目覚め
シオンが目を覚ますと、KOS-MOSが歩み寄ります。
KOS-MOS目覚めたらしい
えーっと…
さっきの女性が聖女で、KOS-MOSのモデルで…
目覚めたってことは、聖女の記憶が蘇った?
必死に状況を飲み込もうとする僕に、ゼノサーガⅢは、さらなる追い打ちをかける!
T-elosの登場とともに「マリア」という名が響く。
KOS-MOS・・・
マ リ ア だ っ た の か
あまりの衝撃に、録画を見返したら(上画像:上のテロップで)30秒ぐらい固まっていました(もちろん、アレン顔で)
いやはや、中間予想では、誰かの意識が宿る可能性も考えはしましたが、まさかKOS-MOSにマリアが降臨する形になるとは。
しかも、流れ的に、あくまで聖女は聖女で復活して、KOS-MOSはKOS-MOSという形で展開する思いきやですよ。
さて、ここからどうなる!?
T-elosは、マリアの意識が宿るべきはKOS-MOSではなく、自分だと言い張ります。
T-elos『大人しく私の一部となれ KOS-MOS!』
浮遊大陸で、KOS-MOSを人形、空虚な器と蔑んでいたのは、意識が無かったからですね。
~T-elosとの戦闘ムービー~
浮遊大陸での対決から、再戦!
救世主とはキリストのことですね。
そして、マリアはその伴侶であると。
浮遊大陸での対決では、傍観していた仲間たちも
今回はその反省を活かし参戦しています!
あのときは、警戒して手が出せなかったけど、今回は、果敢に戦っておりイイ!
※なお、お送りしたムービーは途中までです。そのため、Jr.のシーンはカット。
KOS-MOSの意識を取り込むことで、真なるマリアになろうと言うT-elos。
それを聞いたシオンは、マリアの復活に何の意味があるのか問います。
T-elosは呆れと怒りを込めた声音で言い放ちます。
『何も知らんのか』
『鍵たるお前が マリアの巫女たるお前が』
マリアの力は、
散逸する意識を収束し、魂を再生する。
そのとき ―
ツァラトゥストラは語りだす。
シオンがT-elosに羽交い締めにされピンチになりつつも、KOS-MOSがシオンを守ります。
お分かりでしょうか。この表情。
明らかに以前のKOS-MOSとは違い、表情があります。
実は、声もロボット調ではなく、感情のこもった抑揚のある喋り方をしています。
こんなの。惚れてまう(ry
おっと、解説を続けましょう。
マリアの意識が復活したとは言え、どうやらその復活は不完全なようです。
また、KOS-MOSはケビンたちが何をしようとしているのかは分からないと言います。
KOS-MOSがシオンに語りかける間、スルーされていたT-elos。
KOS-MOSの背後を狙うも、片手であしらわれる。
KOS-MOS『私はそれを阻止します』
T-elosはKOS-MOSの剣幕を高飛車に笑いながら
T-elos『面白い 存分に楽しませて頂戴』
~T-elos戦~
戦闘開始時に会話シーンがあります。
水着ですが、逆に巫女っぽくて良い?
どうやら、シオンも過去の記憶が失われているらしい。
戦闘は、初っ端からKOS-MOS出力全開でいきます!!
奥義「ブラッドダンサー」で攻撃力を大幅に増強。
ここで、驚きが。
艶っぽい!!
声がおしとやかになっています!
そして、必殺「G-SHOT」では、
今までセリフが
『排除します(無機質)』
だったのが、
『これで終わりです(迫真)』
になっていました!
さらには、アイテムを使用すると、
『どうぞ(真心)』と、結婚して欲しくなるような声(島本須美風)で使ってくれるではありませんか。
ここに来て、海抜0メートルだったKOS-MOSの愛らしさが音速で大気圏を突破しております!
にしても、KOS-MOS(マリアver)の声で全ボイス収録したと考えると胸が熱い。(声優は同じです)
巫女も負けてはいません。ウヅキ流「鷲落」で、T-elosを投げて投げて投げまくり、叩きつけたあとは正拳突きでしっかりダウン追撃(DOUBLE)を決めます。
T-elosの体力を削ると、第2の会話が ー
T-elos本気モード!?と思ったそのとき…
T-elosのboost(行動順の最初に割り込む)音とともに、ゲームが止まる。
何!?これが聖女の力か!?
