判断をもとに、他のイベントを攻略することにした。
特殊兵装
統合先進技術試験場(KOS-MOSの模擬戦があったところ)には、秘密兵器が隠されていた ―
オメガ・ウーニウェルシタース
覚えていますか?ミルチア(シオンの精神世界)で戦った機体です。
あのときは、「ペレグリー機かな?」と思っていましたが、違っていたようです。
色々と性能に不安定な要素があり(ミルチアでも、強力な技を使おうとしたところでシュンとなりましたね。)
この機体とシミュレーションバトルをすることができるのですが、はっきり言って、ほとんど一方的に倒すことができます。
ところが、オメガ・ウーニウェルシタースを倒すと、形態が変化。
オメガ・イドになります。
つまり、オメガ野獣モード
その名に違わぬ暴れっぷりで、軽く10回は、奈落の底へ突き落とされました。
オメガ・メテンプシュコーシスなんか鼻くそぐらいの強さ。
ただし、今回は、暗黒の中の暗黒、エルデカイザーの関係で割愛します。
これをやっとのことで倒すと手に入るのが、
デコーダ6
本作おなじみ、トレジャーを手に入れるための鍵です。
アビーを探せ
さて、本編が最終局面を迎えたことで他にも解放されたイベントが!
そのうちの一つがJr.の愛犬アビーを探せ。
Jr.の愛犬だったんですね。
ゼノサーガⅡのエンドで飼い始めた件があったのを、すっかり忘れていました。
ともかく、このアビーは、名犬チーズも顔負けの有能っぷり。
勝手に、U.M.N.の仮想空間にダイブしてデュランダルに行ってるわ、見つけたところで、独り(一匹)でエリアトレインに乗って移動するわ。
そして、追いかけて行った先で、アビーがJr.の落とし物『ヘブンズドア』をここだよワンワンと教えてくれます。
ヘブンズドアと言ったら、岸辺露伴(ジョジョの奇妙な冒険)のスタンドしか思い浮かばない。
このヘブンズドアは、装備アクセサリなのですが、驚異の能力が!!!
しかし、拾った時点では装備できず…
アビーの件は一件落着ですが、デュランダルには、オメガ戦で入手したデコーダを使えるセグメントアドレス(宝の部屋)が。
その中にあるのが、EKデバイス・B
EKデバイスとは、エルデカイザーを呼び出せるようになるアイテムのことで、Bというのは、ブラックのことです。
現時点で、エルデカイザー、エルデカイザー烈を持っているので、これが3機目のエルデカイザーになります。
しかも、ブラックはブラックハカセの作り出した機体であり、まさか手に入るとは!?
その二つ名は、闇を切り裂く漆黒の炎。
「ブラックが繰り出す必殺技<真・無双焔神剣>はブラックホールをも吹き飛ばす」
どうです?ブラックホールを吹き飛ばすんですよ!?
ブラックホールを吹き飛ばすとか、もはやよくわから()
ちょっと皆様ビビって腰が抜けてしまったかも知れないので、このへんにしておきましょう。
話は、ヘブンズドアに戻り、特殊兵装(オメガ・イド)を倒すことを条件にヘブンズドアを装備できるように仕立ててくれるアンドロイド(バレンシア)がいます。
これにて、シオンたちが手に入れたものが
ブラックエルデカイザー
ヘブンズドア
他にも、色々手に入れてますが、重要なものは上の2つです!
決戦!エルデカイザー!!
ヘブンズドアをJr.に装備させ、装備画面で10分ぐらい問答し準備は万端。
ココナッツザルが「性懲りもなく、また来たんですか(意訳)」と言ってくるので、「はい」を選び。
メンバーは
ジン
Jr.
モモ
で挑みます!!
1ターン目、さっそくヘブンズドアの真価を見せる!
Jr.のアーツ『ファントムフライ』は、EPを99消費することで、敵の攻撃を必ず回避することができます。普通なら、EPの消費が激しく、使用をためらうところ。
しかし、ヘブンズドアを装備することで、すべての技の消費EPが1になります。
これが意味するところは…
Jr.無敵
ちょっと、反則?
モモは復活保険技『セフティー』を使用。ほぼセフティー、そして回復・補助に専念してもらいます。
ジンは、アーツ『残心』で能力アップし、必殺技『連舞迅雷刀八本』を叩き込む。
なぜ、ジンを連れてきたのか ―
なんと、ダメージが破格の8000超え。他キャラの必殺はせいぜい3000ダメージなので、威力が段違いであることがわかります!
事前に溜めておいたブーストゲージを大放出し、『連舞迅雷刀八本』を2発お見舞い。計16000ダメージ。
ターンを進めると、使ってくる『カイザーシールド』
ちなみに、ⅠとⅡとⅢがあり、使ってくる順番はランダムのようです。
<<<この防衛システムを破るにはある秘密が!>>>
という口上が流れるも、
前回破ることができなかった、無敵のシールド
しかし、すでに秘密は暴いている!!!
