『鬼トレ』(ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング)を始めて3年10ヶ月、グレードSSSに到達しました!!
2020年からチャレンジ企画として鬼トレを継続し、企画終了後もワーキングメモリー強化そして脳の健康維持のために続けていましたが、まさか最高グレードにたどり着く日が来るなんて夢のようです。
努力が何かの形として現れるのはやっぱり嬉しいですね ✨
本記事の前半は成績報告、後半は鬼トレで学んだ成長の法則を発表します。
グレードSからSSSまでの成績
せっかく最高グレードのSSSまで到達したので、S、SS、SSSそれぞれの各種目の到達レベルをグラフにまとめました!
グレードアップに要したレベルアップは
S→SS:9
SS→SSS:9.5
レベルが1ずつ上がる種目と”速い”を挟んで上がる種目があるので、上昇値が同じかは分かりませんがグレードアップするためにはこのくらいのレベルアップが必要なようです。
グレードSは鬼トレを挑戦してからちょうど1年目のときに達成しました。
そのときの成績が能力ギリギリの地点に到達していることは間違いないので、よくまあこれだけ(約18レベル)上がったものだなとしみじみ思います。
グレードSSSにたどり着くまで長い道のりを歩んできましたが、そのなかで鬼トレが教えてくれたことがあります。
鬼トレではレベルアップとして表れたもの、つまり人間の成長についての法則です。
鬼トレで得られた経験則は、もちろん鬼トレに使えるでしょうし、勉強や趣味などのスキルアップに役立つでしょう。
その3つの法則をみなさんにお教えします!
成長の3つの法則
1.才能ゼロでも能力は伸びる
初めて鬼計算をすると達成度に応じて脳年齢を告げられます。
教授からの宣告は「あなたの脳年齢は50歳です」
当時ほぼ30歳であり、実年齢プラス20歳という結果に、白目を向いてひっくり返りました。
嘘です(笑)でも、心の中はそんな感じでした。
もともと仕事などで物忘れが多いという悩みがあり、ワーキングメモリーが弱いことを自覚していたからこそ始めた鬼トレだったものの、まさかここまでとは思っていませんでした…
そんな自分でも、鬼トレの最高グレードまで到達し、なによりその過程で「もうこれ以上上がれない」と何度も思いながら何度も壁を乗り越えてきました。
だから言いたいことは、才能がなくてもトレーニングを続けている限り能力は伸ばすことができます。
当たり前のように思えるかも知れませんが、「でも自分は頭が良くないから」、「どうせ自分には練習したって無理」と思うことってよくありますよね。
鬼トレで苦手だったことを覆す経験を実際にしたことで、「練習すればいつかきっと上達する」と信じられるようになりました。
2.成長は成功曲線的に起こる
みなさん、人は階段を登るみたいに1段1段一定のペースで成長する気がしませんか?
僕もそう思っていました。
でも、鬼トレあるあるなのがこちら。
到底クリアできないと思える壁にぶつかって、しばらく成長がストップする。諦めずに続けていると突然できるようになり、それだけではなく、次のレベルもすぐにクリアできてしまうというものです。
どうやら人間の成長は、ジェットコースターのようにゆっくり進んでから一気に加速するようです。
この概念は、ネットで成功曲線と調べてみると分かりやすいです。
僕が実際に鬼計算で経験した、成功曲線的なレベルアップの例をグラフにしました。
速い8バックに到達してから2ヶ月間全然レベルアップできず、心が折れかかっていました。2ヶ月後にようやくレベルアップできたと思ったら、翌日また1レベル、さらに翌日には2レベルアップという怒涛のレベルアップを経験しました!