具体的に言うと、ひたすらBGMだけが流れて一向にターンが進まない状態に。
今の自分では勝ち目がないと悟ったT-elosがプレステ2にダイレクトアタックするという展開に完全に意表を突かれた僕は、敗北を認めリセットすることに。
でも、このゲーム、イベントをスキップできる親切設計になっているので、本当に助かった。
こちらが、T-elosの本当の必殺技『U・TENERITAS』
浮遊大陸でKOS-MOSを破壊した相転移砲ですね。
T-elosのとびっきりのやさしさを受け止めたあとは、
こちらのターン。
これで終わりです
~戦闘終了後も引き続き会話ムービー~
T-elosはもう容赦しないとばかりに、相転移砲を構えます。
シオンは浮遊大陸での悪夢が蘇り、KOS-MOSに避けるように言いますが ―
KOS-MOS『心配要りません シオン』
KOS-MOSは事も無げに ―
T-elos『― 片手で相殺した』
今度は特大の相転移砲を繰り出すT-elosに向かって、KOS-MOSが歩き始めます。
KOS-MOS『シオン 離れていて下さい』
KOS-MOSもTENERITASが使えました。
よくバトルアニメにある”相手のエネルギー弾をこちらのエネルギー弾が打ち負かすやつ”が巻き起こり、
KOS-MOS
『残念ですがT-elos』
『これでお別れです』
KOS-MOSの強力な一撃を受け、倒れたT-elos。
共鳴を起こす2人のマリア。
KOS-MOSがT-elosを抱き寄せると、T-elosはKOS-MOSに吸収されていきます。
KOS-MOSを心配し、シオンが声をかけると、
・・・
いい。
<引用:ルイ『天空の城ラピュタ』>
次回に続く
本作では、KOS-MOSの心について、ほのめかすシーンが何度もありました。
たとえば、ユリとの会話(パート11)、KOS-MOSの修理(パート22)、シオンとKOS-MOSの会話(パート29)など。
“制御プラグラムから独立したコアモジュールからの直接割り込み”ってそういう意味だったのね。
つまり、KOS-MOSの中に眠るマリアの意識がシオンを守っていたと。
最初は、SFにありがちなロボットが学習によって自力で意識が芽生えるパターンの展開を予想していましたが、今回、マリアの意識が宿る(もしくは目覚める?)ことでKOS-MOSに心が生まれました。
実際、こちらの展開の方が熱いです。
ここで気になるのが、今のKOS-MOSは、マリアの意識を持つKOS-MOSなのか、KOS-MOSで受肉したマリアなのかです。要は、どっちメインなのか。
KOS-MOSが
『今の私はマリアであって マリアではない』
『この躯体は貴方が設計したものです T-elosなどに遅れは取りません』
と言うシーンがありました(下のセリフは尺の問題で割愛 )
これはマリアの主観で言っていると考えると不自然なので、KOS-MOSはマリアではなく、KOS-MOSにマリアのような情動が芽生えた形になっているのでしょう。なので、ほぼKOS-MOS?
もちろん、今後の展開で、マリアの意識が完全に蘇れば、ほぼマリアになったり、マリア100%になることは十分にありえます。
話が長くなりましたが、三作目まで引っ張ってきてのこの展開はにくいじゃありませんか。これを待っていたというプレイヤーもきっと多かったはず。全プレイヤーの心が全力疾走してしまったに違いありません。
いやいや、まだまだシオンとケビンが控えていますよ。
答え:目の色
次回【パート38】
前回【パート36】
すると、なんでツァラトゥストラが語りだすんでしょうか?
これだと、神の力を使っておきながら、ツァラトゥストラが『神は死んだ』と言うみたいな矛盾した展開になるので、うーん…
ただ、想像するに、ケビンの目的が母親の復活だとすれば、死者を蘇らせる力を求めるのは分かる気がします。