轟け!「真・無双雷神剣」
砕け!「真・無双冷神剣」
かっとばせ!「真・無双焔神剣」
ここでも、ベブンズドアが威力を発揮。
本来、エルデカイザーシリーズは消費EPが40、60、80と高いため、長期戦ではおいそれと使うことはできませんが、もちろんこれらも、消費が1になります。
カイザーシールドを破ったとは言え、ただ無敵を解いただけであり、戦いはこれから…
現れる恐怖の一文
<<<エルデカイザーΣは本気を出した!>>>
『ヘブントラッカー』(会心必中)発動
だめだめだめだめ!絶対に行動させるな!と、
すかさずJr.の『ブラックエルデカイザー』でブレイク
Jr.は消費EP1に物を言わせて、とにかくブラックエルデカイザー連打
しかし、平和(ブレイク)はいつまでも続かないものです。
あっ、起きた
と思ったのも束の間、地獄の業火『カイザーフレイム』がJr.たちを見舞う。
全て生命の書に記されぬ者は
皆火の池に投げ入れられたり(by ヨアキム)
モモは、ガードしていたので、しれっと生きていましたね。
ジンとJr.は、セフティー生命保険でカムバック。
無敵のはずのJr.が死んだのであれっ?と思った方もいらっしゃるでしょう
これが怖い
ステータスアップ(変化)系の能力は数ターンで切れるのですが、効果切れから次に効果をかけ直すまでに敵の攻撃が挟まってくるので、そこを狙われると死にます。
さぁ、一度ブレイクしてしまうと、敵のブレイクリミットの蓄積値が0に戻ってしまうため、そうそうブレイクはできません。
となると、Σの猛攻をしのぐ必要があります。
そこで、こちらはΣの行動を制限する第2の秘策。
ジンにエーテル『ヒート』(敵の攻撃対象を自分に仕向ける)を使わせ ―
何が起きているのか?!(上画像)と思われるでしょう。
ジンには、物理攻撃を吸収するアクセサリーを装備させているので、ヒートさせた場合に使ってくる『カイザーバースト』を無力化、それどころか回復することができます。
さらに、ヒートさせた場合、敵のブーストゲージが溜まらないので、ブーストや必殺技を防ぐ効果もあります。
ただし、ヒートは必ず効くわけではないため、あくまで、二の矢の保険です。
また、『カイザーフレイム』は火属性攻撃なので、無力化できません。
その後、
やられては、セフティーで立ち上がり。という一進一退の攻防を繰り返し。
Jr.はせっせと、ブラックを召喚。
5分以上に渡る激闘の末。
Jr.がアルベドと合一し手に入れた奥義『レッドドラゴン』を叩き込み、決着!
宿敵エルデカイザーΣを見事討ち果たしました。
こちらの健闘を称えるとは、見事だ…!
さぁて、これでΣイベント終わりかなと思っていたのですが。
えっ?ココナッツザル。えっ?
「わしじゃ。ブラックハカセじゃよ。」という予想外の展開!
ココナッツザルと思っていたのは、ブラックハカセの精神を封じ込めたロボットでした。
そして、
ロボットになってまで存在していたのは、シオンたちやハカセとの宿命の対決を見届けるためだった。
今、Σを破ったシオンたちに対しては、
ブラックハカセ
『憎んでも憎んでも憎み足りない!!
…はずじゃった。
今の今まで…そう思っとった。』
と語ります。
しかし、Σとシオンたちの戦いを見ているうちに、ブラックハカセの心に湧いてきたのは、ワクワク、ドキドキ、とする胸の高鳴りでした。
ブラックハカセ『ふふふ。ほんに愚かよの。』
ブラックハカセはそこでようやく気づいたと言います。
自分の本当の幸せとは、宿命のライバルを倒すことではなく、魂を込めて作ったロボットの勇姿、そして、宿命の相手との出会いだったことに。
ブラックハカセ
『大好きなロボと宿命のライバル…
それが…
それこそがワシの望んだ世界!!!』
ロボットへの情熱の源泉に気づいたブラックハカセにはもはや憎しみの気持ちはなく、「すがすがしい満足感」、「穏やかな感謝の気持ち」しかありませんでした。
思いを果たしたブラックハカセは、
ゆっくりと、動かなくなります。
ブラックハカセから受け取ったデコーダ03を使うことで、研究所にあるセグメントが開放され、
もしやもしや!?と思いながら、アイテムボックスを開けると…
EKデバイス・Σ
うおぉぉぉ!最強のロボットが手に入りました!
※その実力はのちのちお見せしましょう。
ハカセとブラックハカセは学生時代から犬猿の仲であり、
“クソジジイ”、”黒ジジイ”といがみ合っていましたが、ハカセにブラックハカセの最期を伝えると、
ハカセもまた、ライバルを憎み、競うことにばかり囚われていたのでしょう。
ブラックハカセのロボット愛を思い知ったことで、自分の未熟さを恥じ、負けを認めます。
『そして、永遠の友じゃ!』
さて、宿命の対決と言えば、前パートのジンとマーグリスを思い出します。外面的な事情(立場、背景)よりも、最後は、内面的なライバルと戦いたいという気持ちが勝りました。
もちろん、このエピソードと事情は全く異なり、これは言っちゃうと”ものすごくどうでもいい対決”ですが、もしかしたら通じるところがあるのかも知れません。
実際、製作者の”こういうのが好き”という遊び心、情熱が注がれているなとつくづく思います。
僕はブログを通して、どうして自分はゲームが好きなのか考えていたので、このエピソードを見たときになんだか、心に響くものがありました。
子供の時に遊んだ、虜になったゲームの数々、そのときの楽しさと言ったら、今でもゲームを続けている理由はそこにあるような気がします。
何を言いたいかと言うと、”ブラックハカセの間際のセリフにジーンときた”っていうことです!
次回は、本編に戻ります。
次回【パート37】
前回【パート35】