このような経験は、一度ではなく何度もあります。
だから、トレーニングを続けてもちっとも上達しないとき、「練習したって意味ないじゃん」と諦めてしまいそうですが、実はそれは成長が息を潜めているだけです。
辛抱強く続けていれば、そのうち成長の急上昇が待っています。
3.小さな努力も積み重ねれば実る
鬼トレを続けていて抱える悩みのひとつに、継続の大変さがあります。
鬼トレは1種目1日5分までという時間制限があり長時間プレイできないものの、仕事などで疲れた日はめんどくさいし、調子が出ないせいでレベルが下がるのもストレスに感じます。
1年ほどは鬼トレを毎日(1日1種目)やっていましたが、だんだん辛くなってきました。
自然とやらない日が出てくるようになり、やがて成長とストレスを天秤にかけることになります。
頻度を減らせばストレスが減るけど、成長が遅くなる。
結局やめてしまっては元も子もないと思い、ストレスを減らすことを優先し、最終的には週2日土日のみ(1日1種目)になりました。
では、どうだったかですが、みなさん読んでいただいた通り、それでもグレードSSSまで到達できました。
約4年かかりはしましたが。
勉強にしろ趣味にしろ「何かを身に着けたいな、上達したいな」と思っても、「時間がないから無理」と思ってしまいます。
でも、週に2回たった1日5分間のトレーニングをやるだけで、鬼難易度の課題を突破し、超人の領域に到達できるわけです。
このことから、鬼トレじゃなく、例えば運動、学習、ゲームなどなんでも週末のわずかな時間で自分の新たな能力を開花させるチャンスがあると言えないでしょうか。
同時に言えることとして、頻度や量よりも継続が大切ということです。
嫌になってやめてしまっては無駄になってしまいます。
ほどほどに無理なく続けられる頻度と量を設定することが成長のコツでしょう。
やめてしまわない限り、いつかあなたの積み上げたものが実ります。
鬼トレで得られたもの
本作で鬼トレ各種目以外に挑戦していたものに集中時間測定があります。
鬼計算の10バック達成時にも、ワーキングメモリーが鍛えた効果が集中力に表れるのではないかと予想して、集中時間測定(難しい版)を行いました。
今回もグレードSSSに到達したということで、集中時間時間(難しい版)をやってみました。
その結果は…
ジャカジャカジャカジャカ
…ジャン!
1分24秒でした。(2回測定の平均)
…
短っ!
最高記録が4分1秒、鬼計算10バック達成時の記録が3分34秒だったことを踏まえると、その半分以下ですから、結果を見たときと言ったらもうね、笑ってしまいました。
チャレンジ1年終了時の報告では、集中時間測定の結果が伸びても集中力が上がったわけではなく”集中時間測定”というゲームが上手くなったのだろうと考察しました。
今回は、Nバック系のワーキングメモリーを超人並に鍛えてもたかだか2バックに過ぎない集中時間測定の結果がいまいちだったという結果から、それぞれの種目で鍛えられた能力が適用できる領域は意外と狭いことが伺えます。
となると、鬼トレで期待すべき効果は仕事の処理速度を向上させるといった二次的なことではなく、脳の活性化そのものに尽きるのではないでしょうか。
このあたりは、鬼計算10バック達成時に書いた記事の考察と同じ見解です。
とは言え、4年間の鬼トレの経験は人生にとって価値あるものでした。
鬼トレは常に能力ギリギリの挑戦を課すことで、限界を超えてプレイヤーを成長させてくれます。
成功曲線的成長や少ない練習頻度でも成長する可能性の発見は、この難易度調整システムでなければありえなかったでしょう。
僕にとって鬼トレとは、脳のトレーニングマシンであるとともに、成長を可視化してくれる観測機でした。
この経験で培ったマインドセットは代えがたいものです。
「結果の浮き沈みに一喜一憂しない大局観」
「一向に上達しなくても必ず成長できるという自信」
「無理せず自分のペースで進んでいいという安心感」
これからの人生、鬼トレで得られた観測結果とマインドセットを様々な挑戦に活かしていきたいです。
さいごに、脳トレ、鬼トレをがんばっているみなさん!
壁にぶつかって投げ出したくなる日もありますが、ちょっとぐらい投げ出しても大丈夫です!応援しています!
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